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01 第零話 再会を約束して・・・

新訳『駆逐艦時風』が今ここに始まる

1945年8月14日の深夜・・・


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!


研究員1

「グワッ」!


研究員2

「ギャッ」!


あるドックで無抵抗の人間が機関銃で殺されていた


陸軍大佐

「これで全員か」?


陸軍二等兵

「いえ、まだ数人があの中に隠れています、細川法隆ほそかわほうりゅう大佐」


陸軍大佐改め法隆

「ふん・・・どうせここは永久に閉ざさなければならないんだ、一人も生かすなよ」


陸軍兵士達

「「「「「「了解」」」」」」!!!


とある部屋にて・・・


青年

「はぁ・・・はぁ・・・クソッ、最初から全員殺す気だったなあの太っちょ大佐め・・・」


壁にもたれなが座る血まみれの青年、そこへ少女が駆け寄った


少女

「大丈夫ですか、菊雄大尉・・・」


青年こと菊雄

「大丈夫だって言いたいところだが・・・もう無理だな・・・腹に腕・・・それに足に銃弾を受けたんだ、今生きているのも奇跡だよ・・・」


少女

「そんな・・・」


菊雄

「・・・『  』、君と別れるのは辛いよ・・・まだ知り合って一ヶ月も立ってないのに・・・」


少女

「私も辛いです・・・菊雄大尉・・・」


少女はその場で涙を流した


菊雄

「・・・『  』、もし俺の来世があるんだとしたら・・・かならず君を見つけてここに来るよ・・・それまでお別れだ・・・こいつを君に預けておく、もし来世で出会えたら返してくれな・・・それまで君が持っていてくれ、『  』」


そう言って菊雄は、少女に深緑色の鞘の日本刀を渡した


少女

「そんなの嫌です・・・菊雄大尉と離れるなんて私・・・」


菊雄

「・・・大丈夫だ、必ず君を見つけるよ・・・『  』」


陸軍二等兵

「いたぞ」!!!


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!


菊雄

「グッ!・・・」


少女の目の前で青年は撃たれ、息絶えた


少女

「い、いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」!!!!!!


少女はその場で泣き崩れた


法隆

「・・・矢野菊雄やのきくお海軍技術大尉、君は知り過ぎてしまったんだよ・・・」


少女

「菊雄大尉っ・・・菊雄大尉ぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」!!!


そこで僕の記憶が途切れた・・・


2012年7月のある日


小母おばさん

「と・・・大和・・・大和!!!起きなさい、!遅刻するわよ」!!!


青年

「ふあっ」!?


ベットで寝ていた青年は中年の小母さんに起こされた


小母さん

「もう、朝ご飯できてるから早く降りてらっしゃい、皆もう準備出来てるのよ、大和」


青年の名前は矢野大和やのやまと、この児童養護施設『時間ときいこい』でそだった青年だ、年齢は17歳の高校二年生


大和

「ごめんごめん春見かすみさん今、着替えて降りますよ」


小母さんこと春見

「早くしないと朝ご飯冷めるからね」


大和を起こしたのは佐々木春見ささきかすみ、この施設の経営者である


大和

「ふぅ・・・また変な夢を見ちゃった・・・」


春見

「また、見ず知らずの少女との再会を約束した夢」?


大和

「えぇ・・・今日でもう10回目ですよ、同じ夢を見るのが」


春見

「もしかしたらそれが大和の運命の人かもね」


大和

「茶化さないでくださいよ春見さん」


春見

「冗談だって、先に降りてご飯ついどくからね」


大和

「了解です、すぐ着替えております」


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