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異世界最強魔剣士の父と現実世界最強の魔導師の母をもつ子供が異世界転移  作者: めいがしん
第3章 〜グルーシスダンジョン攻略篇〜
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第65話 仲間




空達はグルーシスダンジョンを攻略し魔国アンゲルス、ダンジョンゲートに転移した


「ふぅー。久しぶりの外ですね!」


「そうだね。とりあえずルシフェルに報告にいこうか!」

『魔王ルシフェル。会うのは初めてですね。』


すると門番の魔族が空達にかけよってきた


「あんた達ダンジョン攻略したみたいだな!おめでとう!ルシファー様も心配して何度か見にきてくれていたぜ!」


「ルシファー様が?なら、急いで報告しないとですね!」


すると空達の前に眩い光が放った


「空!リル!そしてコウ!ダンジョン攻略おめでとう!」

笑顔で放たれた言葉の先にはルシフェルの姿があった


「ルシファー様!!」


「ルシフェルありがとう!ちゃんと攻略してきたわよ!」


『お初にお目にかかります。ルシフェル・アンゲルス様。大精霊のトーレ・シルウェストレと申します。この度空と契約をし、一緒に旅をすることになりました。』

トーレが空の中から魔力体として出てきた


「おお!これはこれは大精霊じゃないか!空とても良い仲間と出会えたね!」


「おー!!これはこれは。光の魔王もおそろいで。久しぶりだなルシファー!息災か?」


突如聞いたこともない声が空達の後ろから聞こえてきた


リルはその声を聞くと振り向くこともせずに震え、その場に膝をついて倒れた


「!?。リル!どうした?大丈夫か?」


ルシフェルは目を細めて言った

「なんでお前がここにいる?」


空はリルの様子を見ながら後ろを振り向きそれを見るとそこには

黒の鎧に赤の長い髪、そして額には2本の角が生えた少年。

そして、その脇に赤髪の青年とリルによく似た青年が立っていた


なんだ。あいつは。年は10〜15くらいか?ルシフェルと対等に話すなんて何者だ?


「別に俺がどこにいようと勝手だろ?まぁ、今回はお前の顔を見にきたってわけじゃない。そこにいる俺の娘を迎えにきたんだ。」

その少年はリルを指さした


「どうゆうことだ?リルがお前の娘?ふざけるな。あんたの年的にもまだ子供なんていないだろ!」


すると両脇の青年達が剣を抜こうと鞘を握った


「お前たち。そう焦るな。」

少年がそう言うと2人は鞘から手を離した

「おい、小僧。俺様にその言葉使いとは大した度胸だ。その威勢だけは褒めてやる。俺の名はイブリース・エブリス。現火の魔王だ。お前如きカスが声をかけていいものではないぞ!」

イブリースが空を睨みつけた


空はイブリースの眼力と魔力にあてられ、身体中に鳥肌が立った


な、なんだこの魔力は。とても熱い。熱いのに恐縮して寒気が止まらない。

これが魔王の魔力。


「ふん。少し魔力をあてただけでこれか…。ただのネズミだったな。」


「な、何で今更私なんかを連れ戻しにきたの。」


「お前は次の儀式に選ばれた。魔王の体を手に入れられるんだ。もっと喜べ、リル。」

魔王の後ろに控えていたリルによく似た男が言った


空は震える体をなんとか抑えて言った

「理由はどうであれ、リルは僕の仲間だ!渡すことはできない!例えそれが魔王であってもだ!!」

空は剣を抜き魔王に向かって剣をふりぬいた


「イブリース様。」


「よい。ただのネズミかと思ったら身分を弁えないドブネズミだ。俺が直々に相手してやろう。」

イブリースも剣を抜き空の剣を防いだ


「はぁーーー!!」


空と魔王の剣が重なり、剣と剣が擦れる音が鳴り響いた


「どうした?威勢だけか?」

イブリースは空の剣技を完璧に防いでいた


「くそ!まだだ!!」



「空!私も…」

コウが歯を食いしばり空の助力に向かおうとするとルシフェルが腕をコウの前に出し止めた

「ルシファー様行かせてください!」


「ダメだ。空をよく見るんだコウ。」


コウは言われた通りに空の戦いを凝視した

「??。!!。どうゆうことですか。空の剣を受けても魔王はその場から一歩たりとも動かないなんて。」


「いや、それもそうだが。もっとよく見てみるんだ。」


「…!!。これは…。魔王が剣を出したところに空が剣を振って攻撃している。なんでですかこれは。まるで空の攻撃が誘導されてる。」


「これが力量の差だよ。イブリースは空の一太刀で、空の運動神経、体幹、剣術の全てを見極めたんだ。空の踏み込みを計算して攻撃を返すことで空の剣による攻撃を誘導している。遊ばれてるんだよ空は。」


「なんてこと…。こんなの、勝ち目がないじゃないですか!!」


「はっきり言って俺もイブリースとは1体1では戦いたくない。イブリースは最古の魔王で、その剣は右に出るものはいないと言われている。たが、ここは俺が動くしかないよな…。」

