魔の目
やっぱり小者は小者なんだよな
「2人を守りながらワシ等2人と戦うのは辛かろう‼️己の愚行を悔やみながら死ねい‼️」
そう威勢よく啖呵を切る割にはさっきから杖振ってるだけなのマジで笑かすんだが、ついでに杖なんて補助輪使っても魔術がド下手なのはもっとおもろい。そう思いながらひたすら俺に肉薄してくる女を剣でいなす。
「私の攻撃をいなすなんて思っていたより強いのかしら?」
「さてね、お嬢ちゃんこそおしゃべりしながら戦うなんて余裕の顕れかい?」
と、両手のナイフを砕き、頬を剣で掠めてやる。
「あっれぇ?案外弱いかな?」
「クソが‼️私の綺麗な顔を‼️」
と、蹴りをいれてくるが、それを避ける。
「蹴りはこうするんだよ‼️」
とだけ言い、女の腹に思いっきり蹴りを叩き込む。
「桃果‼️今助けるぞ、ゆけ‼️魔弾。」
ジジイが魔法を放とうと杖を振るおうとするが…
「断て。」
俺がそう唱えると虚空から刃が現れ杖を真っ二つにする。
「な…転移じゃと…」
ジジイは驚きに目を開く。
「どうした?何に驚いてる?これが魔術ってやつだろ?ジジイ?」
驚いてるジジイに教えてやるが
「認められるか‼️あんなものが魔術であってたまるか‼️だいたい貴様、何故杖を持たずに魔術を行使できる‼️」
純粋な疑問なのだろうが、その歳まで生きていて何故俺が杖を使わず魔術を行使できているのがわからないのは控えめに言って魔術師失格だろ。やはりコイツは魔術を語る資格もない。
「穿て。」
それだけ唱えれば無数の魔弾がジジイの体を打ち付ける。
「グボ、この悪魔めが…」
とだけ言い残しジジイは床の上に倒れこむ。
「お祖父様‼️調子に乗るな‼️田舎騎士ガァ‼️」
絶叫しながら綾音の方へと飛びかかるが…
「穿て。」
その一言で女も吹き飛ぶ。…コイツら学べよ…
しかし、この女はただ伸びているわけではなく。
「ウッ、クッ、思ってた以上によくやるわね…私も本気を見せてあげるわ‼️私の虜になりなさい。」
女の右目が淡いピンクに光る。
おそらく魅了の魔眼だろう。それもかなり低位の…なんでそれでそんなにドヤ顔が出来るのか小一時間問い詰めたいくらいには低位なんだけど…
「さぁ、あなたの手であなたの大事なものを殺しなさい‼️アーハハハ‼️あぁ、いつでも私は美しいわぁ‼️」
あー、もう全部滅茶苦茶だよ。とうとう悦に入っちゃってるし…別に全くもって魅了効いてないのにね…別に右を使う相手でもないか…それにしてもあれだけイキられるのはもう才能か?なんにせよウザいな。
「ウゼェ、そろそろ黙れ。」
左目に魔力を込めながら言う。
「アグ、な…」
女が話せなくなるも果敢に飛び付いてこようとするが、威圧を放つことで地べたに押し付ける、左目から放たれる威圧により女が白目を剥き、泡を吹き出す。チッ、弱すぎるだろ…
「はい、蒼穹くんそこまで。もうお話出来ないじゃん。そこまでだよ。」
そう綾音さんに止められる。
「あ…」
そういや、コイツらお話とやらに来たんだっけ…
「忘れてたわ。」
「そんなことだろうと思ったよ…」
少しでも面白いと感じましたら、ブックマーク、感想、評価、レビューの方頂けるととても嬉しいです。
さーて、ストックがない。
次回からは真面目に悪巧みが始まります。




