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屋上 [完]
「お前こんなところで何してんの?」
「別に」
「んだよその態度!サボってるのバラすぞ」
「お前も一緒なのに?」
「.....」
「バカ?」
「るっせぇ!ヒマなら付き合え!!」
「冗談。誰がお前なんかと」
「いいから、いいから!」
無理矢理腕を引かれ、連れ出された。
結果、教師に見つかり説教を受けた。
その日から何度も、遊ぼうとか昼飯一緒に食べようとか誘われたが、断り続けた。
その度に、一瞬傷付いた顔をするのを見て、苦しくなった。
それでもあいつは、学校にいる間は俺の傍にいた。
仕方なかった。
長くは一緒に居られないから.....
本当は、声をかけられることが嬉しかった。嬉しくて、胸が傷んだ。
限界、だった。
いつか傷付けるくらいなら.....
せめてもの罪滅ぼしに、精一杯の笑顔を。
最期まで、どこにも一緒にいけなくて、ごめん。
青髪の彼Ver.
屋上はこれで終わり。
思い付いたものを書いた為に、設定はガバガバです笑