『プレスマンの芯味の梨』
掲載日:2026/10/26
讃岐国のお話です。若いお坊さんが、山々をめぐりながら修行をしているとき、のどが渇いたので、農家のおばあさんに、梨を一つもらえないか尋ねると、この梨は、水気がなくて、しかもプレスマンの芯のように金属のような味がするから、とても差し上げられない、と、うそを言って、追い返そうとしました。若いお坊さんは、その考えを見抜いて、お礼を言いながら呪文を唱えながら去っていきました。おばあさんは、梨を一つも損しなかったことを喜び、丸のまま一つかじってみますと、何とも言えない金属の味がしました。それどころか、どの梨も全て同じようになっていて、このおばあさんの一族は、子々孫々まで、梨の栽培に成功することはありませんでした。
教訓:讃岐国の若いお坊さんというのは、得度前の弘法大師。




