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Place  作者: ゆきだるま
屋上
5/6

屋上5


「お前こんなところで何してんの?」


「別に」


「んだよその態度!サボってるのバラすぞ」


「お前も一緒なのに?」


「.....」


「バカ?」


「るっせぇ!ヒマなら付き合え!!」


「冗談。誰がお前なんかと」


「いいから、いいから!」


無理矢理腕を引いて、連れ出した。

結局、出口で先生に見つかって遊びには行けなかった。

それからも何度も誘ったけれど、同じ時間を過ごしたのは学校だけだった.....。


放っておけなかった。

そうしたら、煙みたいにすうっと消えてしまいそうだった。


自分では気付いてなかったみたいだけど、時々すごく悲しそうな顔してたんだよ。

もう、そんな顔を見ないで済むのかな?

それなら、さ。


最期くらい、一緒にいさせてよ。


赤髪の少年Ver.

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