表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/80

「あたしも大丈夫!」


「オレも平気です。良く聞こえます」


「オーケー。問題みたいですね」


依琉が手を上げ、全員は再び席に戻った。


「手順は分かっていると思うけど、九曜クンは今回がはじめてだからね。一緒に行動する神無月クンはサポートよろしく」


「分かっていますよ、部長」


「……くれぐれも逃げ出さないようにね?」


「逃げ出せないのにどうやって? 私の<言霊>だけでは逃げれませんよ」


そう言ってむくれた神無月は、ふいっと向こうを向いた。


「まぁまぁ、かんちゃん。それより部長~。やっぱり『今年も』なの?」


「『毎年』だね。避けられた事例が無いよ」


そう言った榊の目には、鋭い光が宿る。


「逃げられない、と言うよりは避けられないね。オカルト研究部が別名・『封話部』と呼ばれる所以……。それが今日のことだからね」


「毎年毎年、アチラもよく飽きませんね」


「飽きるワケ無いでしょう? アチラ、なんだから」


「めんどくさいねぇ」


「厄介なだけですよ」


「まあまあ。アチラがいなくちゃ僕等、オカルト研究部の意味が無くなっちゃうからね。それに……」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