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異世界最強魔剣士の父と現実世界最強の魔導師の母をもつ子供が異世界転移  作者: めいがしん
第3章 〜グルーシスダンジョン攻略篇〜
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第68話 それぞれの道



「ルシフェル行かせてくれ。僕は今度こそリルを助ける!」


「お願いします。ルシファー様。私たちを行かせてください。」


「残念だけど、ダメだ。…と言いたいところだけどね。少し中で話をしよう。君達3人に伝えることがあるんだ。」

そう言うとルシフェルは空とコウ、そして空の中のトーレを部屋の中へと戻らせた


「さて、じゃ、話たいことっていうのはね。この間の戦いの最中、俺はリルの兄であるリトと対峙してたろう?その時に……」


2ヶ月前、魔王ルシフェル対リト


リトの火魔法でルシフェルと自身リトを炎の渦が囲っていた


「これで行けないぞ?光の魔王。」


「小賢しい真似を…。」


するとリトは剣を鞘に収めた


「!?。どうゆうことだい?」

ルシフェルはリトの行動が理解できなかった


リトはルシフェルの前に跪き言った

「先ほどからの多大なるご無礼申し訳ない。光の魔王ルシフェル様、貴方様には俺の計画を話しておきたい。ここならイブリースの死角となる。この時を待っていました。俺はイブリースを暗殺する為に、あいつの配下を装っている。」


「!!!。どうゆうことだ?なぜそんなことを…」


「ここだと時間がない。簡潔にお話させていただく。俺とリルはイブリースに母親を殺されている。だから俺は復讐で暗殺を企てている。そして、その為にはイブリースの儀式を狙うしかない…。だが、奇しくもリルが生贄に選ばれてしまった…。しかし、誰が生贄でも、儀式中の暗殺なら関係はない。そして、その成功率を上げる為にあの少年(空)が必要です。」


「それが本当だとして…、なぜ空なんだ。」


「理由は2つあります。空はリルの仲間であり、イブリースに対するあたり風は強い。そして、貴方様の国の住民ではない為、不可侵条約に該当しません。貴方様や側近のコウ・アルフレンダだと規約に違反します。それとこれは理由にはなりませんが、すでに魔国側も人国側も信用できる人物は限られてきています。その1人として貴方様にこの事を申しています。そのことは戦争の結果でわかると思います。」


「…なるどな。だが、君の判断が正しいとは限らないよ?空がイブリースに勝つ可能性もあるだろう?」


「それは絶対にありません。俺の瞳は先告眼と言って、リルの先見眼、見た相手の先を読む目とは違い、見た対象の確定した未来が見えるスキルです。先ほど空をこの目で見ました。その結果はお伝えするほどのことではないかと…」


「そうか…。その話を俺が信用する根拠は?」


「ありません!!。ですが、俺はリルの兄です。あいつを救えなかった母の分も、いや、それ以上に幸せに育ってほしい。あいつは…あいつだけはイブリースに渡してはいけない!!俺は10年間イブリースを殺すためだけに、全てを注いできました。罪もない人を殺し手を汚したこともあります。ですが、それでも俺はこの気持ちだけは変わらない!」


ルシフェルはリトの目を見て剣を鞘に収め、言った

「そうか。わかった。信用しよう。それで、俺は何をすればいい?」


「ありがとうございます。とても図々しいことは承知でお願い申し上げます。この後イブリースの攻撃により空は片腕を斬られます。それを回復差し上げてください。」


「それで?」


「…はい。それと、5ヶ月後に魔王イブリースが収める地、【魔国エブリス】の手前、俺とリルの住んでいた村【炭焼きの廃村】(コーラン)に空達が来る様に命じていただけませんか?。」


