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第6話 奏の呟きみたいなもの
祢音お姉様という、私が知らないはずのことをいくつも知っていた人。あの人と別れてからいくらか時間が経ちました。お兄様も私を護るといいながら、影でこっそりと鍛錬を怠りませんでした。ぶっきらぼうだけど、いつも私のことを考えるお兄様。私はお兄様の親友の涼子さんからいろいろと私が本来必要であるべきものをいろいろと教えて下さいました。
私は「数多くのプロジェクトの実験から生まれた人工機械生命体」と最初は思っていましたが、お兄様やいろいろな人たちの心を知り、私にも似たようなものを抱いているんだと改めて実感しました。だから、今の私があるような気がします。最近ではわりと学園生活や任務等で疲れることも多々ありますがそれは今の私にとっては必要なことなのです。
「‥‥だから、これからもずっと私のそばにいて下さい。兄さま‥」