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榊が依琉に視線を向ける。


依琉は黙って頷き、立ち上がった。


そして棚から、横長のプレートを持ってきた。


「コレで……」


榊はプレートの窪みに、レンズをはめていく。


5枚全てをはめ終わったところで、プレートを両手で持ち上げる。


「封印は完了した。後はこのプレートを封印し、この異空間から僕達が出るだけだ。あんまり長居して良い場所じゃないしね」


「ふぅ~」


四人は深く息を吐いた。


「部長、最後の封印は私が行きましょうか?」


「おや、珍しいね。神無月クン。キミ、こういうの嫌いだろう?」


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