表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

プロローグ

よかったら読んでみてください

脳はただの優秀な生体パソコンにすぎず、その機能のほとんどが解明されているが、未だに人間の魂とでもいう自我をつかさどる器官は能には見つかっていない。

というのを本で読んだのを俺は半壊した自分の脳みそをみながら思い出していた。

どうやら視覚野に使われている脳機能は生きているらしく、俺の脳以外にのどこかにあった魂がトラックにはねられてバラバラになった自分の体と脳をみている。

その本の結論はもしかしたら魂は人の脊髄にあるのかもしれない。というものだったのを損壊がほとんどない自分の脊髄をみながら思い出した。

しかしこういう時は走馬灯というものをみるのが世間一般の常識みたいなものなのに、今の俺には自分の現状の冷静な考察以外の考えがわかない。

現在の仕事は楽ではないがやりがいがありそこそこの高給で、部下や上司ともいい関係をきずけている。それに街コンにいけば適当にそこそこの容姿の彼女もつくれる。

35年間生きてきてけっして楽しくない人生ではなかったと思うんだ。

ただこれといって光る思い出がなかったといえばそれもそうだ。

それは俺がわりと適当にその場の流れにあわせて生きていたのもあるが、やっぱり一番の理由は中学高校時代に楽しい青春をおくれなかったことにあると思う。

こんなことならあの時やその時好きな女の子にだめもとで告白しておけばよかった。

「あぁもし来世というものがあるなら中高生のうちにやりまくりたいなぁ」

そうつぶやこうと思ったが声はでない、なにせ先ほどから使い物にならないであろう俺の口がちらちら視界にはいっていったからだ。

そんなことを考えながら俺の意識は少しづつ消えていった・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