前へ目次 次へ 50/80 4 石像の眼が強く赤く光る。 けれど雛はすでに、レンズにその姿を捕らえていた。 「吸引~」 石像が形を歪め、レンズに吸収されていくた。 「うぐっ!」 後ろに倒れそうになるも、雛は両足を踏ん張って耐えた。 やがて全てが吸収され、レンズが落ちてきた。 「はぁっはぁ……。まっ毎年だと、さすがにきっついかなぁ」 雛は肩で息をしながら、レンズを手にした。 レンズには上半身しかない石像が写っていた。両目は赤い。 「これで終了~。早くかんちゃんやくぅちゃんの待っている部室に行かなきゃ」