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第2話 アンデル王国

空はリルにアンデル王国を案内してもらっていた。

アンデル王国は人口4万人を誇る大国で冒険者の登竜門と呼ばれているらしい。

もちろんその名の通り駆け出しの冒険者には優しくいろいろな道具屋、武器屋、防具屋、宿屋がある。

アンデル王国はユースレス・アンデル王が統治しており周りの国や民衆からの名声はとても高いらしい。

この世界ならではの奴隷制度もあるらしいが奴隷商人やその売り場などは国直属の承認書がないと開けないらしく奴隷を如何わしいことや犯罪には使わないと言うとても健全的な奴隷制度に改革したそうだ。

この国の奴隷とは主に荷物持ち、家政婦、冒険者のパーティーなどに使わられている。

そのため奴隷達も明るく身分はわきまえておりそのおかげで冒険者、商売人などが活気よく仕事ができ、犯罪などが起こるのは稀であるため商売がしやすく国外からの来客も多いらしく経済が回るらしい。

「ところでリル、なんでギルドカードを持ってると入国税がとられないの?」

と空はリルに問いかける

リルはすこし首を傾げながら答えた

「んー?簡単に言うとギルドカードを持ってるとギルドが入国税を保証してくれるのよ。まぁ、詳しいことは冒険者ギルドに行ってから説明してもらいなさい」

(もしかして…リルはこうゆう細かいことは苦手タイプなのかもしれない)と思いながら空はリルについていった。

途中屋台の人や鍛冶屋の人たちに声をかけられつつも冒険者ギルドに到着した。

冒険者ギルドは外見はとても綺麗で大きさもなかなかある建物だ。聞くところによるとこのギルドは他の国々のギルドと比べても大きさ、クエスト量、丁寧さ、親切さは指折りだそうだ。

空は最初にここに来れてよかったと確信をしながらリルと中に入ったのだった。

中に入ると左手の壁1面にクエストの紙がびっしりと貼ってある。

その紙の上には冒険者ランクだろうかS〜Gまでの大きい看板が貼ってある。

例えばGランクの任務をしたい場合は大きいGの看板のクエストの紙を見れば良いらしい。

整理整頓されていてまさに冒険者に優しいギルドだと1目でわかる。

リルは空を連れてそのまま受付まで向かった。

リルが受付に

「冒険者登録とクエスト完了手続きをしたいんだけど大丈夫?」と問いかける。

受付の綺麗な金髪の青い瞳のお姉さんが答えた。

「はい。かしこまりました。まず冒険者登録についてですがどなた様がなさいますか?」

そうゆうと空は前に出た。

(受付の人にも鑑定しとこうかな)

(スキル 鑑定)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

マキナ・トリティア(20) 女 Lv.38

人種 人

職業 弓使い

体力 3520/3520

攻撃力 180

防御力 160

魔法力 110

使用可

魔法  水、風

ーーーーーーーーーーーーーーーー

空は驚きのあまり吹きそうになった。

(強すぎるでしょ。ギルドの受付はこのくらいのレベルがないとやっていけないのかもしれないな)そう思いながら受付のマキナの話を聞いた。

「はじめまして。私はマキナ・トレティアと申します。冒険者ギルド登録は初めてでいらっしゃいますか?」

「はじめまして。僕は真白 空と言います。そうですね。初めてです。」

「かしこまりました。空様ではご説明いたします。まず初めに冒険者ギルドでは氏名、年齢、役職をこの紙に書いていただきます。」

マキナは普通の記入用紙と羽付ペンを空に渡した。

「わかりました。」

と空は返事をし言われた通りに書いた。

「ありがとうございます。ではこちらは預からせてもらいますね。では次にこちらの鑑定岩に両手を触れてください。ちなみにこの鑑定岩は先程教えていただきました、氏名、年齢、役職が上に半透明な形ででます。これが先程書いた紙と間違っている場合はギルド登録ができない上に、聖騎士に連絡の方をさせていただきます。どうぞ」

(なんか最後の方結構怖いこと言ってたけどまぁ、間違い無いから大丈夫かな)

