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異世界最強魔剣士の父と現実世界最強の魔導師の母をもつ子供が異世界転移  作者: めいがしん
第3章 〜グルーシスダンジョン攻略篇〜
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第38話 ラオホ海

ノンデル王国からラオホ海までは歩いて5日程で着いた。


ラオホ海は広大な海で青く、波は低く波打ち音は静かに聴こえてくる。

夜になると月に照らされた海は光を反射し、海面には光を発光させる生物が泳いで幻想的であった。


空達は磯の香りに包まれ東に向かい進んでいた。

途中魔物達が行手をはばんだ。

海辺の砂に足を取られ少し戦いづらく、魔物には苦戦はしなかったが環境には苦戦をしいられた。

だが慣れてしまえばお手の物、現れる魔物は簡単に討伐することができた。


「この辺りの魔物はレベルもランクも低いね」

空が言った


「ラオホ海で取れる魚は絶品らしいから漁師や商人の人も楽に来れるらしいわよ。」

リルが言った


「確かに。ノンデル王国での魚料理は美味しかったなー。」

空はノンデル王国でピエーレ達におオススメされた店ピルスナーを思い出していた。


ピルスナーで出た魚料理は貝の酒煮やノンヒルフィッシュのソテーのような物が出てきた


貝の酒煮は噛めば噛むほど貝の旨味が口に広がった。

ノンヒルフィッシュは今で言うカレイのような魚であった。

大きな葉で包まれ、その葉を開けると魚は少し開かれており、そこから広がる魚の香り、そして同時にバターの匂いが鼻を通り抜けた。

一緒に添えられていたミントのような葉は魚の臭み取りの役割を果たしていたのだろう。

それらを魚の切り身と混ぜ食べると、旨味と魚の風味、そして濃厚なバターの香りが調和し、口に広がった。


空は思い出して少しよだれがでた。

空は口から出たよだれをすすり言った

「リル!今夜は魚を食べよう!僕がとってくるよ。」


「確かに。食べたいわね。調味料とかは持ち合わせてないから本格的な料理はできないけど。元々が美味しい魚だから、塩だけでも十分美味しいはずよね。」


すると空は服を脱ぎ始め、パンツ一丁の姿になった。


リルは少し顔を赤くし、空から目線を逸らして言った

「そ、それで。どーするのよ、水中じゃ呼吸はできないし、浅瀬だと大きい魚はいないわよ?」


空はドヤ顔をしながら言った

「へへ…。こーするんだよ!」

「水、風魔法 表風一水ヒューノイトアクア

すると空の周りに風と水の渦ができ、空の全身に薄く纏った


風の渦がボンベの代わりに、そして水の渦がウェットスーツの代わりを果たしている。


「これで、そこそこの深さなら潜れるよ!それじゃ、行ってくる!」

空が元気よくリルに言った


「待ちなさい!海の中にも魔物はいるわよ!一応剣をもっていったほうがいいわ。」

リルは心配そうな顔で言った


空はリルの言うことに従い自身の剣を持って海に飛び込んだのだ。


砂浜から20m程沖に進むと海深が深くなっており、深い海溝が横に永遠と広がっていた。

そして海底近くが光り輝き、よく目を凝らして見てみると、色とりどりに光るサンゴが海底を照らしていた。

水に反射して海底は虹色に輝いており、大小たくさんの魚達がサンゴに群がっていた。


空は美しい光景に目を奪われていた。

すると後ろから空に向かってくる影があった。

空は殺気に気づきすぐさま後ろを振り向き、攻撃を回避した。


周りを見渡すと8体の鮫の魔物に囲まれていた。

先程攻撃をしてきた魔物もそのうちの1体だった。

空の腕からは削られたように傷ができ、血が流れている。


(…!?完全に避けたはず。スキル 鑑定)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ラオホシャーク Lv.68 ランクD

スキル 鮫肌

    自身の体に風の付与魔法が宿る

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(なるほど。ギリギリで避けてもダメなのか。)

空は剣を構えた。


鮫達が空の周りをぐるぐると周り威嚇していた。

数秒後、一斉に空に向かって泳いで向かってきた。


空はすぐさま避けたが、鮫の方がスピードが速い。

空は剣でいなすので精一杯だ


(…くっ!水中じゃ、あっちに地の利がある。それに数が多い。くそっ。)

空は鮫の攻撃を見事に剣でさばいていた。

だが1匹の鮫が空の足に食いつき、海の底へと沈めていった。


空は鮫のスピードと水圧で剣が振れず抵抗することができない

(まずい!!。このままじゃ、僕の付与魔法が切れる!)

