表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/80

「ぎっ……いやあああああ!」


再び絶叫、しかしここから逃げることはできない。


口はそのまま神無月を飲み込もうと、引きずり込むように蠢き出す。


「ううっ……」


イヤイヤながらも、レンズを本体の両目に映す。


――私を見なさい――


びくっ、と本体が動いた。


黒い穴に、赤い光が浮かび上がる。


その間も神無月の体はズブズブと穴に飲み込まれていく。


だが暴れるワケにも逃げるワケにもいかない。


このまま本体の眼をレンズに映し続けなければ。


やがて、本体の両目がレンズ越しに神無月を見た。


そこでレンズが白く光った。


「吸引っ!」


神無月が叫ぶと、本体が地面からベリベリ剥がれ始めた。


 ぐおおおおお!


大気が揺れる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