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それは半分になったメガネ。


左目側だけにレンズがあり、イヤホンと同じように耳にかける。


「やれやれ……。コレをかけると、昔のマンガ思い出すのよね」


黒いレンズは、しかし耳元のスイッチを入れると赤く染まる。


レンズの向こうには、あの気配が実体となり、眼に映る。


九曜のように<視>える力を持たない他の四人の力を補う為に作られた道具の一つ。


同じ<視>る力でも、依琉はあくまで生きている人間の強く思った映像をその眼で見るだけで、この世のものではないモノを<視>る力は無い。


「だからと言って、九曜を羨ましがることは全然無いんだけどね」


神無月は深く深呼吸した。


黒い気配達は、手となり校庭から生えていた。



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