表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界最強魔剣士の父と現実世界最強の魔導師の母をもつ子供が異世界転移  作者: めいがしん
第4章〜火の魔王イブリース篇〜
81/85

第77話 進化の先



大量の魔力が溢れ出たラーヴァナの姿が一変した

小柄だった体は大人びたように大きくなり、額には赤く尖った角が2本生えた


「これが魔神だ!!魔王や勇者など足元にも及ばない!神のなせる技!」


「な、なんて魔力だ…。その角が見せかけじゃないのがはっきり分かる。まるで完全魔装解放フルマナニティ…いや、それ以上だ」


ラーヴァナの姿が変わると、ヴァーユとガルダからも魔力が溢れ出て、姿が変わった


ガルダの赤い体からラーヴァナと同じ黒い牙の模様が現れた

「フフフッ。ラーヴァナ様が魔神に進化していただいたおかげで私も魔王に進化できたようですね」


ヴァーユの長い赤髪の額からラーヴァナと同じ角が生えた

「これが魔王の力。ハッハッハ!早く暴れさせろ!」


そして、ルドラ達のタトゥーからもラーヴァナと同じ模様が現れた


「やっと、勇者を超えた勇神の力が手に入ったわ!!」

ルドラが喜び言った


「フフフッ。さて、ローレンよ。もう一度問うぞ。我達に勝てるか?」

ラーヴァナは勝ち誇った顔で言った


「…愚問だ。お前達がなにになろうと、俺は諦めない。【限界突破 光の勇者】!」

ローレンの黄金に輝いた鎧が白く光、髪や剣は白く輝きだした


「限界突破か…。今の我の前では付け焼き刃だな」

ラーヴァナは右手に水を溜めて、それを軽く弾いた


すると、ローレンの左腕は大量の血飛沫をあげて地面に落ちたのだった


「!!!!。がぁー!!な、なんだと!う、腕がぁ!!」


「おいおい。そんなに叫ぶな。これは簡単な魔法だぞ?全く、力が強すぎるのも遺憾だな。遊び用がない」


「ハァハァ。ハァハァ…。あ、ありえない」


「ありえないから魔神なのだ!それを言うなら、神に逆らう人間がいることがまずありえん!………!…うぅ!」

ラーヴァナは全身から痛みを感じ、上げていた両腕が力が抜けたように下がった

「なんだこれは…。まだ魔力が馴染んでいないのか?ちっ。仕方ない。ルドラ!城に戻るぞ!」


「そうみたいね。私も勇神となり、力をつけたと思ったけど。どうやら強大すぎて体がついてきていないようね。フリル!ゲートを出しなさい」


「はぁ!!闇魔法 転移門ゲート

フリルは右手を出すと、そこから黒い渦のようなものが現れた


「じゃあな。光の勇者よ。お前がおちれば、この世界も我のものになったようなものだ。あとは任せるぞ、ヴァーユ!」


「任せておけ!やっと暴れられる!!」


「これでお別れね。ローレン。勇者として一緒にいた時間は楽しかったわ。これからは私とラーヴァナでこの世界を楽しくしてあげる!バイバイ」

2人は黒い渦の中に消えていった


「さぁーて!ローレン・デルホート!魔王2人と勇者5人でお前の相手だ。片腕しかない光の勇者を相手にするのは不甲斐ないが、ラーヴァナ様の命令には従わないとだからな。いくぞ!!」

ヴァーユが高笑いをして言った


その突如、突風が吹き荒れた

同時に、ルシファーの3本矢である、マルアが現れた


マルアは白く長い髪が風に揺られながら言った

「…遅くなりました。まだ生きていますか?ローレン」


「!!。マルア!なんでここに!?」


「ルシファー様の命令で、パズズの監視をしていたのですが、パズズの配下5風陣に邪魔をされて来るのが遅れました。ですが、全員倒してきたので問題ないですよ。ここからは私も戦わせていただきます」


「全員倒しただと!?パズズの配下が城で見当たらないと思っていたが…。まさかお前が全員倒したっていうのか?」

ヴァーユが驚きながら言った


「えぇ。そう申し上げたところですよ。さすがに5対1ですからね。少し手こずりましたが」


「あ、ありえねー」


「いや、そんなに驚くことでもないですよ?ヴァーユ。光の魔王ルシフェルの配下3本矢は相当な手練れ達ですからね。全員が魔王クラスです。鮮血の女吸血鬼ヴァンピレスで有名なヴァニ、深葉しんよう幻妖女シュピリチュアで有名なマルア。そして、もう1人のコウ・アルフレンダは、かの有名な最強の狼人族です。全員が魔王だと思った方がいいですよ」


「あらあら。そんなに有名ですかね?まぁ、いいですわ。さっさと始めますか」

(この状況からみて、相当人国側はおされているようね。ローレンの腕が片腕しかないのもまずいわね…)


「はっはっはっ!!誰が相手でも構わねー!パズズの5風陣を倒したなら強さに文句はねー!俺が相手してやるぜ!ガルダと勇者共は光の勇者を譲ってやるよ!」


「仕方ないですね。まぁ、アンデルでの借りもありますからね」


「望むところだ。片腕だからと甘く見るなよ。勇者の力見せてやる」


「まさに、読んで字の如く勇者だ!倒しがいがありますね!!」

ガルダは羽を広げて、戦闘態勢に入った


すると、マルアは小声でローレンに言った

「ローレン。ここは私が引き受けます。今すぐ軍の指揮を取って後退してください」


「!!。な、何を言っている。この状況で君に任せて置けるわけがない!俺とて、この体でも十分戦える!」


「落ち着いてください。もう少し戦況を読んだ方がいい。こちらにパズズがいないということは他の戦場にいるのでは?なら、尚更あなたはそちらに向かうべきです。それに、今ラーヴァナがいないと言うことは計画が遂行した証です。今のうちに後退して、人国で作戦を立てるべきだ。…私は戻れるかわかりません。ルシファー様にもこのことを伝えてください。きっとあなた達の力になってくれる」


「!!。……たしかにそうだな。わかった。武運を」


「フフッ。心配しないでください。負ける気なんてさらさらないですから。…いきますよ!!完全魔装解放フルマナニティ【深葉の幻妖女シュピリチュア】!!」

マルアの姿が一変した

地面からはツルが何本も生え、体には風を纏い、白い髪は薄緑色に変化した

それと同時に、ローレンは竜に乗って空に飛び立って行った


「逃げる気か!!ガルダ!」


「わかっていますよ!神羽プリュームデウス

ガルダの翼から大量の羽が飛んでいった


「させるわけないでしょう。風魔法 風切舞ヒューリデント

マルアから放たれた鋭い風がガルダの羽を全て斬った


「ちっ!逃したか!…それにしても完全魔装解放フルマナニティとは驚いたな」


「今すぐに私が追って…。…そう簡単には行かせてもらえなそうですね」


「よくわかってるわね。きなさい。魔王だろうが勇者だろうがこの状態の私に勝てる気でいられますか?」

マルアが右腕を上げると大量の風が巻き起こり、ヴァーユ達との戦いが始まった


そして、ローレンは白竜ヴァイスに跨り、ヒヌアン達の元へと向かっていた

「すまない。マルア…。ヴァイス!急いでくれ!」

ご愛読ありがとうございます


この話が少しでも面白ければ

ブクマ、評価、感想おねがいします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