空は必死に足をばたつき抵抗するが、鮫には何も意味がない。


(スキル 重音波!)

圧縮した音波が足元の鮫に放たれた

すると、鮫は失神したかのように腹が上を向き動かなくなった。

空はすかさず剣で鮫を切り裂いた。


(この魔物には重音波が効果的なのか?)


水中では音は空気中よりも伝わりやすい。

そして水中の生き物達は獲物を感知するうえで音が最も重要だとされている。

さらに鮫は音を聞くのに長けており、最初に獲物に気付くのは匂いではなく音とされている。


空は偶然ではあるが、鮫の弱点をついていた。


(なら!!)

(水魔法 水打波アクアウンダ スキル 重音波)

空の掌から勢いよく水の重音波が出された

そしてそれは残り7体の鮫に向かっていき、直撃した。


空の技は鮫の内部に音波、外部に水の音波での攻撃を与えた。

魔物達は先ほどの鮫と同じように腹が上になり倒れた。


そして空は海底のサンゴに群がる魚に向け重音波を放ち30匹程度の魚を手に入れた。


陸に上がった空は傷があり、それを見たリルが駆け寄った。


「…大変!大丈夫?なにがあったの?」

空は水中での出来事をリルに話した。


「…水中の魔物は一筋縄じゃいかないわね。そんなことより!早くポーションで傷を治しなさい!」

リルはポーションを空に渡した。


空はポーションを受け取り飲んだ。

すると傷が治っていき、全治したのだ。


空達はその後少し歩いて、日も暮れてきたので野宿の準備をした。


砂浜に流れ着いた流木を風魔法で乾燥させ、その乾燥させた木に火魔法で火をつけた。

そして空が採ってきた魚達を串に刺し塩焼きで食べた。


脂の乗った魚の身は弾力があり噛みごたえがある。

そしてほのかな甘みと塩がとても合い食が進んだ。


空達はお腹が膨れ、食休みをしていた。


「空が採ってきた魚本当に美味しかったわね!」

リルがご機嫌で言った。


「そうだね!苦労して採ったから余計美味しく感じたね。」

空も笑いながら言った。


「それじゃ、今日はここで寝ようか」

空がそう言うと、地面に手をつけた。

「スキル 錬金術【地】」

すると空達の周りを土のドーム状の壁が囲った。


空はスキル錬金術を手に入れてから寝る際は土の壁を作って簡易的な洞窟のようにして寝ている。


「毎回思うけど、便利なスキルよねそれ。私も欲しいわ。」

リルが言った


「ずっと一緒にいるんだし、僕がスキルを使うから大丈夫だよ!」

空が言った


「そ、そうね。さぁ!明日も早起きなんだから寝ましょう!」

リルは顔を赤くして言った

(ずっとって意味わかってるのかしら?…)


「?」

空は首を傾げたが気にせずそのまま眠りについた。


そして朝になり空達は海の波打ち音で目が覚めた。

スキルを解除すると、水面に反射された太陽光が空達を照らしていた。


そして2日ほど東に歩き、海道が狭くなり大きな運河になっていた。

空達はアナトレー大運河の北の国境を抜け、東の国境オリエンス王国の領地内に入ったのだ。


そこから2日運河沿いに歩いていくと左手に大きな大陸が見え、前方にはとても大きく長い橋が見えてきた。


アナトレー大橋からアンジュ大陸までは約10km程有り、日本の明石海峡大橋の倍くらいの長さを誇る立派な橋だ。


空達は目の前にそびえ立つ橋に興奮し、少し早歩きになった。

しかし、橋に到達する前に3人の人影が見えた。


2人は人の姿で犬のような耳が垂れている獣人族。

そしてもう1人は大柄で体格が良く、頭にバンダナを巻き、腰には短剣が付いている。

そして、太い腕には【羽のついたひび割れたハート】の形をしたタトゥーが入っていた。


投稿が遅れて申し訳ありません。

さて、最後に気になる盗賊が1人現れましたね。

タトゥーの意味は心と自由を奪うと言う意味です。

次回のお話をお楽しみに。


この作品が少しでも面白いと思っていただけたら、評価、ブクマ、感想いただけると幸いです。

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