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異世界最強魔剣士の父と現実世界最強の魔導師の母をもつ子供が異世界転移  作者: めいがしん
第3章 〜グルーシスダンジョン攻略篇〜
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第62話 空の冒険



空は魔法陣に入りグルーシスダンジョン8階層へと到着した


「ここが8階層か。あいも変わらず樹海が広がってるな。コウの鼻がないとなると少し一苦労するがなんとかなるだろ。…そういえばこの世界に来て1人で冒険は初めてだな。」

レベルが上がったからか魔物達は余裕で倒せるだろうけど、体力も魔力も全開じゃない、あまり気は抜けないな…

「よし!じゃ、ボス部屋を探すとするか!」

「錬金術 泥狼ボルボロス


空は地に手をつけて錬金術を発動した

そして、泥の狼が20体現れた


空は狼の下顎を撫でながら言った

「お前たち、8階層のボス部屋に続く扉を見つけてきてくれ。魔物に遭遇したら対峙よりも捜索を優先して逃げること。いいな?よし!行け!!」

狼達は勢いよく四方八方に散り走って行った


「さて、僕は僕で捜索しながら行くとするかな。ん?これは。」


すると突如空の周りの木々がざわめき始めた

そして、魔物達が現れた


僕の魔力にあてられたか?

多種多様な魔物…、それに数も多いな

スキル 鑑定

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

グルーシストレントLv.115 ランクC

スキル『樹皮』

    防御力+40%

    耐熱

    耐水

    耐風


   『鋼葉』

    葉が鋼のように硬くなる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

グルーシスビーLv.115 ランクC

スキル『毒針』

    尾から猛毒の針を出す

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

グルーシススパイダーLv.115 ランクC

スキル『硬糸』

    硬度の高い糸を出す


   『軟糸』

    硬度の低い糸を出す

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「数は20を超えるか。前回コウが1人で戦った数よりも圧倒的に多いな。」


空が喋っていると毒針と糸、そして葉が空に向け放たれた

それを空はいとも容易く避けた


「まったく!まだ喋ってるでしょーよ!まぁ、魔物に言ってもしょうがないか!」


空は剣を抜いた


「闇魔法 魔晶結界シード

空中に結界が現れ、空中に避けた空の足場となった


そして、空は強く足場を蹴り魔物に向かった

空は次々と簡単に魔物を斬り裂いていく


遅い!。というより僕の方が段違いに速いのか。

強化魔法無しでこの速さと剣の威力。

レベルの差でこれほど強さが変わるとはね。

「これでラスト!!」

空は最後の蜘蛛の魔物に剣を振り抜いた


空が剣を鞘にしまうと、後ろには空に一刀両断された魔物達の残骸がバタバタと倒れていた


「すごいな。自分でも驚きの強さだな。リルがサムパーティを倒せたのも納得がいくよ。」


空が強さを実感していると

「ウォォォォォーーーン」

と狼の遠吠えが聞こえてきた


「見つけたかな?行くか!」

空は樹海の木を足場にして木々を忍者のように飛びながら遠吠えの方へと向かって行った


「あれは…。」

数分空が移動するとそこには、冒険者と魔物が対峙している光景が目に入った

空は木の上で止まり状況を見た


冒険者が6人に対して蜘蛛の魔物が5体か…

しかも前衛が2人とは、少し押されているのかな?


