第63話 空の冒険②ダンジョン9階層
空達は9階層に転移した
「ここが9階層か。こことあと1階層でダンジョンもクリアだな!気を引き締めるぞお前達!」
トッドが全員に指示をした
「さっきと同じ様に狼達に探索させるから僕達は待ちってとこかな。錬金術【地】泥狼」
空が錬金術で狼達を20体生成し、それを周囲に放った
「空さんのその魔法は何ですか?先程も使っていましたが、僕は見たことがないですね。」
ピートが不思議そうに質問をした
「あー、これは…」
空は錬金術の説明をした
「錬金術?聞いたことないですね。魔法とは別の技があるとはすごいですね。」
「そうね。ただでさえ空の魔法は強力なのに錬金術なんてすごいわよね。」
ケイが腕を組み頬に手を当てて言った
うぅ。この人本当に露出多すぎて目のやり場が…。
空は少し顔を赤らめた
「というか、探索なら俺もできるぜ!」
ゲインの背後にいた男の1人が言った
「えーっと。確かトビーだったよね?」
「そうだそうだ。俺がトビー。んでこっちがディーンな!俺はテイマーだから使役してる魔物を使って探索もできるんだよ!」
ゲインのパーティーメンバーを1人指差しながら言った
「テイマー?初めて聞いた職業だ!」
「テイマーってのは魔物を使役して戦う職業のことだ。テイマーは魔法に長けたというよりは魔力コントロールに長けた者がなる職業だなら珍しいがな!んで、俺の使役している魔物はこいつさ!」
トビーがはめていた指輪から光が放ち魔物が現れ、トビーの肩に乗った
「なんだ?黒い鳥??」
「そうだぜ!こいつの名はフーだ。ブラックフリークローって言う魔物さ!さっきもフーに探索させながら行動してたんだ。」
テイマー。たしかにパーティーにいると探索や敵からの襲撃に備えるのに長けてる職業だな。
ん?もしかしてローレンのドラゴンも使役した魔物なのかな?
「面白い職業だね!使役できるのは1体だけなの?」
「そうだぜ!テイマーは1体しか使役することができない。だが、使役している魔物が強ければ強いほど自身のステータスに還元されるから自分自身も強くなるんだ!まぁ、自分のレベルに見合ってない魔物はそもそも使役が不可能だがな。」
すると狼の遠吠えが聞こえてきた
「!。見つけたみたいだね!じゃ、行こうか!」
「おう!!」
空達は遠吠えの方へと走って向かっていった
「そいや、空。お前レベルはいくつなんだ?ここらの魔物は結構強いハズなのに軽く倒していくからよ。」
トッドが走りながら空に聞いた
「それ、俺も聞きたかったよ。空はグルーシスダンジョン初めてなんだろ?だったらBランクだよな?あまりにも強すぎるんじゃないか?」
ゲインも同感しながら言った
「ステータスオープン。どうぞ。」
空はステータスをドット達に見せた
「はぁーー!!何だこのレベルは!」
「いやいや、強すぎだろ。」
「う、嘘でしょ?こんなことって。」
「凄すぎます…。」
「そんなにすごいことか?」
Lv.330くらいレベル上げとダンジョンクリアすれば普通じゃ?
「おま!何もわかってねーな!いいか?ダンジョンクリアするとレベル上限は上がる。でもそれは50ずつ上がるんだよ。つまり今の空のレベルで言うとユラフィスダンジョン攻略レベルなんだよ。そりゃ、グルーシスの魔物じゃ相手にならねーわけだ。」
「もしかすると、空は勇者レベルになるかもね。」
「??。どうゆうこと?」
「勇者ってのはねUSでつくものなのよ。その内容はレベル上限無限。つまり普通の冒険者は全てのダンジョンを攻略したとしたら上限は450が限界なの。でも勇者はダンジョンをクリアしなくてもその上限がないのよ。羨ましいわよね。」
ケイが丁寧に説明してくれた
「ちなみにですけど魔王もUSですよ。内容は勇者と同じですね。」
ピートが言った
なら、ローレンやラーヴァナなんかは最低でもLv.450は超えている可能性があるのか。
「お?魔物だぜ!」
「スキル鑑定」
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グルーシスベアーLv.120 ランクB
スキル『空爪』
空間を斬り裂く
『熊毛』
ダメージ軽減+50%
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「火、闇魔法 黒刃炎斬」
空の剣に闇と火が纏った
空はその剣を魔物にめがけ振り斬り、魔物達は倒れていった
「な、魔法の組み合わせ?」
「嘘でしょ?そんなの伝説級じゃない!」
「あ、あははは。」
空は照れながら頭をかいた
そしてボス部屋に到着し、中に入るとそこにはとても大きな蝶が現れた
「スキル鑑定」
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グルーシスファルファラLv.125 ランクB
スキル『鱗粉【毒】』
毒の粉をまく
『鱗粉【痺】』
麻痺の粉をまく
『鱗粉【睡】』
眠くなる粉をまく
ユニーク
スキル『風鎧』
風魔法+20%上昇
魔法耐性+20%上昇
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「なかなかの相手だね!」
「ここは俺たちに任しとけ!行くぞお前ら!」
トッドが叫んだ
「まったく。仕切らないでよね!火魔法 大火玉連弾」
4つ大きな火の玉が魔物に飛ばされ、魔物は火に巻き込まれた
「怯んでるな!いいぞ!追い討ちだトビー!」
「あいよ!いけ!フー!スキル鴉風」
トビーの従魔から放たれた風により魔物の外皮が削られていく
魔物は慌てて羽をバタつかせて粉を飛ばした
「粉を吸うなよ!ピート魔法で防御!」
「風魔法 風風防」
空達全員をピートの風魔法が囲った
「よし!行くぞゲイン!」
「あぁ、了解だ!スキル加速」
「スキル剛腕」
トッドとゲインはスキルで自身を強化した
「闇魔法 重力操作」
そしてディーンが2人に闇魔法をかけ重力を軽くした
「うぉーーら!!」
「くらえ!!」
トッドの大剣とゲインの双剣による細かい斬撃が魔物に傷をつけていった
そして、宙に羽ばたいていた魔物はダメージで飛べなくなり地面に落ちた
「よし!空トドメだ!」
トッドか…。流石にパーティーのリーダーなだけはある。的確な指示に魔法とスキルを組み合わせての攻撃。僕も学ぶところがあるな。
「火、闇魔法 紅闇玉」
空の周りに現れたいくつもの黒炎の球は空に操作され魔物を貫いき、そこから発火した
そして、空の魔法により魔物は焼け死んだ
「さすがトッドだ。的確な指示だったよ。」
「へへへ!まぁな!空を頼ってばっかじゃ俺たちの体が鈍っちまうからな!」
「まったく。浮かれないでよね。空も褒めすぎないこと!」
ケイは空の額を突いて言った
「あ、ははは。」
「みなさん!魔法陣が出ましたよ!次が最後です!行きましょう!」
「おう!」
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