「なるほどね。わかった。」


「寛大な御心誠に感謝いたします。それでは、よろしくお願いします。」

そして、リトは火魔法を解き、イブリースの元へと向かった


そして現在、空の治療部屋


「ってことだ。」

ルシフェルが説明を終えて言った


「ルシフェルがリトを信じたなら僕らも信じるよ。僕が寝ていて、残り3ヶ月しかない。それでどこまで強くなれるかわからないけどやってみる。」


「ルシファー様。私は貴方様の側近です!ですが、私もリルの救出に行かせてください!!」


「そうゆうと思ったよ。コウも行きなさい。俺が許可しよう。」


「いいの?ルシフェルの立場が危うくなるんじゃ。」


「なーに、イブリースさえ倒してくれれば証拠はないだろう?後の魔王はリトがなるだろう?多分。」


成功する前提で話してくれてるのか。

いや、ルシフェルはそれを確信してるのかな?

でも、本当にありがたい。

「ルシフェル、ありがとう。」


「ありがとうございます。ルシファー様。」

コウは少し涙目になっていた


「よし、方針は決まったね。それじゃ、次は魔王イブリースについて話しておこう。いいかい?魔王イブリースは最古の魔王だ。あいつは現火の魔王であり、初代火の魔王でもある。」


「??。それはどうゆうこと?」


「簡単な話さ。あいつはUSユニークスキル転生術リンカーネーション統合エニファクションで、人から人へと体を入れ替えて生きているんだよ。だから転生の時期になるとより強い器を求めている。」


「じゃ、つまりリルは…。」


「そう。次の魔王の器さ。」


空は拳を強く握りしめた


「そんな…。ですが、リトの話だと5ヶ月以上の猶予があるんですよね?」


「そうだね。俺もその転生のことはよくわからないけど、転生するにもいくつかの条件と周期が必要みたいだよ。」


「初代火の魔王だろうが、転生しようが関係ない。イブリースは僕が倒す。」


「強い意気込みをしてくれるのは嬉しいけど、イブリースは転生してるが故に子孫繁栄がすごい。あいつが収めている国【魔国エブリス】の兵は全て自分の家族だ。さらに、自分の国と近隣の村は殆どが自分の妻や子供達が住んでいる。つまり団結力や武力ならイブリースは最強さ。それに、あいつ自身が剣の類稀なる才能とその時代の最高の体だ。しかも、イブリースが子孫を作る女性は強く名が通っている者達だから、子供達もかなりの腕だ。その上にいるイブリースの側近、

【5火条 スト】

【4火条 ダシム】

【3火条 ティル】

【1火条 ジン】

は、相当な手練れ達だ。」


「それでも関係ない。こっちは少人数だ、あくまでも隠密。全面戦争はしないよ。5火条達も、こっちには2火条のリトが加わってくれるなら問題もない。」


「よし。いい目だね。魔国エブリスはここから2週間程度で着く。それまでの時間は俺ともう1人が空の稽古をつけてあげよう。」


「ありがたいけど、もう1人って?」


キーっとドアの開く音がした


「俺だよ!」


その聞き覚えのある声に空は少し広角が上がった


「ロー!!なんでここに!」


「詳しい話は後でしてやるとして、俺とルシファーで、空、お前を鍛えてやる!」


「2人ともありがとう。」

空は頭を下げた


「ルシファー様、なら、私はその間に少し里に帰っても大丈夫でしょうか?」


「…里に?…。そうか。コウがその気なら引き留めないよ。しっかりと学んでくるといい。」


「はい。ありがとうございます。」


こうして約3ヶ月に及ぶ空達の訓練が開始された。


空は、光の魔王と、光の勇者による稽古

コウは、自身の里での稽古

そして、リルは…。


それぞれの道は分かれたが、また一つとなる為、空達はそれぞれの道を歩み始めた


決戦は魔国エブリス。

空は魔王イブリース討伐に向けて剣と魔法をふるうのだった。


ご愛読ありがとうございます

この作品で第3章完結となります!

次回の作品は空達のステータス確認などを投稿させてもらいます。


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