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異世界最強魔剣士の父と現実世界最強の魔導師の母をもつ子供が異世界転移  作者: めいがしん
第4章〜火の魔王イブリース篇〜
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第69話 我流

リル救出までの約3ヶ月。

ローレンとルシフェルによる空の稽古が始まった。


空は魔国アンゲルスにある演習場でローレンに剣術を教わっていた


空は準備運動がてらに肩を回した


「やっと完治したみたいだね。」

ローレンは笑って言った


「おかげさまで。よし。完治まで5日無駄にしちゃったから、さっさとやろう!」


「気合も十分かな?。とりあえず、今の空の実力を見せてもらうよ。病み上がりでも手は抜く気はないぞ?」

ローレンは剣を抜き、空に向け構えた


「あぁ。今の僕の全力を出すよ。ローレン!!」

空は自身の剣とリルの剣を抜き、構えた


(ほぉー。双剣とは、これまた珍しい。ただ、まだ構えには隙がありすぎるな。)


ローレンが瞬時に空の左から斬り込んだ


空はローレンの剣を両剣で受け止めた


は、速い。

身体強化魔法か?…いや、魔法を唱える様子は無かった。

つまり、これが素の速さってことか!

身体強化魔法付きのリルと同じか、それ以上か!

「は、速いね。」


「空も、よく受け止めたね。…でも、まだまだ。」

ローレンは腕力だけで剣を振り抜き、空を後方へと飛ばした


くっ。パワーも並みのそれじゃない!

これが勇者。人類最強の力か…。

確かに、格が違うな。


空はすぐに剣を構え直し、ローレンに斬りかかった


ギンッ

ギンッ


「いいね。双剣にしたことで攻撃数は増えた。そこら辺の魔人なら倒せるくらいはあるかな?」


僕の剣技には独特の間があった。

その間はまるでそこに一太刀が入るような間だ。

リルの剣を使って剣を振っていると、僕の剣技はしっくりくる。

たぶん、父さんは双剣使いだったんだ。

剣を2本使うことで、僕の剣技は完成する様になっていたんだ。


空の数多の剣をローレンは全て捌き、空の剣が弾かれ、地面に剣が落ちる音と共に、空の喉元に剣先を向けた


「くっ!」


「わるくはなかった。けど、まだまだかな。」


「空は双剣のデメリットでしか、動けてないね。」

すると、演習場の入り口からルシフェルが現れた


「ルシファー。まだ、俺の稽古中だぞ。」


「いやー。悪いね。少し気になってきちゃった。…ところでロー、空は君みたいな脳筋じゃなく、頭で考えるタイプなんだから、もう少し双剣について教えてあげなよ。」


「誰が脳筋だ。この天使ペテンシ!」


「そうゆう風に負けず嫌いで言い返すところが脳筋なのさ。…空、双剣のメリット、デメリットについて分かるかい?」


「メリットか…。考えてなかったな…。僕の剣術の型には双剣が合うから、戦いやすいってのは思ってたけど。」


「確かに今の空は双剣に適しているね。双剣は剣を2本使うことで、攻撃範囲と攻撃回数を格段に上げることができる。だが、それに反して、2本持つことにより、パワーの分散、スピード低下があるんだよ。薄々気づいていると思うけど、シローも双剣使いだったんだよ。」


「!!。やっぱりそうだったの!?攻撃する時にぎこちなさが無かったからもしかしたらって思っていたけど。」


「空の剣術を見てると…懐かしく感じるよ。全く同じ型だ。…けどね、同じ型でも今の空とシローの剣術じゃ、天と地の差がある。シローは片手の剣を両手で振っているかの様な力があった。各大陸でいろいろな通り名を持っていたシローだけど、豪剣…。まさにこの言葉がふさわしいと思ったよ。」


「俺の5代前の光の勇者だね。確か…、数多くの通り名と名称を持っていて、歴史上でも最強の人物とされていたね。今じゃ俺が人類最強とされてるけど、閃光エクラ・ボー・シックのシローに比べたらチンケなもんだ。ハハハハ。」


「…まぁ、話はそれたが、今の空の剣術はシローに近いところがある。でも、空とシローでは体格差や潜在能力ポテンシャル才能センスが違いすぎるからね。豪剣の双剣術じゃ、勇者や魔王には通用しない。」


確かに。父さんは体格がすこぶる良かった…

よく注意して見ていなかったけど、スーツがパツパツで母さんに笑われていた記憶はあるな。

「少し、戦闘スタイルを変える必要があるかもね…。」


「まぁ、すぐにどうこうできるもんじゃない。俺と戦いながら何かのきっかけを掴んでいくといいさ。時間は有限。空!剣を取ってもう1戦だ!」


「りょーかい!よろしくロー!」


そして、ローレンとの稽古が始まって1ヶ月半が経とうとしていた。


空は1日の内18時間程ローレンとの稽古に励み、それを毎日、毎日と繰り返していった


そして、空の剣術は最初とは見違えるほど上達をしていたのだった


空はローレンの剣術に一進一退を繰り返し、剣術だけでなら、人類最強と言われているローレンと肩を並べることができていた


「いいぞ!空!まだまだいくぞ!」

ローレンは剣を横に振った


「はぁー!」

空はその剣を弾くことはせずに、綺麗に受け流し、体を回転させ斬りかかった


「!!。」

ローレンは咄嗟に避けた


お互い体には数多の傷ができており、そこに実力差は無かった


「その型、なかなかしっくりきてるね。」


「やっと自分なりに正解にたどり着いたよ。」


2人は剣を構えて、同時に突撃した


ローレンは剣先を空に向けて突き上げた

しかし、空はそれを動体視力だけで避け、下に潜り込んだ


(まさか!剣で弾くのではなく、そのまま避けたのか!)


「いくぞ!ロー!【我流 双剣術 陽光白骨ようこうはっこつ】」

空が放った剣術は下から上へと回転し、渦のように斬りかかる技だった


(まずい!!)

「光魔法 光壁ライトウォール

ローレンは空の剣術を光の壁で受けた

だが、空の剣術の強さに吹き飛ばされたのだった


「大丈夫!!??」


(効いたな…。全力で壁を貼ったのにこのダメージ…)

「あぁ。平気さ。全く手加減なしとはな。それが、空の剣術か?流儀の名は?」


「名前か…。んー。…じゃ、ローライト流で!」


弱光ローライトか…。フフッ。いい流儀だ!俺が教えられるのはここまでだな。魔法を使わない約束だったのに。俺が使うとはね。俺の剣を身体能力だけで避けられるやつはいない。空!君は俺に勝った男だ!その流儀を極めるといい!」

(よもや、俺の本気の剣技すらも斬り返してくるなんてな…。潜在能力ポテンシャルは勇者並か…)

ローレンは空の頭を撫でながら言った


「ハハッ。ありがと!」

空は少し照れながら言ったのだった

ご愛読ありがとうございます


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