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014 第十三話 出口を探せ!

駆逐艦時風、棺の部屋にて・・・


大和

「これでよしっと・・・しばらくは電池は切れないと思うよ」


手に持っている懐中電灯の電池を新しいのに変えて、スイッチを入れる大和


時風

「今の科学はすごいですね、電池を変えるだけですぐ明るくなるなんて・・・」


大和

「あれ?確か1945年には懐中電灯はもう発明されてた筈・・・」


時風

「ここに人がいた時は上の電灯やカンテラを使っていたんですよ、だから懐中電灯と言うのは初めてみます」


大和

「へぇ~そうだったのか」


そう言って大和がバックを背負った


時風

「もう・・・行くんですか」?


大和

「あぁ・・・大丈夫、明日もちゃんと来るからさ・・・もう一人ぼっちにしない、約束する・・・」


時風

「大和さん・・・」


大和

「でも・・・ここからどうやって出るんだ」?


ここに入るのは簡単だったが、どうやってここからでるのか分からなかった、天井や壁を見渡しても何処にもでれそうな所が見当たらなかったからだ


大和

「ここを人が出る時どうやって出たんだい、時風」?


大和が時風に聞いた


時風

「そうですねぇ・・・私もよく覚えていないんですよ、入って来る事が多かったし、出て行く人はあまりいなかったので・・・」


時風は少し考えた、あの時に、ここに出入りしていた人達は何処から出て行ったのか・・・昔の記憶を思い出し始めた


              時風の回想


菊雄

「ふぁ~・・・こんな箱の中に閉じこもっていたら性格が陰気になっちまうよ・・・」


シャッ!


そう言って背中に背負った備前長船永光を抜いて一振りする菊雄


研究員1

「危ねっ」!?


研究員2

「菊雄大尉!いきなり刀を抜かないでくださいよ」!!!


菊雄

「あぁ、すまんすまん・・・一日一回はこれやっておかないと気持ちが落ち着かないんだ」


時風

「相変わらず危ない事してますね、菊雄大尉」


そう言って時風が菊雄の後ろに転移して来た


菊雄

「時風か、ここは狭いが少しでも体が鈍るのが嫌なんだよ」


時風

「そう言ってこの前陸軍大佐の服を斬っちゃったでしょう」


菊雄

「陸軍のお偉いさんらしいが、あの顔や威張り散らす態度が嫌いだったからやったまでだ」


時風

「それで危うく大佐に殺されかけたじゃあないですか・・・」


菊雄

「あんな肉の塊に殺られる訳ないだろ、しかも94式拳銃なんて危ない銃器を使ってる時点で先が見えてるよ」


時風

「またそんな事を言って・・・帝国の武器を馬鹿にして楽しいんですか」?


菊雄

「馬鹿にしているんじゃない、構造的に欠陥があると言っているだけだ」


そう言って菊雄はホルスターから94式拳銃を取り出した


菊雄

「この銃器は英語でシアーって言う部分を押すと暴発するんだ・・・」


時風

「そ、そうなんですか」?


菊雄

「そうそう、だから俺はこっちもいつも持っているんだ」


そう言ってもう片方のホルスターから14年式拳銃をだした


時風

「いつもそんなに武器を付けて大丈夫なんですか」?


菊雄

「14年式は親父の形見なんだから上官が許してくれたんだ」


時風

「そうなんですか・・・」


二人が話していると・・・


研究員3

「菊雄大尉、私は先に上がらせて頂きます」


一人の研究員が菊雄に挨拶しに来た


菊雄

「あれ?もうそんな時期だっけ」?


研究員

「はい、6ヶ月の任期が終わりましたので久々の地上です、あの入り口の横にある昇降機は少し怖いですけどね・・・」


菊雄

「そうだな・・・狭いし、壁がすれすれだし・・・もうちょっとマシにしてほしいよな」



               回想終了


時風

「思い出しました」!!!


時風が大きな声で言って、大和を驚かせた


大和

「ノワッ!?きゅ、急にどうしたんだい時風」!?


時風

「思い出したんです!あの大和さんが落ちて来た穴の横に昇降機があるんです」!!!


大和

「何だって!?それは本当かい」!?


時風

「はい」!!!


そう言って二人は昇降機の前まで行った


大和

「ここかい」?


時風

「はい、でも動くかどうか・・・」


大和が落ちて来た穴の出口の横には人目につかないように昇降機があった


大和

「物は試しだ」!


そう言って大和が昇降機に乗り込んでスイッチを押した、すると・・・


ゴウンッ!・・・キャイィイイイイイイイイイン・・・


昇降機はゆっくり上に上がって行った


大和

「動いた」!


時風

「大和さん」!


上がって行く大和に時風が声を掛けた


大和

「なんだい」?


時風

「・・・ちゃんと明日も来てくださいよ」!


そう言うと、時風はにっこり笑った


大和

「あぁ!絶対来るからな」!!!


大和もそう言ってにっこり笑った


それから数分後・・・


ゴウンッ・・・


大和

「止まったか・・・」


そう言って大和が外に出た、外に出ると太陽の日差しがすごく眩しかった


大和

「さて・・・帰って明日の準備と護身術の稽古と・・・時風へのお土産を持っていかないと・・・」


そう言って時間の憩に足を向ける大和であった


次回へ

ご意見ご感想お待ちしております


??

「ふっふっふっ・・・次回!ついに私が表舞台に復活します」!!!


??

「姉さん落ち着いて、ハシャギすぎたら駄目だよ」



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