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hmsstpy  作者: ゆりえ
前編 第1章 きっかけ
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第7話

雪の元へ向かった雄馬は果たして!


雪の家の前に着いた俺は、家のインターホンを鳴らした。すると、雪の母親が出てきた。

『あら〜、一樹君!雪に会いに来てくれたのね!雪ったら、朝から、具合悪いの一点張りでね。熱はない様だし、あの子ったら、一体どうしちゃったのかしら。でも、一樹君の顔を見たら、あの子も元気になるかもしれないわね!どうぞ、上がって行ってね!』

『あ、ありがとうございます!お邪魔します!』

そうして、雪の家に上がらせてもらい、雪の母親に雪の部屋の前まで誘導してもらった。

『雪ー!一樹君がお見舞いに来てくれたわよー!

雪の母親が部屋の前で声をかけたが、返事はなかった。

『雪ったら、、寝ているのかしら、まぁ、いいわ!寝顔だけでも、良ければ見ていってあげて。

そういうと雪の母親はリビングの方へと行ってしまった。

俺は、ドアをノックして一言声をかけた。

『雪、俺だ。入るぞ。』

そう言っても、返答がなかったので、俺はドアを開けて、部屋の中へと入った。

すると、雪はパジャマ姿で、丁度こちらに顔が見えないように、ソファーに座っており、口を開いた。

『何しに来たの?』

『あ、あの、、昨日はごめん。具合は大丈夫か?

『ごめんって、何が?』

『何がって、俺、雪に酷い事言っちゃったからさ。

『全然!私の方こそ、ごめん。何に怒ってたのか

、意味分かんないよね。』

『そんなことない。俺、雪が怒った理由が分かったんだ。だから、ちゃんと謝りに来た。すまん。

それから、俺、お前にちゃんと言わなきゃならないことがあるんだ。雪、俺な、、お前のこと、』

『わぁーー!ごめんね。私がおかしかったの!本当にごめんね!だから今日は帰って!ね?!』

『でも!俺!』

『帰って!聞きたくない!、、聞きたくないよ!

、、ごめん、大きな声出して、、でも今日は帰って。』

『分かった、、。』

俺は、どうしよもなく、雪の部屋から出て、雪の家を後にした。

一樹の家に着いた俺は、部屋に戻ると、雪がなぜあんな態度をとるのか考えていたが、全く理由が浮かび上がってこないまま、気がつくと、いつの間にか眠ってしまっていた。

雪の気持ちは謎に包まれていて、突き返されたようになってしまった雄馬は、このまま、雪に気持ちを伝えることを諦めてしまうのか?!

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