「くそ!こいつら糸を自在に!」

「ゲイン!気を抜くな!俺たちが崩れたら終わりだぞ!ピート魔法で牽制を!トビーは強化魔法、ケイは回復を頼む!ディーンはその間に回復、そして第二撃魔法に備えろ!」

「了解!」

「わかったぜ!トッド!!」


「一応統率は取れてるみたいだな。少し助力するか!!」

空は魔物達めがけて飛び上がった

「闇魔法 超重力オーバーグラビィティ


空が魔法を発動すると蜘蛛達が地面にめり込み血を吹き潰れた


「え?嘘?」

空は唖然として地面に着地した


「な、なんだ!魔物を潰しただと??あんたがやったのか??」

前衛をして指揮を取っていた少し髭の生えた男が話しかけてきた


「あぁ…そうだけど。助力するだけで倒すつもりはなかったんだが…。わるい。」


「いや、謝らないでくれ!助かったぜ!ありがとな!俺の名はトッドだ!このパーティーで頭をはってる!んで、こいつらが…」


「いいわよ!自分で名ぐらい名乗るわ。私の名前はケイよ。すごい魔法ね。今の超重力オーバーグラビィティでしょ?魔物を倒せる技ではないと思うんだけど…」


この人露出が多すぎて、目のやり場に困るな。

リルがいなくてよかった。ジト目で見られるところだったよ。


「僕はピートといいます。ドットとケイと同じパーティーメンバーです。」

ピートは眼鏡を少し直して言った


「同じパーティー?じゃ、他の3人は違うのか?」


「やっと会うことができた。あんたを探してたんだ。」

ゲインが空に向けて言った


空はそう言われると驚いた顔をし、下に顔を埋めた

「あ、あの時の…。なんでここに。」


ゲインとその仲間2人は空がグルーシスダンジョンに入ってすぐに助けた冒険者だった。

その時の空は自身の決断で魔物に捕まっていた冒険者達を救えないと判断し、斬ったのだった。

そして、そこにはゲインの恋人もいた。


ゲインは空の元へと近寄った

そして、頭を深々と下げて言った

「あの時は本当にすまなかった!!!俺の力の無さをあんたのせいにして罵倒してあんたを傷つけてしまった。謝って許されることじゃないってのはわかってる!俺は許されないことをした。殴るなり蹴るなりすきにしてくれ!!覚悟はできてる。」


「い、いや。僕は…。」

空はあの時のことを思い出し、ゲインの方をよく見れずに戸惑っているとドットが言った


「話はゲインから聞いてるぜ。冒険者ってのは自由気ままな職業だ。死ってのはいつでも隣にあるような職業でもある。だからいつどこで死のうとそいつの自由ってもんだ、恋人が死んで混乱してたとはいえ、自分の力の無さを人のせいにして死から目を逸らしたこいつが悪い!そして、罵倒された言葉で空は相当傷ついただろう。だけどな、空。こいつもそれを引きずってあんたに謝るためにここまで来たんだ。許してやってくれとは言わねーが、ゲイルと向き合って欲しい。頼む。」


「ドット…。」


空はまだうつむいていた


僕はコミュ障ってわけではない

学校では友達は多い方だと思ってたし。

でもそれは広く浅くであって心の底から話せる友達ってのはいなかった。

親にも迷惑をかけないようにと本心で話したことがあるのは2.3回だと思う。

だから、こういう時はどうすればいいかよく分からなかった。

でも、転移してからの僕はリルに会い少しずつ変わったのかな…。

あの時のことは僕の力の無さが原因だと思ってる。

それに、もうリル達と一緒に乗り越えた…。


空はゲインの手を握った

「気にしないでくれ。ゲインの方が恋人を無くして辛かっただろう。僕は大丈夫だから。でも、こうして謝ってくれてありがとう。気が楽になったよ」


「…空。うぅ。うっう。ごめんな。俺の心配まで。本当にごめんな。」

ゲインは泣きながら空の手をギュッと握ったのだった


それを見て空の目も少し潤んでいた


ドットは空とゲインのことを抱きしめて言った

「これだから冒険者はやめられねーな!!よかったな!2人とも!」

.

.

