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異世界最強魔剣士の父と現実世界最強の魔導師の母をもつ子供が異世界転移  作者: めいがしん
第4章〜火の魔王イブリース篇〜
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第81話 5火条のスト



魔国アンゲルスから魔国エブリスの道のりは広大な魔大陸を西南に進むと魔国エブリスの領域に入る

俺とコウはイブリースの配下でありリルの兄である2火条のリトと合流するため魔国エブリスの西の外れにある【炭焼きの廃村】(コーラン)に向けて歩みを進めた


「ルシファーの話じゃ、コーランはリルの生まれ育った場所らしい」


「はい。こんな時にあれですが、リルの育った場所を見れるのはうれしいですよね」


「だな。リトもいい奴だといいんだが。それより、魔大陸は魔物の数が多いと聞いたが全く現れないな」


「そうなんですか?魔大陸はたしかに魔物しかいませんが、野良の魔物はそんなにいませんよ?ある程度の村や集落、小国がある為か野良の魔物はそうそういません。どちらかと言うと人大陸の方が野良の魔物の数は多いと思いますけどね?魔物は人間の負の魔力で生まれますからね」


「…たしかに。森や渓谷なんかは魔物が多かったな」


「でも、魔大陸の魔物の方がかなり強いので注意は怠らない方がいいですけどね」


「そのようだな。ほら、きたぞ」

突如上空から翼の生えた生き物が2体、こちらに気づき滑空してきた

「スキル 鑑定」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 キングワイヴァーンLv290 ランクA

スキル 火吹

    口から火魔法を吐く

    

    火体

    火魔法耐性

    火魔法付与

    火魔法威力上昇

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ランクAの割にはレベルが相当高いな」


「きっとあれのおかげですね。見てください」

コウがワイヴァーンの首元を指差していった


俺が目を細めて見ると、十字の剣のマークに背景が炎のような紋章が入っていた


「あれは?」


「あれが魔王イブリースの紋章です。あの紋章が入ってると言うことは配下ですね。魔王イブリースの魔力にあてられて強くなったんでしょう」


「なるほど。…くるぞ!」


ワイヴァーンは俺たちに向けて口から火を放った

それを軽く避け、剣を抜き魔物に向けて構えた


「何者だお前達!魔王イブリース様の領地付近で何をしている!?」


「見ない顔だな。兄者、イブリース様に報告に向かうか?」

ワイヴァーンは空を飛びながら喋った


「なんだ?喋れるのか?」


「魔王の配下はその魔王の魔力によって進化します。その恩恵でしょうね」


「報告に向かわれたらめんどうだ。闇魔法 夜空ノクスシエロ

俺の剣から放たれた黒い斬撃は兄と言われているワイヴァーンの片翼を斬り裂いた


「ぐぁぁぁ!!」

ワイヴァーンは痛みで叫び、地面に落ちた


「あ、兄者ー!」


「コウ、落ちた方は任せるぞ」


「わかりました。恨みはないですが、これで終わりです。風魔法 狼風双牙クルイーク

風が纏った爪の攻撃で瀕死のワイヴァーンにトドメを刺した


「闇魔法 超重力オーバーグラビティ


「がぁ!!か、体が重い!」

重力魔法でもう1体のワイヴァーンが地に落ちた

「ぐ…。お前ら一体何者だ!!よくも兄者を!たった1人の兄者を!!」


「わるいな。別に恨みがあるわけじゃないが、先に手を出してきたのはお前達だ。それに、イブリースの配下ならなお見逃すことはできないんでな」


「お前たちまさか!?イブリース様が連れ帰った器の仲間か!?殺したと聞いていたぞ」


「…そうか。訂正しておくがリルは器じゃない。俺達の仲間だ!!スキル 精神操作スピリチュアオペレーション

体から漂った黒い魔力がワイヴァーンの頭に入った


「……!!。ぐぁー!なんだこれは。頭が、頭がぁぁぁー!」

ワイヴァーンは叫ぶと、バタっと倒れた


それを見ていたコウが驚いて言った

「なんですか?今のは」


「さっきのスキルか?闇の勇者となった時に手に入れたスキルの1つだ。格下の相手の精神を操ることができる。もちろん殺さずに瀕死の状態にもできるんだが、殺したよ。どうやらこいつらは戦争の先遣隊として向かうところだったらしいな」


「わかるんですか?」


「あぁ。このスキルは相手の精神に干渉する技だからな。それより、イブリースはどうやら戦争に加担するつもりかもな。アンデル王の読みが当たったか?」


「その可能性が高くなりましたね。ですが、あの傲慢なイブリースがラーヴァナの配下に降るとは思いませんが」


「どうだかな。ラーヴァナの寝首を掻くつもりなのか、あくまでも協定なのか。だが、これで俺達の重要性は上がったな。イブリースを戦争に向かわせたら人国の被害はさらにひどくなる」


