前へ目次 次へ 51/80 5 しかし雛はその場で倒れ込んだ。 「うっ……!」 その時、連絡が入った。 『雛? 大丈夫かい?』 「依琉くん……」 『その様子だと、封印は終わったみたいだね』 「うん……。でもちょっと<力>を使い過ぎちゃった」 『……あれほど無茶は禁物だと言ったのに』 「ゴメンねぇ。でも頼られると、嬉しいからさ」 よろけながら噴水の所まで行き、背を預けた。 背後に感じる水の存在が、今はありがたかった。 『キミの<力>は肉体に直接影響が出る。パワーバランスはちゃんとしてたのかい?』