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異世界最強魔剣士の父と現実世界最強の魔導師の母をもつ子供が異世界転移  作者: めいがしん
第4章〜火の魔王イブリース篇〜
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第73話 覚醒



「空、もっと戦いを楽しむ。それじゃ、魔王には通じない」


「戦いを楽しむ?そんなこと僕はしない。僕は…武力よりも言葉で解決したいんだよ。」

『いいえ、それは間違ってます。』

「トーレ?どうゆうことだ」

『確かに武力での解決は何も生まれません。言動と、その姿勢により争いをなくすのが最も効率がいい。ですが、それは夢物語でなだけです。それで相手の心の内が見えますか?』

「それは…」

『無理ですね。始まりはいつも武力です。それに私達魔族も人族も溝が深すぎるんです。力のある者がそれを変えることができるのです。…話が逸れましたが、空は本気を出したことありますか?』

「本気?もちろんいつも全力だ。今だってヴァニをどう倒すか考えて戦ってる」

『ヴァニはそれを指摘してるのでは?空良いところは冷静なところです。ですが、それは欠点とも言えるのではないですか?』

「…。なるほどな。相手に集中できていないと?だが、それはパーティーメンバーと連携を取るためには必要じゃないか?」

『今は1人ですよ。雑念は捨てるべきです』


「もう、いい。早く戦おう」

ヴァニが痺れを切らしたのか僕に向けて剣を向けてきた


僕はパーティーのリーダーだ。

全体を見通す目と連携が必要。たとえ1人で戦ってても最善の手を考え、どう立ち回るかが戦闘に置いて重要だと思っている。

それをトーレに全否定されたわけじゃない。むしろ僕が弱くてもパーティーメンバーとの連携で総合的な強さで勝ればいいと思っていた。

…たが、トーレの言うことは正しいな。

今最も必要なのは僕自身の強さだ。

リルを取り返す、ダンジョンを攻略する。そんな雑念は全て捨てる。

ただ目の前のヴァニに集中する…

「いくぞ。ヴァニ。覚悟はいいか?」


「いいよ」


空の目がさっきまでと変わり

空を中心に強い衝撃と突風が現れ砂埃が舞った

そして、衝撃の後に考えられないほどの魔力が流れ出した


「…。す、すごい。」

ヴァニは突風に揺られる中空の魔力に驚いた


「なんだこの魔力は!!完全魔装解放フルマナニティが成功したのか…。…いや」

ローもそれを見て驚き言った


「ちがうな。これは空の素の魔力だ…!目の前に魔王や勇者がいるような存在感。あ、ありえないよ。」

ルシフェも驚きながら答えた


そして、魔力の嵐が止み、視界が徐々に戻ってくると、そこには空の姿があった


「…ふぅ。やっと俺の出番か…。」

ここまで本当にありがとうな俺。お前の覚悟も言動も全て俺が引き受ける。…あとは俺の中でゆっくり見ててくれ。

「で、俺の相手はあんたでいいんだよな?」


「…そう。強くなったね」


「まだ、こんなもんじゃないぞ。はぁぁぁぁ!!!」

空の魔力がどんどん黒く濃くなり体から巻き上がっていった


「まさか…これ以上なのか?ロ、ロー!鑑定で空を見てみろ!」

ルシファーが驚きながら言った


「スキル 鑑定。…!!!。これは!!レベルが上がっていく!350…360…400…450………、ご、550だと…!!そ、そんなことがあるのか。俺やルシファーですら600前後だぞ?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  真白 空(17) 男  Lv.550

ギルドランクA

種族   人

職業   魔法剣士

体力  146000/146000

攻撃力  35000

防御力  19500

魔法力  150000/150000

使用可

魔法  火、水、風、光、闇

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「しかもレベル上限も無い…。本当にこれが空なのか。」

ルシファーはその姿に絶句していた


「ヴァニ。いくぞ?」


「きて!」


勝負は一瞬だった

剣も抜かずにヴァニに一撃を入れ、首を持ち、地面に押し付けた


「う、嘘…。完全魔装解放フルマナニティ状態の私を…。つ、強い。」


「あんた、その特殊な目で、俺の魔力の流れを見極めてるんだろ?ムラがあるところに攻撃をしかける。なんともこしゃくな手だな。残念だが、それ以上の速さで押し倒せばそんな隙はない。」


「くぅっ。私の負け。」


空は手を離して、ヴァニに手を差し伸べた

「ヴァニのおかげで俺が出てくることができた。感謝する。ありがとな。…ルシファー!!そこで見てるだけか?手合わせ。してくれよ」


「ハハハハ!!空!よくヴァニを倒したね。いいだろう。お望み通り相手をしてあげるよ!本気でね!」

ルシファーは魔力を高め完全魔装解放フルマナニティを使用した


「ルシファーの魔力をビンビンと肌から感じる!!いいぜ!それでこそ魔王だ!!」

剣を抜いて構えた


そして、ルシファーも剣を抜き、空と魔王の剣は大きな音と魔力と共にぶつかり合ったのだ!


「剣術は互角か?」


「そんなわけあるかよ!!ローライト流 双剣術 黒空こっくう

空のとてつもなく速い剣術がルシファーを襲った


「光魔法 光剣ライトスウォード


空の黒の剣とルシファーの白の剣がぶつかり合った


空は剣を振り抜き、ルシフェーを飛ばした


(な、なんだと!!完全魔装解放フルマナニティの全力の光剣ライトスウォードだぞ??)

訓練場の壁にルシファーがぶつかった


その隙に空はルシファーの元へと距離を詰めた


「闇魔法 夜空ノクスシエロ

ゼロ距離の空の魔法がルシファーを襲った


ルシファーはすぐさま回避に成功したが、空の攻撃の後の壁は斬撃の形を型取り、壁の奥底まで傷ついていた


「やるじゃないか!だが、これで終わりだ!!光魔法 天格光閻ライトレイド!!」

ルシファーを中心に強い光が放たれ、空間を包んでいった


「その技は1度味わったよ。トーレ!魔力を合わせろ!ローライト流 双剣術 黒龍!!」

『はい!!風魔法 風擦剣フィールアジャストエスパーダ

空の力強い剣とトーレの風魔法が重なり、ルシファーの攻撃に数の多い、大きな斬撃を入れて消し飛ばした


「…ハハハ!!…これは笑うしか無いな!!」


「そんなもんかよ!ルシファー!」


「まだまだ!いくよ!空!!」

ご愛読ありがとうございます!


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