記憶保持して輪廻転生した俺はやりまくりの学園生活をおくりたい4
園田司
俺は下足場前えにはられたボードの中に自分の名前をさがす。
こうやってホワイトボードに大量に書かれた文字の中から目当てのものを探していると大学受験の合格発表を思い出して少し緊張する。
「おいエロ園田また一緒のクラスかよ。」
後ろから謂れのない罵声があびせられる
「おれはエロくねぇよ、てかお前同じクラスなのかよ吉田。最悪だうるさくて授業に集中できるきがしない。」
俺のことをエロと呼ぶのは短髪で男勝りな性格でそのくせ容姿は目が細いのがネックだがなかなか可愛いため、小学6年になっても唯一のセクハラの対象だった俺の欲望のオアシス吉田美夏だけなので、声の主を確認せずすぐさま憎まれ口をかえす。
「うるさいのはあんたも同じでしょ。」
「いや違うね、だっておれはお前と違って成績優秀だからな。」
「ちょっと私を馬鹿みたいにいわないでよ。言っとくけど私もそこそこ頭いいんだからね。」
「おっ言ったな。じゃあ入学前に受けた実力テストの点数勝負するか?」
「いいわよ私今回は自信あるから。負け方はメロンパンおごりね。」
彼女は自信満々に対戦を受けたが俺が中学ごときのテストで100点以外をとるはずがないので負けることはない。そもそも微分積分をくしして相手に大砲の弾を命中させる計算のできる俺にとってはXとYしかでてこない中学の勉強など麻雀より簡単だ。
クラスの自己紹介が簡潔にすませれテスト返しがはじまった。きっと小学校とは違い中学は勉強の場所だということを子供達に理解させるための教師側のポーズなのだろう。
しかしこんなにはやく学力の差が数字となってわかるというのは俺にとっては好都合だ。
ここで成績優秀キャラのイメージをつけるのは俺の計画にとっては重要だ。
そしてついに俺のもとに最後の社会のテストが返還されるこれで5教科で500点自慢するところだったがなぜかテストには98点と書かれている。
「先生何故98点なんですか採点ミスですよ」
「おいおい園田鎌倉幕府は1185年であってるぞ、1192つくろう鎌倉幕府ってお前おっさんか?」
クラスに笑いが起きる。
「おいおっさん私の勝ちだな。」
吉田が勝ち誇った顔で挑発しているがそんなことはもうどうでもよかった。
なにせこれを境に俺のあだ名はおっさんになってしまったのだから。