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何人かの人が読んで下さっているようでうれしい限りです。

Ⅰよりは短いですが気にしない(笑)

目を開けた世界は、青碧蒼、様々な青が周りを染め上げている、水の中だろうか、違う普通に息ができる。どちらが上か下かも分からない。

足元から手のひらサイズの球体が一つ上がってきた。手で触れると分裂してしまった。そしてさらに上昇していった。まるで気泡のように。下から様々な形の球体が上昇してきた。その中の一つバスケットボールくらいの大きさの球体が体を通り抜けた。と同時に悪寒と痛みが体を襲った。痛み自体は針がチクッと刺さる程度なため放っておいてもいいのだが、真夏の肝試し大会の背筋が凍りそうな悪寒に近い。もしくは、母親に怒られることを自覚してしまった時の感じにも似ているかもしれない。逃げ出したくなった。

手足を動かして球体を避ける努力をした。コツを掴むと楽に動けた。息継ぎを考えなくて済む分、潜水よりも楽に感じた。球体から離れ周りを見渡すと、青い景色と謎の球体以外何もない。上に行くことも考えたが、上空は見えない下の方がまだ何か手がかりがあると思い、球体を避けながら沈んでいった。

周りは原色から藍色へと景色を変えていった。下へ行くほど球体は大きくなっていった。

いきなり大量の球体が湧き出てきた。すぐに悟った。

「避けきれない!」

体中に球体は突き抜け、痛みが走る。重なる痛みは針では留まらず激痛が走る、逃げたかったが逃げたくなかった、ここで逃げたら二度と変えられない気がした。あまりの痛みのせいか意識が飛びそうになる、何かが頭の流れる。


濁った水の中?光が見える・・・・・現実の世界?周りは瓦礫が流れている、あれは家か?体中が痛い、手足が動かない、やっとの思いで視線を下に向けると腹に瓦礫が刺さっている、そこから朱い紅い糸のように濁った水と混じりあっている、よく見ると体中傷だらけだ。死んでいる?信じられず叫んだ。


目を開けるとそこは薄暗く青い世界、さっきと違うことは球体ははるか上に上昇していて何もない、そして体が流されている。まるで竜巻のように渦を巻き中心に向かっている。

下を見ると、それは不気味に悪く笑みを浮かべ、顔は丸く黄色く、ところどころに黒い丸がある、そうクレーターのよう!そう満月が吸い込んでいる、足掻いても力負けしてしまう、あがなうことはできない、目を閉じた。


次はどんな世界に飛び込ませようかしら

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