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任命式(プロローグ2)

2回目

「騎士王アリシア・フォン・カタルシアの権限を以て蒼翅蒼穹を円卓騎士団第8席に、天斬綾音を第8席専属従騎士に任ずる。皆、彼らに祝福を。」


と、騎士王が言ったすぐ後に俺らを祝福する為に参加者がてを叩き出す。


本当嫌なのに…


「では、蒼翅蒼穹及び天斬綾音、前へ。」


「「はい。」」


俺達は騎士王の前へと進み出ると、騎士王が椅子から降り、隣に控えていた騎士から懐中時計と勲章を受け取り、こちらへと歩んでくる。


「では、蒼翅蒼穹には第8席就任に伴いこの時計と空母『エンタープライズ』を与える。これからの活躍期待している。」


「はっ、陛下の期待に応えて見せましょう。」


と、頭を下げると陛下がプッと笑いかける。


いくら俺がらしくない行動をしていたとしても、こんな公の場で笑うのはやめろよ。


「ふぅ、では、天斬綾音は第8席就任に伴いこの勲章を与える。これからもこの至らない所のある阿呆を支えってやってくれ。」


「はっ、しっかり支えていきます。」


と、キリッと綾音が頭を下げ受けとる。


「これにて、任命式を式を終了とする。これより祝賀会へ移るのだが、今回の祝賀会に呼ばれていないものは速やかに退出せよ。」


と、陛下が言うと呼ばれていないであろう貴族や他の騎士達が不満そうに又は他の円卓騎士の従騎士達に強制連行されていき、残ったのは陛下…いや、アリシアの側近と呼ばれている者達のみが現在大広間に残っている。


「ふぅ、じゃあ、ここからは無礼講よ無礼講、皆騒げ‼」


「「「「「イエーーーイ‼」」」」


と、叫びながら隠し扉に直行し円卓騎士団の詰め所で飲めや歌えやの大騒ぎ、もちろん俺らはそんなのに混じらず隅っこで黙々とご飯を食べていますよ?ほら、ボクタチカレラニツイテケナイ。




「楽しんでるか?主役のお二人さんは?」


「一応楽しんでるよ、騎士王陛下。」


「右に同じ~。」


「そう言ってくれるな、その名はあまり好かん。学園の時みたいにアリシアと呼んでくれ。」


「はいはい、姫様、姫様。」


「姫様、蒼穹くんをたぶらかさないでくださいます?」


と、銃を抜く綾音。


「ほら。」


と、俺が姫様に言うと


「そうだったな。すまない、綾音。」


「わかってもらえれば良いんです。」


と、銃を納める。


「お前たちはどうするつもりだ?」


「ああ、その事か?帰郷して向こうの学園に1年留学するつもりだ。」


「私もです。」


「そうか、じゃあ、我が騎士達が何も持たずに行くのは忍びないからな。エンタープライズに乗っていけ。」


「適当な輸送艦でいいんだが…。」


「私のプライドが許さん。それにお前『ヤタガラス』を持っていかないつもりだろ?」


「そりゃ、まぁ…」


「あんな危険物置いておくな‼持っていけ。それに、最近出雲がキナ臭いそれくらいの戦力は持っておいた方が良い。」


「わかったよ。綾音もそれでいいか?」


「固いベットから解放されるっぽいしそれでいいよ。」


と、安請け合いする綾音。


「なら、決まりだ。我が騎士の一人蒼翅蒼穹に1年間の山城大使館勤務を命じる。」


と、姫様が俺に命じる。


「は、お心のままに。」


と、俺も返しておく。


「なら、準備は早いに越したことはない。おい、マーリン。」


「何か用かい?」


「さっさっと『ヤタガラス』を仕上げておけ。」


「了解~。」


そして俺達の方を向き。


「さっさっと行け。」


「「了解しました。」」


俺達は部屋を出た。










その後諸々の準備をしているうちに一週間がたった。








さぁ、故郷へと凱旋だ。

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