「そうですね。タイミング的にも転生を終わらせてから向かうはずです。その前に倒しましょう」


そんな話をしていると軽い地鳴りと共に目の前から多種多様な魔物の大軍が進行するのが見えてきた


「あ、あれは…」


「どうやら、イブリースの軍のようだな。それにしても多いな」


「軽く1万はいそうですね。ルシファー様が言っていました、魔王イブリースは繁栄力がずば抜けてると。その為、側近や自軍のほとんどは自身の直系や古くから使える魔物の直系で構成されていると。軍事力だけなら既存している魔王とは比べ物にならないらしいですよ」 


「あれだけの数がいても、自軍のほんの一握りってことか。率いているのは誰だ?」


「ここからではよく見えませんね」


「トーレ、魔力感知を拡大して、鑑定を複合できるか?」

『可能です。私の方で魔力感知を行うので、空は鑑定をお願いします。ただし、大量の魔物の鑑定を行うことになります』

「魔力が1番高いやつだけ魔力感知をあててくれ」

『了。魔力感知!』

「スキル 鑑定」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    スト Lv.350 ランクS

スキル 炎体

    火魔法威力上昇

    火魔法耐性


    身体強化Lv.10


    弱再生Lv.6

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前有ネームドか。確か5火条の1人だな」


「数が多いです。フェンリルを出します!」


「いや、大丈夫だ。闇魔法 天空フォーマメント

周りに黒い剣が10本現れた

「さらに、これでどうだ?闇魔法 虚空ヴォートオスクロル

現れた10本の剣先が魔物の大軍に向けられ、大規模な闇の光が放たれた


大量の虚空が大軍を、その進軍していた地面もろとも消し飛ばした

砂埃と悲鳴が飛び交い、数秒すると、そこには大量の魔物達の死体が転がっていた


『スキルを獲得しました【火魔法耐性、水魔法耐性、風魔法耐性、光魔法耐性、闇魔法耐性、身体硬化、身体強化、身体装甲、軟体、剛体、火魔法強化、水魔法強化、風魔法強化、光魔法強化、闇魔法強化、剣術強化、毒耐性、毒虫、毒牙、etc……】』

「多いな」

『スキルの確認、定着、整理の為私は少し戦闘から離脱します。大丈夫ですか?』

「あぁ、任せた」


「す、すごい。1万はいた大軍を、こうもあっさりと。それに、今まで虚空を使っていたらバテていたのに、全然平気なんて…」

コウが虚空で消しとばされた大軍を見て言った


「コウ、わずかに生き残った奴らのトドメを頼む。俺はストを倒す」


「わかりました。ですが、ここらは結構距離がありますよ?」


「問題ない。魔法感知が届くなら範囲内だ。闇魔法 物体交換オブジェクトトレース

コウとストの場所が入れ替わった


コウと入れ替わり現れたストはボロボロの姿で地面に蹲っていた


「…ハァハァ。場所が…?あの黒い光は、お、お前がやったのか?」


見た目は人間に似ているが、蛇のような見た目だな…

「あぁ、そうだ。5火条の1人もこんなものか。お前に聞きたいことがある。イブリースは戦争に参加する気なのか?」


「教えられるか!!よくも仲間達を!イブリース様からの命を!ゆ、ゆるさんぞ。5火条である、炎爬のストをなめるなよーーー!!」

ストは無理矢理地面から立とうとした


「こっちが質問をしてるんだ、黙ってろ」

俺はストの背中に剣を刺した


「ぐぁーー!」


「急所は外してある。微量の魔力を流したから動けないだろ。答えろ、イブリースは戦争に参加する気か?」


「ぐっ…。イブリース様はラーヴァナと協定を結んだ。あくまで対等の協定だ。配下に加わらない以上、イブリース様が何をお考えなのかまでは知らない。これが俺の知っている全てだ!お前達のことは目を瞑っておくから解放してくれ!頼む!」


ラーヴァナがイブリースと協定か。人国側が魔大陸を回って後ろから攻めてくることを読んでか?数では勝っている以上何か企みがありそうだな

「そうか。前の俺なら見逃していたかもな…。闇魔法 虚空ヴォートオスクロル


「ま!まってくれ!!ぐぁぁぁー!」

ストの体に刺さっていた剣先から放たれた闇の光はストを消し飛ばした


「闇魔法 物体交換オブジェクトトレース

俺は大軍の死体と入れ替わった


「コウ、こっちは終わったぞ」


「こちらも生き残った者は全て殺しました」


「よし、コーランに向かうとしよう」

ご愛読ありがとうございます^_^


この話が面白ければブクマ、評価、感想おねがいします!

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