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19.いざ、31層から

 池上翔太 17才 チビデブぼっちの最底辺の男です。


<最早、全開全力>

 31層からの探索が始まった。

 ここからは、マップがないので自分で適当にマップを書きながら虱潰しに走り回る。

 31層は、殺し屋大スズメバチ、通称キラービー。

 ぶつかりながら、強い顎と鋭い牙で肉を噛み切る。

 大きさは、ビーチボール位ある。形も真ん丸で蜂なの?と思うが、羽と顔が蜂っぽい。

 カイトシールドを大きくして、2枚をくっつけて迎え撃つ。

 蜂が”がんがん”音がしながら盾にぶつかってくるが、お構い無しに周りを探索する。

 後ろから襲ってきた蜂は、スーツを”ガジガジ”する。それの頭を手で”ブチ”っと握りつぶす。

 3日目でやっと32層が見つかった。

 宝箱は出なかった。

 4日目は、地図の埋まってない地域の残りと壁をタッチしながら、トラップ部屋を探す。

 何も出なかった。

 ちょっと31層の蜂はウザいので、35層にあるセーフティーゾーンを30層攻略拠点にしようと思う。

 セーフティーゾーンが本当にあるかは未踏破なので分からないが、10,20層には中間にセーフティーがあるので、流れであるんじゃないかと思っただけだ。

 あったのでホッとした。


 32層から35層まで、ひたすらマップ作成に励んだ。

 リミットオーバーは欠かさず使い、魔物を倒した。

 その後32層に戻り、壁の探索を行う。

 何もなかった。


 もう日にちは気にしないことにした。

 出るまで帰る気はない。


 それから、39層まで攻略したが、宝箱から探知機が出てきた。

 探知できるのは、モンスター、宝箱、罠などだ。

 ダンジョンショップの壁にも飾られていた。5千万円。

 一般の魔法使いでも使用可能だったが、周囲100m、10回/日程度だったので、誰も買う人はいない。

 一応、岩の下や草原の草の中に宝箱が埋まっていれば、有効かもしれない。

 周囲100mだと、目で見てもあまり差が感じられない。貴重な魔力をこれだけに使うわけにもいかない。


 俺の場合は、魔力的に減った感じもしないので使ってもいいのだが、攻略スピードが落ちてしまうので使わない。


 40層のゲートキーパー戦は、獅子頭、豹の胴、ワニの尻尾のキメラだった。

 口から火を吹き、マジックキャンセラーのハウリングをするのだが、厄介だったのは俊敏性と牙の強度だ。とにかく速く噛みつく。

 スーツを破られたのは二度目だ。

 何とか足を潰して、勝ったが強敵だった。


 ❖のマークはレインボーしか無かった。

 アナウンスは、「魔力品質 極上7、魔力濃度 最高9、魔力量 特大9」 

 中身は、頭に付ける探知機だった。10km四方をカバーし、トラップ部屋も分かる。

 宝箱産の探知機の上位互換と言っていい。

 もう一度21層から、39層まで探知し直したら、トラップ部屋は無いが、宝箱が12個出てきた。

 内容は、レイピア・大剣・槍・胸当て・手甲・青ポーション(体力回復)・赤ポーション(魔力回復)などなど。

 期待した緑ポーションは無かった。


 41層から49層まで探索した結果は、トラップ部屋なし、宝箱14個だった。

 内容に期待するものは無かった。

 トピックスは、大型の魔物が多かった。

 20m超えの蟹、ロボットゴーレム、翼竜ワイバーン、でっかいスライム、マンモスなど

 この中で、謎金属で出来たゴーレムには、少々苦戦した。

 最終的には、居合抜き消滅波斬で倒したが、鍛錬の甘さが出てしまった。


 ・・・もっと、下に行かなければ。


 50層のゲートキーパー戦に即入ろうかと思ったが、お宝探しを中心にしていたので、各能力の全体的底上げが出来ていない。

 焦る気持ちを落ち着けさせ、鍛錬に励んだ。

 ・

 ・

 何日経ったんだろう。  

 いや、日付を見ると焦りになる。

 間に合わないかもと。

 焦りは、死につながる。

 俺が死ねば、真美は死ぬ。

 ・

 ・

 49層までの魔物は、狩り尽くした。

 剣は、りんりんと鳴らなくなり、無音だが圧力を感じる。

 剣だけでも、魔弾だけでも、盾だけでも手甲で殴っても瞬殺できる。

 居合も相当な領域に居ると思う。スイング魔弾も、瞬間衝撃波もソニックバズーカも範囲殲滅できる領域にきてしまった。

 ・

 ・

 もういいだろうか。

 ・

 俺は、50層のゲートキーパー攻略を決断した。

 10分間瞑想し、両手で頬をぱんぱん。


「行くぞ!」


 50層の扉を開こうとすると、頭にアナウンスが流れた。


「チュートリアル、魔力品質 超極上、魔力濃度 超最高、魔力量 超特大 最大値に達しました。

 次の段階に進む事を許可します」


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