6:~無駄な運命の出会い~
なろうに初投稿しますよろしくお願いします!
――はい、村を出てから一週間経ちました。
あのですねぇ、クロウくんはですね、帝都のある南に向かおうと思っていたわけですよ。
遠いのはわかってるけど、頑張って歩いて行こうと思ってたんですよ。
それなのにさぁ~~~~~~???
「はぁ、はぁ……あのームラマサさん、そっちは東なんですけどぉ!? トンチンカンな方向にダッシュしないでくれますぅ!?」
――魂 魂……!――
「あ、聞いちゃいねえコイツ」
薄暗い森を全力ダッシュする俺の身体。
……はい。魔剣ムラマサくんはお腹がすくと強そうな魔物のいるほうに走っていっちゃうわけですよ。
おかげで全然目的地に着くことが出来ねえ。身体もめちゃくちゃ疲れるしな。
「うぅ……魔物との戦闘も怖いしさぁ……」
ムラマサに操られている時の俺は強い。ボーッとしてる間に、どんな魔物も倒してしまう。
だがしかし。戦っているのはあくまでも俺の身体だ。
目の前を爪や牙がギリギリで通り過ぎていくため、まったく生きた心地がしない。
「はぁぁ、いつ怪我をするかわかったもんじゃねえ……」
息継ぎついでに溜め息を漏らす。
正直このままでは、魔物の攻撃を喰らわなくても筋肉が千切れかねない。
ムラマサが満腹になってる間に、疲れた身体を引きずって出来るだけ南に向かって、やがてまたムラマサが腹減ってとんでもない方向にバトルしに行く流れの連続。もうきつすぎる。
「うーん……いっそ、身体が自由な間に自主的に戦って魂を食わせれば、ムラマサが腹を空かせることも……って、そりゃ危険すぎるよなぁ」
俺自身は素人だからなぁ。それで死んだらアホすぎる。
「どこかで馬車とかに乗れたら、身体が自由な間にぐっと前に進めるんだけどなぁ。
ま、そんなもんがあるのは帝都周辺の『安全圏内』くらいかぁ……」
そこに向かいたいっていうのにさぁ、はぁ。
俺は何度目かになる溜め息を吐いた。
――魂――!
とそこで、ムラマサの嬉しそうな声が響いた。
目当ての獲物が近いらしい。森を駆ける足がさらに加速する。
「うーん、次はどんなヤツとバトルになるんだか」
強い魔物ほど美味しいみたいだからなぁ。いやだなぁ~。
そう思いながら(勝手に)走り続けていくと――、
「――くっ、ここまでなのか……ッ!」
不意に響く女性の声。
鬱蒼とした茂みを抜けると、そこには巨大な牛人の魔物『ミノタウロス』が、女性を殴り潰さんとしていた。
俺はハッと目を見開く。
人が殺されそうになっててビックリというのもあるが、注目すべきはその女性の容姿だ。
歳は二十代そこそこといったところか。金髪の長い髪に気の強そうな蒼い瞳、白い肌に桃色の唇をしていて――って顔とかは今どうでもええわ!
問題は服だよ服。彼女の纏っている白い軍服……あれはたしか……。
「(聞いたことがある。あれは、『魔導騎士』の恰好だ!)」
魔導騎士。それは国軍に所属する魔導兵装使いのことだ。
危険な魔物を討伐したり、兵装を悪用する黒魔導士をぶっ殺すことを目的とした、現代のおまわりさんだ。
こ、これはまずいぞぉ!
(まずいまずいまずいまずいっ! もしも俺が、許可もなしに魔導兵装を振るってるのが見られたら――って、あぁっ!?)
勝手に飛び出す俺の身体。
ムラマサさんはいつだって食欲第一だった。俺が逮捕されるかもしれない、なんてことはどーでもいいとばかりに、漆黒の異様な刃を引き抜いた。
ハイどう見ても魔導兵装です、本当にありがとうございました!
(あぁぁぁあっ、もうこうなりゃヤケだ! やっちまえムラマサ! ちょうどいいタイミングでイイ感じのセリフを吐いて、例の『断罪者』アピールするから!)
それで兵装の使用が見逃されるかは知らんが、俺が自由に使えるのは口だけだ。やるしかない。
『ブッ、ブモォッ!?』
迫る俺へとミノタウロスが気付いたようだ。
だがもう遅い。俺の身体は(骨をミシミシさせながら)何メートルも飛び上がり、牛人の首元まで迫ると―、
「悪よ、滅びろ」
斬魔一閃。
一瞬の内に首を刎ね、その命を刈り取ったのだった(※その後、着地したら足首がゴキッていった。うぎゃー!?)。
(うぉぉぉぉぉおおッ、超イテェぇえええッ!? 疲労も溜まりまくってたし、いよいよ足がイカれたかもぉぉぉお!?)
正直言って泣きそうだ。
でも俺は必死で涙をこらえると、キリッッッとした顔で倒れゆく魔物の死骸を睨んだ。
さぁ金髪の女騎士さん、断罪者アピールいきますよぉ~?
「――裁きの刃に散るがいい。純白の華を散らさんとした報い、神に代わって俺が与えよう」
キリリッッッとした顔で言い放つ。
……ハイどうでしょうか女騎士さん、今の俺のセリフは!?
裁きの刃ってところで断罪者ポイント+50、神に代わって報いを与えるってところでさらに+50の、合計100点なセリフだと思うんですけど!
さぁさぁ、女騎士さんの反応は!?
「っ――純白の、華っ!? 行き遅れのこのわたしがぁっ!?」
顔を真っ赤にする女騎士さん。かわいらしいですねー。
って、反応するところそこじゃねえよッッッ!?
※6話でようやくヒロイン出せました! これで表紙に女の子を書けるので、次の書籍化候補を探してる編集さんも声をかけてくれると思います!
歳は二十代後半ですけど……ありですよね!?ね!?
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