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030 第二十九話 お見通し

時間の憩にて・・・


コンッコンッコンッ


春見

「はーい、どなたですか?」


ノックの音が聞こえ、春見は玄関のドアを開けた


大和

「春見さん、ただいま」


ドアを開けると大和が飛龍に肩をかけさせてもらって立っていた


春見

「ど、どうしたのよ大和!?」


飛龍

「ひとまず中へ、大和君は足を怪我しています」


春見

「わ、わかったわ」


大和

「さ、入って」


シナノ

「お邪魔します」


ヒュウガ

「お邪魔します」


正晴

「お邪魔致します」


春見

「どうぞ、えっと・・・」


シナノ

「自己紹介は後です、ちょっとお話したい事があります・・・」


そう言って大和達は時間の憩に入った


時間の憩、応接室にて・・・


春見

「なるほど、それで大和が怪我をしたんですね?」


正晴

「えぇ、偶然テロリスト達の襲撃現場に居合わせていましてね・・・テロリストの撃ったボウガンの流れ矢が足に当ったんです、幸い軽傷でしたので我々が処置いたしました」


春見

「ご迷惑をかけて申し訳ございません・・・大和、何でそんなところにいたの?」


大和

「えっと・・・」


                 ◎回想◎


シナノ

「いいですか大和先輩、孤児院の施設の人には帰り道にテロリストの襲撃現場に偶然居合わせたって言います、いいですね?」


大和

「あ、あぁ・・・でも春見さんに変な心配はかけたくないんだよ・・・」


ヒュウガ

「気持ちは分かるが、春見さんって人や孤児院の皆を巻き込みたくないだろ?」


大和

「そ、それはそうだが・・・」


飛龍

「それなら言わない方がいいですね」


正晴

「国家の存亡にかかわる事です、他言はたとえ身内でもしない方がいいかと・・・」


大和

「は、はい・・・」


               ◎回想終了◎


大和がどうにか誤魔化そうと言い訳を考えていた所・・・


シナノ

「大和先輩は私達2人を案内してくれていたんです」


シナノ達が口を開いた


ヒュウガ

「僕達はまだ引っ越して10日もたっていないんです、それで大和先輩はこの町の案内をしてくれてたんです」


飛龍

「私も一緒に案内していたんですが、テロリストアチが駅を襲撃していましてね・・・逃げようとした時に大和君は怪我をしてしまったんです、ですよね?大和君」


大和

「あ、あぁ・・・この町に早くなじんでもらおうと思って案内してたんだ」


春見

「そうだったの、大和は昔からそう言う所あるからね・・・そっちの皆さんに怪我がなくてよかったです」


正晴

「いえいえ、こちらも大和君を守れなくてすいませんでした・・・それでは我々はこれで・・・シナノ様、ヒュウガ様、行きますよ」


春見

「あ、お見送りいたします」


正晴

「いえいえ、あなたは大和君を見ていてください、軽傷とはいえ、矢が足に刺さってたんですから・・・」


シナノ

「それでは大和先輩、今日はありがとうございました、また学校でお会いしましょう」


そう言ってシナノ達は時間の憩を後にした


春見

「災難だったわね、大和」


大和

「えぇ・・・でも彼女たちに怪我がなくて良かったです」


春見がシナノ達を見送った後に、応接室に入って大和の隣に座った


春見

「足はちゃんと動くの?」


大和

「はい、急所や骨は外していたんでなんとか・・・」


春見

「そう・・・」


大和

「・・・」


しばらく部屋では会話が無かった、すると春見から・・・


春見

「ねぇ大和・・・正直に何があったかいいなさい?」


大和

「えっ?(ギクッ)」


春見の言葉に大和は驚いた


大和

「な、何の事を?」


春見

「17年間一緒に住んでるのに、私が何も分かってないと思ったの?」


大和

「い、いえ・・・」


春見

「正直にいいなさい、さっきの人たちってあの矢野警備会社の人たちでしょ?しかもその御曹司とお嬢様、私が知らないと思った?」


大和

「い、いえ・・・そんな事は・・・」


春見

「大和・・・さっきの話で過激派が絡んでるって事はわかったわ・・・あなたはこの時間の憩の私や皆を巻き込みたくないってのもよく分かるわ・・・でもね、血は繋がってなくても私はあなたの母親代わりのつもりよ・・・本当の事を話てくれる?」


大和

「でも・・・これは国の問題らしくて・・・」


春見

「そう・・・でもね、私はあなたが心配なのよ・・・国が絡んでいてもね・・・私が他言するように見える?」


大和

「・・・・・・・・・」


春見

「もし、ここが襲われてもあなたのせいじゃないわよ大和・・・だから話して・・・」


大和

「・・・・・・・・・」


大和はしばらく無言だったが・・・


大和

「ありがとう春見さん・・・でも本当にここをテロリスト達が狙ってくるのが怖いんだ・・・皆がテロリストの標的になるのが・・・」


春見

「大丈夫、その時は私がなんとかするから・・・その時は大和にも手伝ってもらうわよ?」


大和はその言葉を聞いて、顔に笑みを浮かべた


大和

「フフッ・・・やっぱり春見さんには敵わないや・・・」


そう言って大和は椅子から立ち上がり、春見さんの肩を叩いて言った


大和

「全部話すよ春見さん・・・でもこれから話す事はちょっと信じられない事もあるんだ・・・それでもいい?」


春見

「えぇ・・・何があったかちゃんと話しなさい、大和」


そう言って大和は今日起こった事を話始めた


その頃・・・


車内にて・・・


シナノ

「フフッ・・・やっぱり話しちゃった・・・」


そう言って耳につけたイヤホンを外すシナノ


ヒュウガ

「やっぱりな・・・あの孤児院の小母さんって強そうだもんな・・・しかし、盗聴器をつけたの分かってないとはな・・・」


飛龍

「今調べましたが、過去に痴漢を撃退しています、それに護身術の大会でなんども優勝しています」


正晴

「ほほう・・・それは興味が湧いてきますな・・・」


シナノ

「正晴さん、相手は女性なんだからね」


正晴

「分かってます、私は女性には手を出す時は正当防衛の時だけですから」


飛龍

「しかし・・・大和君は喋ってしまいましたよ?いいんですか?」


シナノ

「構わないわ、あの小母さんなら信用できる相手ぽかったし、大丈夫でしょ」


飛龍

「は、はぁ・・・」


シナノ

「さっ、早く帰ってお父様に報告よ!」



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