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1日目:再会

 間違いない、あの人だ!

「花ぁ澄ィィィィィッ!!!」

 俺は、人目も構わず大声で走り出した。

 花澄と呼ばれたその人・・・薫咲 花澄(かおるざき かすみ)は、俺に気づくなり「あっ」と言い、にっこり笑顔になった。

 花澄のところへ走り出すとき、幼稚園の頃の記憶が鮮明に蘇っていた。


 

「緑君・・・。今日でお別れだね」

 卒園式の日、花澄は私立の魔法小学校に入学することになった。俺は超能力の小学校に行くことになったのだが、超能力の小学校に行くのはこの幼稚園では俺を入れて二人。この幼稚園は、魔法系の小学校に入学する人が圧倒的にいるくらい超能力者が少なかったのだ。

「うん・・・。でも、ボク小学校でもがんばるから! たまに会えたら話しかけてね!」

 今より少し気が小さい俺。

「ありがとう緑君! じゃ、またね!」

 そう言うと花澄は、お母さんと一緒に手をつないで歩き出した。



「花澄! 6年ぶりだな。久しぶり!」

 俺が言うと、花澄がこっちを振り向いた。

「あ? あ、確か緑って人? ・・・うるさい」

 はぁ?

 これが・・・これが花澄なのか? あの清純で清らかで純情な薫咲 花澄本人なのか!?

 容姿は間違いなく花澄だ。しかも雰囲気というか、オーラも花澄・・・。

 俺がポカンとしていると、花澄が話し出した。

「ていうかさー、ウチ友達さがしてんのー。あぁ、マジあいつどこ行きやがったんだよ」

 と言って、花澄は爪をいじり始める。

 6年ぶりの再会ってのにこんな話し方アリかよ!? まぁ、6年の間に変わってたなんてことあるけどさ・・・。

 そういえば、俺の友達もどこに行ったんだろう? 校門をくぐる前までは一緒にいたのに。

「おーい! 緑っ! まったくどこ行ったのかと思ったじゃん!」

 あ、来た来た。

 黒に染め直したが未だに髪の先端がうっすら金っぽい色になっていて、語尾に「じゃん」をつけるのが特徴のあいつは、あいつは・・・。

 通称「ウザい奴!」(本名:青川 深黒(あおかわ みくろ)

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