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水道事業の一部民営化に関し

政府が死ねと言ったら死ぬのか? 水道事業の一部民営化に際し、弱者切り捨てだとの批判がありましたが

作者: ロロサエ

水道事業への民間企業の参入の幅が広がりましたが、あれから日本の水道事業へ海外資本が殺到したのでしょうか?

私は寡聞にして知りませんので、お知りの方は是非とも具体例をお教え頂きたいと思います。

日本の水道事業が外国資本に買い取られ、水道料金が〇倍になるー!と叫んでいた方もおられましたが、どこの自治体で数倍になったのでしょうか?

それも是非お教え頂けたらと思います。

それは今からなっていくのだ、でしょうか?

人口が減少する局面ではサービスを維持する為に料金の高騰は避けられませんので、民営化は関係がないと思いますが。


因みに、一部民営化する前から外国資本の水道事業への参入は為されていましたので、お間違えなきよう。

松山市では2012年に参入しているようです。

https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1302A_T10C12A3000000/

で、松山市の現在の水道料金がこちらです。

https://www.city.matsuyama.ehime.jp/kurashi/kurashi/josuido/info/15332120190731kousin.html

値上がりするみたいですね。

これが民営化の結果、でしょうか?

では、松山市の水道料金は高いのか?

https://www.water.yokosuka.kanagawa.jp/important/hikaku.pdf

平成26年度の資料ですが、松山市は上下水道の使用料金で全国10位です。

しかし、水道料金に限ってはそんなに高い順位ではありません。

民営化したから値上がりしたとか言う向きもあるようですが、大して騒ぐ程ではないのでは?

上下水道を合算しても、平均で月に1万円を超える自治体はありません。

それに文句を言う人のスマホ代はおいくらですか?

命に直結するインフラを、月に1万円出さずに使えるのに文句を言うのはおかしいと思います。


それはさておき、水は命に直結するので、水道料金の値上がりを促進する政策は弱者切り捨てだとの批判もありました。

日本は弱者に厳しい国だとも。

私は素直に疑問なのですが、皆さんは政府が死ねと言ったら抵抗もせずにあっさりと死ぬのでしょうか?

仮に水道が使えない状況に陥ったら、何も抵抗せずにあっさりと死を受け入れるのでしょうか?

皆さんはそんなにひ弱なのですか?

私だったら必死に抵抗しますが。


断水で不自由な生活をされている被災者の方々には申し訳ありませんが、その方々も家族の命を守る為に出来る事をやられている筈だと思います。

大きな災害は兎も角、仮に貧困から水道を止められた場合、出来る事はなんでしょう?


私の実家であれば井戸があるので問題ありません。

電気を止められればバケツで汲むだけです。

近くの学校の水飲み場に汲みに行くのも手ですし、神社に井戸もあるので汲みに行くだけです。

面倒ですけどね。

また、近くのスーパーにはアルカリ水とか無料で提供してますし、仮に貧困から水道を止められても最低限の命を守る事は出来ると思います。


災害で断水した場合、自衛隊などが給水車を持って来てくれますよね?

それとて、自分で汲みに行かないと水の確保は出来ないのでは?

高齢者は自分で行けないかもしれませんが、ご近所さんにお願いするなりするしかありません。

それか、高齢者宅には自衛隊なりが運んでいける態勢を作っておくか。

それとも、国が全ての被災者宅へ使用する水を配給しろとでも仰るのでしょうか。

自衛隊を倍に増やしても足りないのでは?

その時の税金はいくらになっているのか考えると、安易に自衛隊を増やせとはならないと思います。


何と言うか、弱者は弱者なりの戦い方があると思います。

国に切り捨てられたと言って、諦めて死ぬのは余りに馬鹿らしい。

かけがえのない自分の、家族の命ですよね?

自分で守らないと誰が守ってくれるのですか?

国が守るべき?

だったら生活保護があります。

水道料金も払えない家庭は、流石に支給されると思いますので、申請すべきかと。


上に政策あれば下に対策ありとは、中国の言葉です。

今では法律の抜け道を探す行為を指すみたいですが、元々は庶民のしたたかさを表したモノだと思います。

いくら国が死ねと言おうが、そんな簡単には死なないぞと。

最終手段は革命だぞと。

そんな意気込みを込めた言葉なのでは、と。

法律の抜け穴を探すようになったら行き過ぎですが、心意気は見習いたいモノです。


権力は下々を押さえつけがちです。

いつの時代もそれは変わりません。

便利で快適な社会インフラを維持管理するには、昔のような低負担では不可能なのだと思います。

システムが複雑になれば成る程、それを保守するだけでも大変な労力が必要となり、コストを増やしていく。

勢い、税負担は増えていくのだと思います。

仕方ない事です。

その恩恵に与りながら、必要な負担を拒否するのはどうなのか?

政府や自治体に求める要求は大きくなるばかりなのに、それに見合った負担には反対する姿勢が目立ちます。

税金を払っているのだから当然、でしょうか?

まあ、当然の面もあります。

それは否定しません。

しかし、そんな事を続けていると締め付けが厳しくなるだけでは?

昔はすんなりと通っていた各種申請が、悪用する人の増加で審査が厳しくなるとか。


弱者は賢さを身に付けないと、強者に奪われるだけに終わると思います。

抗議の声を上げる事も、勿論大切ですけども。

そのサービスを維持する為の適正なコスト負担は受け入れるべき。

ただそれだけです。

何が適正値なのか、それに対する議論はあるでしょうが。

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― 新着の感想 ―
[一言] 民営化の部分か完全かなんて誰も問題にしておらず、民営化は現実ではないなどと誰も言ってないですね。 備えようというのは後段部分になりますが、その前段の民営化擁護についての苦言ですよ。 価格高騰…
[一言] 個人的な政治嗜好として、現状の地方分権志向はクソだと思ってるし、別に無理くり国家が一元的に水道事業を管轄しなくても交付金の増額で対応できる範囲であり、銭の使い方について国家が一定の口出しする…
[気になる点] 今回はチト問題があると思う。 民営化で参入企業がウハウハとかまでは思わんけど、現状で収益を増やす方法は、不採算部門の放棄と従業員のコストカットしかなく、単純な値上げが最後になるにしろ…
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