ルシフェルは自身の剣の鞘を握った


「ん?ルシファーの奴め動くか?」


「イブリース様。ここは私が。今光の魔王との対峙は後々面倒かと…。」


「まぁ、お前の考えもあながち間違ってはいないな。お前で勝てるとは思わんが。任せるとしよう。」


「ありがとうございます。」

リルに似た男は地面を強く蹴り、ルシフェルの元へと移動した

そして剣を抜きルシフェルに向かって構えた


「できればそこをどいて欲しいんだが。俺の相手が君に務まるとは思わないんだけどね。」

ルシフェルは剣を抜いた


「それが噂に聞くズィークラグナロク。別名、勝利の剣か…。俺の名はリト・エブリス・フィオナ。リルとは兄妹だ。そして魔王イブリース様の5火条の1人で2火条の地位に付いている。あんたがイブリース様に戦いを挑むのは勝手だが、その時は不可侵条約も破棄されるぞ?リルや、イブリース様に戦いを挑むバカはあんたの国のもんじゃないからいいが、あんたやそこの獣人族が手を出したら…わかるよな?」


「よく喋るじゃないか。リルと兄妹なら…。いや、説教は止めよう。きなよ。俺の力見せてあげよう。」


「大した魔王だ。行くぞ。」


リトとルシフェルの剣が重なった


「あっちの方が面白そうだな。やはり相手は強いものに限る。その点お前はつまらないな。」


「ハァ。ハァ。」

攻撃が誘導されてる。

ここまで魔法を使った剣術も全て防がれてる。

相手はなんの魔法も使わないただの剣術だぞ…。

これが魔王。


「雑魚と遊ぶ趣味は俺にはない。終わらせるぞ?【剣技 榾火ほたび火種かばち】」

突如イブリースの体と剣に炎が纏った

そして、一気に空に向けて真横に剣を振り抜いた


「!!!。闇魔法 天長主剣ミカエル!!」

空の周りに闇のオーラが現れ空を包んだ

空はイブリースの攻撃を自身の剣で防いだが、その勢いは殺すことができずにリルの真横まで勢いよく飛ばされた


「がぁっ!!」

あ、危なかった。

初見の技だったら確実にやられていた…。リルの剣技と同じで助けられた

スピードはリル以下、パワーはリルの3倍以上か…。

くそ。防ぐことはできたのに。それでも肩が少し斬られている。なんて技だ。


「ほぅ。よく防いだな。その闇魔法をクッション代わりにしたのか。だが、次は確実に殺すぞ?」


「行くぞ!!イブリース!!闇魔法 夜空ノクスシエロ!」

空の黒い斬撃がイブリースに放たれた


「斬撃を飛ばすか。だが、甘いな。【剣技 火炎の渦】」

イブリースは一回転して剣を振るい、空の攻撃を斬り裂いた


な、なんだと!渾身の夜空ノクスシエロをあっけなく斬るなんて。

「闇魔法 我無闇還ガブリエル!」

天長主剣ミカエルの黒いオーラは霧状になり空の右翼と形を成した

「闇魔法 虚空ヴォートオスクロル!!」

空の剣先から闇の光が放たれた


【剣技 真炎創火しんえんそうか

イブリースは剣を突き空の技を吹き飛ばした

「威力だけは褒めてやろう。」



う、嘘だろ…

虚空ヴォートオスクロルまでもが…

こいつには何が通じるんだ…


イブリースは地面を蹴り空との距離を詰めた

「行くぞ小僧。【剣技 炎灯篝火えんとかがりび】」


『空!私の魔力と合わせて!』

トーレ!!

『風魔法 風風防フーリン

「闇魔法 10重魔晶結界ディスシード

空の右翼と10重の結界が空を包み、トーレの風魔法がその周りを包んだ


だが、それでもイブリースの攻撃は空を襲い、勢いよく飛ばされた


「ぐぁっ!!!」

トーレの魔法と僕の魔法があってもこの威力

くそっ。身体中が痛い。直接斬られていたらバラバラだった。

どーやったらあいつに勝てる…。


すでに空はイブリースの攻撃によりボロボロの姿になっており、空の体にはいくつもの刀傷がついていた


「そ、空。わ、私も。」

リルは震える手で剣を取り立とうとした。

だが、イブリースを見るとその足は震えが止まらなくなり立つことはできなかった


「ハァ…。ハァ…。リル…。安心して。絶対に守る!少しだけリルの力を僕にかしてくれ。」


空はリルのそばに寄ってリルの剣を手に取った


「リルは絶対に渡さない!僕の仲間は絶対に傷つけさせない!!たとえこの身が焼かれようと僕は僕の仲間を絶対に守ってやるぞ!!」


空はリルの剣と自身の剣をイブリースに向けて構えた


「双剣か!これはおもしろい!さぁ、こい!小僧!」


ご愛読ありがとうございます


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