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第6話 新しい武器

マキナと挨拶を交わした空達はギルドを出て武器屋に向かっていた

「空。なんでクエスト前に武器屋に?」

リルが質問をした

「忘れてると思うけど、僕の職業魔法剣士だからね?そろそろ剣が欲しいよ…」

と空が答えると

リルはすっかり忘れていた顔をしていた

空は深いため息をついた。

「昨日リルが寝ている間にローにおすすめの武器屋とかいろいろ聞いといたから見ておきたかったんだ!」

リルは首を傾け

「ローって誰のこと?」

「ローはアンデル王国聖騎士団団長のローレン・デルホートのことだよ!」

リルは驚いて目を輝かせた

「え!!知り合いなの!?デルホート様と!?」

(どうやらローは女性人気が高いらしい…)

そんな話をしている間に武器屋についた

ローに紹介された武器屋はお世辞にも綺麗とは言えない外見をしていた。

店の大きさはまぁまぁだが屋根の赤煉瓦が何箇所か欠けており、割れた窓ガラスはテープで簡易的に補強されていた。

(本当にここで大丈夫なのかな?街外れだし…とりあえず入ってみるか…)

空達はドアを開け、中に入った

すると中は床に赤い絨毯が引いており棚には綺麗に並べられた魔導書の数々、そして何種類もの武器の数々が綺麗に整理整頓されていた。特に見た目が良い武器はショーウィンドウに入れられて綺麗に飾られていた。

外と中のギャップに唖然としていた空達。すると

「いらっしゃい!…ん?その黒髪に薄く青い瞳、黒く青白いコート!それに、綺麗な赤い髪と瞳あんた達がローレンが言ってたC級討伐のガキ達か!!おれぁここの店長兼職人のトルゴだ!よろしくな!!」

と少し背丈が小さく髭を生やした男が挨拶をしてきた。

(外見は完全にドワーフだな…)

(スキル 鑑定)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    トルゴ 男 Lv20/150

種族  ドワーフ

スキル 錬金術Lv.9

    精錬術Lv8

    鑑定Lv.4

    幸運

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(スキルすごっ!ローの言うことに間違いはなかった!)

そう思いながら空も挨拶をした。

「はじめまして真白 空です。」

続けてリルも挨拶をした

「どうもはじめまして、リル・ファーナです。」

「今日はローの紹介でこちらに伺わせていただきました。」

と空が話すと

トルゴは少し嫌な顔をして言った

「そんな堅っ苦しい言い方すんな!ローレンの紹介じゃ間違いはねーさ!お前らも気を使わなくていいからな!んで、今日は片手剣がご要望らしいが、いくら持ってるんだ?」

空が答える

「ステータスオープン

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

所持金 34700ゴル

素材  ゴブリンの角×25

    コボルトの爪×15

    ゴブリンバンテージ×1

    ゴブリンの骨×1

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

所持金は34700ゴルあります!」

「それだけありゃ片手剣1本くらいなら買えるな!」

と言うとトルゴは店の奥に行き剣を持ってきてくれた。

「ローレンの紹介だ!特別に打ち立ての最高傑作を持ってきてやったぞ!」

と言うとテーブルに3本の剣を置いた。

「トルゴさんこれ鑑定しても大丈夫?」

と空が言うと

トルゴは首を縦に振った

(スキル 鑑定)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    片手剣Lv.1/20 ランクC

スキル 攻撃力+5%

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    片手剣Lv.1/20 ランクC

スキル 攻撃力+5%

    魔法反射+5%

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    片手剣Lv.1/30 ランクB

スキル なし

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(なるほど…)

「トルゴさん。魔法反射ってなに?」

空が質問すると

トルゴが答えた

「魔法反射ってのは魔法の攻撃を受けないってことだ。簡単に言えば魔法攻撃に対する耐久力だと思ってくれればいい!」

「なるほど。じゃ、スキルが無い武器を買った場合その後で自分でスキル付与出来るの?」

「出来なくもないが、スキル 錬金術を持ってないと無理だ。スキルを持ってないやつは洞窟などで魔鉱石をとってきて武器屋に錬金を頼んでいるな。ちなみに有料だ!」

(錬金術ってすごい便利なんだなうらやましい…)

「じゃ、これにするよ」

と空は片手剣ランクBを指差した

「了解だ!鑑定持ちなだけあって良いのを選ぶな!気に入った1つスキルをつけてやる!もちろん無料だ!ハハハ!」

空は喜んだ

「本当に?ありがとー!」

「いいってことよ!これが魔鉱石だ!」

そうゆうとトルゴは空が選んだ剣以外を片付け魔鉱石を何個かテーブルの上に置いた。

テーブルには黒い魔鉱石、少し黒ずんでいる魔鉱石、白く光る魔鉱石を置いてある。

「いいか、空。魔鉱石には純度ってもんがある。黒い魔鉱石は純度が低すぎてスキル付与はされるがスキル自体は弱く1つしかつかん。逆に白い魔鉱石は純度が高い為スキルは強く複数着くんだ。だからスキル付与する時はなるべく白い魔鉱石を取ってこい!」

「なるほど、勉強になるねリル!」

そう空がリルに言うと

リルは白い魔鉱石の美しさに目を奪われていた為空返事だった

「えぇ…」

「それともう1つ!純度が低い魔鉱石でも強いスキルがつく時がある!それはな職人の運だ!」

「ん?じゃあ、つまり錬金術を持っていて幸運を持っている職人に依頼したほうがいいってこと?」

「そーだ!まぁ、その2つを持ってる職人はなかなかいないうえにスキル付与は高額だけどな!ハハハ!お前らはローレンの紹介だ!安くしてやるからいつでももってこい!な!」

(うわぁー悪徳ー)

と思いながらも

「ありがとう」

と答えた。

「んじゃ、今日は特別に純度半分でスキル付与してやる!いいスキルが出るの祈っとけ!いくぞ!」

トルゴは魔鉱石を取ると空が選んだ片手剣の上に置いた。

トルゴが一緒に手を添えると片手剣のしたから魔法陣が発動し、魔鉱石は片手剣の中に吸収され、片手剣は数秒光り、収まった。

「よし!いっちょ上がりだ!鑑定で見てみろ!」

「おっけー!スキル 鑑定

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    片手剣Lv.1/30 ランクB

スキル 攻撃力+10%

    獲得経験値+10%

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おお!スキルがついてる!ありがとうトルゴ!」

「いいってことよ!お代は14000ゴルだ!」

空はお金を渡しトルゴに感謝を言うとリルと一緒に武器屋を後にした。

ギルドに再び戻り空達はクエストを眺めていた。

「これなんかどお?」

リルが指差したクエストはロックウルフの討伐

アンデル王国を東に出たところにあるフィレック鉱山だ。

「おっけー!それでいこう!」

少し距離があり目的地までは時間はかかるが空にはやりたいことがあったのですんなり承諾した。

2人で受付に行きクエスト申請を終わらせアンデル王国をでたのだった。

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