表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/32

08 第七話 日本刀備前長船

登場人物紹介


河内信矢かわちのぶや

役職 高等学校二年生

年齢 17歳(7月10日現在)

身長 176センチ

体重 60キロ

誕生日 6月1日

家族構成 父 母 妹

好きな物 射撃 モーゼルC96(レッド9) 家族 

嫌いな物 大和 ピーマン

趣味 サバイバルゲーム


大和の通っている高校の『自称』(←ここ重要)不良グループのボス

何かと大和に因縁をつけるがいつも負けている

エアガンの射撃が得意で、百発百中である

不良グループのボスではあるが、目立った悪い事はしておらず

逆に町の清掃活動などを自主的に行なっており、評判がいい


時風ときかぜ

役職 時風型試作ときかぜがたしさく特殊駆逐艦とくしゅくちくかん一番艦いちばんかん時風

年齢 不明

外見年齢 14~15歳

身長 165センチ

体重 非公開

髪型 ツインテール

誕生日 7月14日

家族構成 妹2人(生存不明)

好きな物 矢野菊雄 お菓子 矢野大和

嫌いな物 一人ぼっちでいる事 誰かが傷つく事

趣味 お昼寝 剣術


本作のヒロイン

67年間一人ぼっちで地下の秘密ドックの中で眠っていた艦魂の少女

目の前で矢野菊雄を虐殺される所を見てしまってずっと落ち込んでいたが、大和と出会った時に大和が矢野菊雄の生まれ変わりだと分かって元気を取り戻した

今は背負ってないが、いつもは背中に日本刀『流時刀りゅうじとう』を持っている

駆逐艦時風にて・・・


時風はまだ大和に抱き着いていたままだった


大和

「・・・大丈夫かい、時風」?


時風

「ヒッグ・・・はい、もう大丈夫です」


そう言いながら抱き着くのを止め、涙を拭く時風


大和

「まぁ・・・まだ実感は無いけど、この僕が矢野菊雄大尉の生まれ変わりなんだな・・・」


時風

「えぇ・・・よく見れば大和さんは菊雄大尉と同じ顔、声です」


大和

「そうなのかい」?


時風

「はい、やさしい所も一緒です」


大和

「そ、そうなのか・・・(照)」


時風

「はい」


笑顔で言う時風


大和

「なんか照れるな・・・」


頭を掻きながら言う大和、ふと大和はある事を思い出した


大和

「そう言えば・・・さっき菊雄大尉が言っていた『預けた物を返してくれないか』?って、何か預かってたのかい」?


時風

「はい・・・菊雄大尉と再会できるまで預かってくれって渡された物があるんです」


大和

「それは何だい」?


時風

「菊雄大尉の話だと、矢野家代々受け継がれた日本刀だとか・・・」


大和

「日本刀」?


時風

「えぇ、こっちに閉まってありますから付いて来てください」


そう言って時風が大和の手を握って、転移した


時風艦橋にて・・・


時風

「つきました、ここが私の艦橋です」


大和

「・・・あ、あのさぁ時風・・・手を握らないと転移出来ないのかい」?


大和が頬を赤らめながら言った


時風

「いえ、握らなくても大丈夫なんですが握っていたほうが安定して転移できるんです」


大和

「そうなのか」


時風

「えっと、何処に閉まったかな」?


そう言って艦橋の中を探す時風


大和

「何処に閉まったんだい」?


時風

「えっとここらへんにしまったんですが・・・」


椅子の上に乗って棚の中を探す時風


大和

「手伝おうか」?


時風

「いえ、確かここの奥に・・・あった」!!!


そう言って棚の奥から縦長の木箱を取り出したその時・・・


グラッ!


時風

「キャッ」!?


大和

「危ない」!!!


時風がバランスを崩し、椅子から落ちた


ドシィイイイイイイイン!!!


大きな音がし、埃が艦橋にたちこめた


時風

「あれ?・・・痛たくない」?


大和

「いつつ・・・大丈夫かい」?


時風

「へっ」?


時風が下を見ると、大和が下敷きになっていた


時風

「や、大和さん!?大丈夫ですか」!?


大和

「施設のチビ達によく乗っかられてるから大丈夫だよ・・・」


時風

「施設のチビ達」?


大和

「あぁ、まだ話して無かったね・・・僕は孤児なんだ」


時風

「そ、そうなんですか」?


大和

「あぁ、17年間ずっと本当の親には会った事は無いよ・・・」


少し悲しそうな声で言う大和


時風

「大和さん・・・」


大和

「でも、いつかは会えるって信じる・・・時風だって菊雄大尉と会えたじゃないか・・・だから僕もいつかは絶対に・・・」


時風

「そうです!いつかきっと会えますよ」!!!


大和

「ありがとう、時風・・・それじゃ・・・降りて貰えるかい」?


時風

「あっ・・・すみません・・・」


そう言って大和の上から降りる時風


大和

「さて・・・その木箱の中を見てもいいかい」?


時風

「どうぞ」


時風が降ろした木箱を机に乗せ、大和がその蓋を開けた


大和

「これは・・・」


中には深緑色の鞘に入った日本刀が入っていた、鞘や鍔には金色の塗装がしてあり、鞘には矢の紋章が入っていた


大和

「すごい日本刀だね・・・」


時風

備前長船びぜんおさふね永光ながみつと言う日本刀らしいです、長さは120センチと長い日本刀です」


大和

「これは扱いにくそうだな・・・抜いていいかい」?


時風

「どうぞ」


そう言って大和が長船を抜いた、抜いた長船をじっくりと見る大和


大和

「これはいい刀だ・・・何回か本物を持った事があるけどこれ程まですごいのは無いぞ・・・長いのが少し欠点だけどね」


時風

「菊雄大尉もその刀は長すぎるって言ってましたから・・・」


大和

「ちょっと素振りしたいな・・・」


時風

「なら前甲板でしましょう、私も起きたばかりなので体を鍛えないと・・・」


次回へ

ご意見ご感想お待ちしております

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