表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4月1日の母ちゃん  作者: はしたか みつる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

28/28

ミッション7:第2・5のリープ先で母ちゃんを探せ! / 2

 俺とジュリリンの気配を察知してか、しじみがギュイン!と俺の方を見た。そして、猫目からドバドバと涙を流した。猫って泣くんだ、と何ともズレたことを思う俺。あさりとはまぐりも俺の方を見た。……しかし、しじみの涙は嬉し涙では無さそうだった。


 悲しみの理由を聞くのが、怖い。



 「し、しじみ……?」


 「……香織がディップに捕まったにゃ」


 「……え、」



 マジ、か。でも、それで良かったんじゃないか?と思う俺もいる。でも、俺は母ちゃんを守るって誓ったし、まだ半分も親孝行をしていないんだ。俺はディップのおっさんから母ちゃんを取り返す算段を付ける。


 しかし、相手は天使だ。ピストルやらガトリング砲やら、銃火器の類も持っていないし、ジュリリンのカッター1本でどうにかなるとは思えないし。そもそも、母ちゃんがディップの手で天に召される前に母ちゃんを見つけられるかどうか。……弱気になる。



 「大介、天使と生者がやり合って、生者が無事だった試しはないにゃ。それでも、香織を取り戻したいなら、にゃーたちが協力するにゃ。これはもう、退屈しのぎでも何でもない、情からの協力にゃ。どうするにゃ?」


 「……頼むよ。もう1回、危ない目に遭わせちまうけど。樹里さんはこれから、どうするんだ?またリープか?」



 しじみは、任せておくにゃ!と胸を張り、ジュリリンはポケットからカッターを取り出して、チキチキチキ、と刃を露出させ、そして、言った。──追手の片割れを倒せたら、少しは楽になるから協力する。……決まりだ。俺としじみ・あさり・はまぐり、そして、ジュリリンはディップを倒す。


 ディップの方は進んでジュリリンを捕らえようとしてはいないようだが、俺たちと会う前に何かしらあったのだろう。しじみは俺に小型の拳銃を渡し、そして、決して教えてくれなかったタイムリープの詳細について話し始めた。聞いた感想は「厨二病」だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