そしてひと段落してゲインは言った

「そういえば空、他のパーティーメンバーはどうしたんだ?」


「ちょっと10階層に用事があってね、7階層で待っててもらってるんだ。」


「10階層から7階層に戻るってことは転移魔法が使えんのか??」

ドットが驚いた顔をしていった


「いや、んー。まぁ、そんな感じかな。なんで?そんなに珍しいことかい?」


「珍しいもなにも、転移魔法ってのは精霊族とか魔法に長けた種族でも稀に覚えるスキルだぞ。」


たしかに転移魔法なんか有れば楽だから相当レアスキルなのかな。

まぁ、僕は持ってないからトーレを回復させて転移させてもらう考えなんだけどね…

トーレもダンジョン内の転移しかできないみたいだから全世界ってなると相当すごいよな…

「それより、良ければでいいんだけどポーションって持ってる?」


「ええ。持ってるわよ」

ケイは強ポーションを革袋から出して言った


「ちょっと分けてもらえないかな?今使えるポーションは1つもないんだ。」

トーレに渡す分の1つしかないから僕の分を貰えるとありがたい。


「それなら俺が渡すよ。ほら!」

ゲインが我先にと空に特ポーションを渡してきた


「いや、まって。強ポーションでいいから。流石に特ポーションは申し訳ない。」


「いいんだ、いいんだ!さっき助けてくれたろう?そのお礼も兼ねてさ!飲んでくれ!」


「それじゃ、お言葉に甘えて…」

空は受け取りポーションをゴクゴクと飲んだ。


「そういえば、ボス部屋見つけてるんだけど一緒に行く?」

空がポーションを飲み終えて言った


「なに?それほんとか!なら、一緒に同行させてくれ!」

ドットが驚いた顔をして言った


「よし。じゃ、行こうか!」


空達はボス部屋に向けて移動を開始したのだった。


そして歩くこと数十分すると巨大な扉の前に泥狼ボルボロスが集まっていた


「よしよし。よく見つけたね。」

空は狼を撫でた


「それは空の技なんですか??見たことない魔法だ。」

ピートが眼鏡をクイッとさせて言った


「あぁ。まぁね。ボス部屋ではこいつらに戦ってもらうからこのままいくよ。」


「おう!」

「わかりました。」

「私たちもちゃんと戦うわよ。」


空達が扉を開け中に入ると

そこには、下半身が蜘蛛の巨大な魔物が現れた


「あれは、アラクネか??」

「ちょっとまってよ。大きすぎない?」

「成長期にしては伸びすぎだな。」

「皆さん、気を引き締めましょう。」


「スキル 鑑定」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

グルーシスアラクネLv.120 ランクB

スキル『硬糸』

    硬度の高い糸を出す


   『軟糸』

    硬度の低い糸を出す

ユニーク

スキル『毒液』

    口から高濃度の毒液を吐く

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


空が手を横にしてドット達に言った

「大丈夫。手を出さないでくれ!すぐ終わる!お前達!行け!」

狼達は空の指示に従い魔物に向かって走っていった


魔物は何本もの糸を狼と空達に向けて放った


狼達は華麗にその糸を避けていき、地面に糸が刺さった


糸というよりは槍に近いな…

これが硬糸ってやつか。


そして空達向かい糸が放たれた


空は剣を抜くと魔物の糸を斬り裂いた


「はやっ!!」

「今の剣速はなんだ!」

「つ、つぇー!」

「ここまで強いなんて。」


狼達がアラクネに勢いよく噛み付いた


「よし!燃え尽きろ(バーンアウト)!!」

空の言葉と共に狼達が赤くなり大爆発がおこった


「!!。爆風がこっちにくるぞ!ピート風魔法で受け流せ!」

ドットがすぐに指示を出す


「無理ですよ!爆風の方が強いです!」


「錬金術【地】」

空は地面に手を置くと、空の目の前に壁が現れ空とドット達を守る壁となった

「大丈夫かい?」


「あ、ありえねー。規格外だぜ。」

「錬金術なんて聞いたことないわよ。」


爆風が止むとそこに魔物の姿はなく次の階層に続く魔法陣が現れていた


「さぁ!次に行こうか!」

空がニッコリと笑い言った


ドット達は目と口を開け、唖然としながら空についていき9階層へと向かっていった



一方、数時間前【魔国クリシュナ】ラーヴァナ城にて

.

.

.

「!?。」


「どうなさいました?ラーヴァナ様。」


「フッ。サムパーティめ。殺られたな。魔力を感じなくなったわ。まさか空達に負けるとわな。」


「所詮は5等級の末席。そこら辺の魔人どもとさほど変わらねーからな。ったく。使えねーな!」


「まぁ、そう言うな。ヴァーユよ。それよりも空達がサムパーティを倒せるほど成長してるとはな。これならあいつも乗ってくるだろうな。そのためにはこの戦争しっかりとやりとげんとな。戦況は?」


「はぁ!現在勇者軍に対してアルナ、ジャターユ率いる魔物軍が劣勢の形となっています。ですがうまく誘導し徐々に後退し、そろそろ分岐点に到着されると思います。」


「そうかそうか。ならそろそろお前達2人、ガルダとヴァーユも戦場に参加するとしよう。」


「かしこまりました。」


「やっと暴れられるぜ!ったくラーヴァナ様も俺に我慢されるなんてひどいぜまったく。」


ガルダはヴァーユをじっと睨みつけた


「あ!?何だその目は?なんか文句あんのか?」


「ラーヴァナ様に対する言葉使いを何度注意されれば気がすむ?」


「文句あんなら俺より強くなってから言えよ2番君?」


「よし、わかった殺してやる。」


「お前たち止めておけ。そんなことは戦争が終わった後にしろ。それよりも勇者と相手の勢力は我の分を残しておけ。【進化】が最優先だ。わかったな!!」


「はぁっ!!」


「了解しましたよ!」


「フフフ。さて、パズズよ。お主もこの作戦に乗り人族との協定を裏切った身。しかと働いてもらうぞ?」


「誰にものを言ってる。俺とお前は対等だ。先を越されたくなければお前自身も動くのだな。俺は戦場に向かう。どっちが先に進化しても恨みっこなしだぞ。」

するとパズズは風と共に消えていった


「フッ。せっかちだな。風の魔王とは。」


ご愛読ありがとうございます。

風の魔王パズズは人間国と不可侵条約を結んでいます

それを破棄させるほどのラーヴァナの進化についての企みとはなんなのか次の章で書いていきたいと思いますのでご期待ください。


この作品が少しでも面白いとおもっていただけたら

ブクマ、評価、感想などしていただけると幸いです

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