と空は鑑定岩に両手を置いた

すると空の情報が光となって上に映し出されたのだ。

「大丈夫ですね。ありがとうございました。偽名や他の役職をつかってギルドに入ろうとする者も多いのでこうゆう形をとらせていただいておりました。大変失礼いたしました。」

と丁寧にマキナは頭を下げた。

「いいえ。大丈夫ですよ。ギルド登録も結構大変なんですね」

と空はたわいもない返事で場を和ませた

「それでは。ギルドカードを作っている間に冒険者ギルドの説明をさせていただきます。冒険者にはランクがあり1番下がG、1番上がSとなっております。このランクの差は低いごとにクエスト難易度が下がり納税額も変わります。それとBから上になりますと国から直々のクエスト要請が入るようになります。そちらは断ることが基本的にできませんのであしからず…。ここまでで質問はありますか?」

空はすこし考えながら質問をした

「例えばランクGとSではどのくらいの納税額の差がでるのですか?」

「はい。納税額は1ヶ月のクエスト報酬量の3%いただいております。これはランクは関係なく一律です。なぜかと言うと単純にランクが高い方が報酬も高くなるのでこの%で決めさせていただいております。ちなみにギルドカードにクエスト報酬額や回数などが出ますのである程度の納税額はわかると思います。他に質問はありますか?」

「ギルドカードを紛失、もしくは窃盗にあった場合は?」

「はい。そうですね紛失の場合は再発行手数料として銅貨4枚いただいております。そして窃盗の場合ですがギルドカード自体ご本人様の魔力でしか確認ができないためそうそう窃盗されることもないと思いますが、その場合はギルドカード別に探知魔法に引っかかる細工をさせています。盗まれた場所などが分かればその国の冒険者ギルドに伺って貰えば見つかると思いますが、それでもダメな場合は再発行となりますのでお願いします。」

「わかりました。ご丁寧にどうも」

空はある程度分かったようで返事をした

「それではこちらが空様のギルドカードになります。入国の際に出していただければ身分証や入国税が無料になりますのでお使いください」マキナからギルドカードが渡された。

「なんで入国税は無料になるんですか?」

と空が問いかける

後ろではリルが呆れた顔をしている

マキナは丁寧に答えてくれた

「はい。毎月頂いている税金を各国に渡しておりますのでそれで入国税も支払われていることになっているですよ」

空はなるほどと言う顔をして丁寧に挨拶をした

「ご丁寧にありがとうございます。」

「いえ、こちらこそ。では、クエスト報酬の方させていただきます。酔幻草10個確かにお預かりしました。こちらがリル様の報酬になります。ありがとうございました。」

と言うとリルにゴルが渡された。

リルはすこし広角が上がっていた。

リルは空に質問をした

「空、あんた今日泊まる宿屋あるの?」

空ははっきり答えた

「ない!この街で1番安い宿屋ってどのくらいなの?」

リルは呆れて

「私が使っているところなら1日銅貨3枚で泊めてくれるわよ。一緒にいく?」

空は首を縦に振った

ついでにマキナに質問をした

「モンスターのドロップアイテムはここでも売ることできます?」

するとマキナは

「大丈夫ですよ!拝見してもよろしいですか?」

空はゴブリンの角×5をマキナに渡した

「ゴブリンの角ですね少々お待ち下さい」

するとマキナは受付の裏に持っていき20秒ほどで帰ってきた。

「ゴブリンの角1つ200ゴルになりますので銀貨1枚です。」

と手渡された。

空はすこしがっかりしたがまぁ、こんなものだろうと納得はした。

リルと空はギルドを後にして宿屋に向かった

その道中空はリルにあることを頼んだ

「リル、明日一緒にクエストに行ってくれない?今武器が無くてお金もないから前衛ができる人がほしいんだよね」

と言うとリルは

「もちろんいいわよ!空強いからこっちからお願いしようと思ってたとこよ!じゃ、明日起きたら一緒にギルドにいきましょ」

といい宿屋に着き受付をして2人は部屋に入った。

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