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隠された最強の物語  作者: 沼口ちるの
別ルート 短編集

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生徒会長ルート

if-1:規則の歪みと、会長の秘密の計画書

決定的な密着と会長の覚悟

時空リセット(第九話)から数日後。僕は、月島恵那会長と、図書館の隅で向かい合っていた。


あの時、会長は僕とキスをしたと誤認している。彼女の顔は、いつも以上に引き締まっていた。


「神代くん。貴方との『世界の運命を守るための儀式キス』は、私に大きな気づきを与えたわ」


「会長、あれは、その、誤解で……」


「誤解ではない! 私は、貴方との『最強の協力関係』を、学校の規則以上に優先すべき最重要事項だと認識したわ。そのために、この計画が必要よ」


会長は、厚いファイルを取り出した。表紙には、『神代悠真と月島恵那による、完璧な未来構築計画書(極秘)』と書かれている。


「会長、これ、なんですか?」


「貴方と私が行うべき、『運命を最適な形に修正するための、年間スケジュール』よ。具体的には、放課後の秘密の二人きりの会議(週五回)、週末の運命修正フィールドワーク(デート)、そして、最適な遺伝子を残すための……」


「ちょ、ちょっと待ってください! 最後のは、規則違反でしょう!?」


僕は慌てて計画書を閉じようとしたが、会長は僕の手を掴み、その手を計画書の上に重ねた。


「規則ではないわ。これは、人類の未来のための、最善の計画よ。貴方の能力は、『私との共同作業』を強く望んでいる。私には分かるわ」


会長は、僕の能力の残滓を、「世界を良くするための厳格な使命」と解釈し、僕との関係を「規則で縛る」という形で深めようとしていた。


規則が呼ぶハプニング

その日の放課後。僕と会長は、「秘密の二人きりの会議」のため、誰もいない生徒会室にいた。


「神代くん。生徒会室は、規則により『二人きりでの滞在は三〇分まで』と定められているわ。そのため、三〇分以内に、『最適な運命修正の結論』を出さなければならない」


会長はストップウォッチをセットした。


「じゃあ、早く始めましょう」


僕が席に座ろうとした瞬間、部屋の照明が突然消えた。


「キャッ!」月島会長が小さな悲鳴を上げた。


僕は反射的に、能力を使った。


目的: 会長に不安を感じさせず、この暗闇を『合理的でロマンチックな状況』にする。


操作: 生徒会室に、「規則に違反しない、微弱な光と、心地よい香り」を生じさせる。


僕の能力が作り出したのは、暗闇の中に浮かぶ、蛍のような光と、アロマディフューザーから漏れる、落ち着いたラベンダーの香りだった。


「あら。これは……『節電規則』に準拠した、効率的で、非常にロマンチックな状況ね」


会長は、すぐに規則を持ち出して状況を解釈した。


そして、暗闇の中で、会長が僕の腕を掴んだ。


「神代くん、時間が惜しいわ! 規則によると、『緊急時は、情報の伝達を最も効率的な方法で行う』必要がある。つまり……」


会長は、僕の顔を、暗闇の中で僕の顔に近づけた。


「つまり、物理的な接触による、意思の疎通よ!」


会長の真面目さと規則へのこだわりが、「触れ合う理由」を次々と作り出していく。


if-2:運命修正フィールドワークと、規則の破綻

計画的なデートと強制参加

週末。計画書にある「運命修正フィールドワーク」が実行された。それは、「規則通り、朝九時集合、夜八時解散」という、厳格なデートだった。


「神代くん。本日のフィールドワークは、『最適な恋愛の進行段階を分析するための、公共の場所での共同研究』よ。具体的には、遊園地での『ジェットコースターの同乗による、吊り橋効果の測定』と、『二人乗り観覧車での、密室環境がもたらす心の開示の分析』よ」


会長は、クリップボードを持ちながら、真剣な顔で言った。


「会長、僕たちはデートに来ているんですよ? もっと楽しんだらどうですか?」


「違うわ。これは『世界のための、運命修正作業』よ。楽しむのは、運命修正が完了してからよ」


しかし、僕たちの運命修正フィールドワークは、すぐにハプニングに見舞われた。


遊園地のジェットコースターに二人で乗った瞬間、僕の能力が暴走した。


暴走理由: 会長が「遊園地の乗り物は、最高時速六〇キロ以下でなければならない」という規則を呟いたため。


僕の能力は、会長の規則を増幅し、ジェットコースターの最高時速を六〇キロに固定した。その結果、ジェットコースターは、最高地点に達した瞬間、停止した。


「キャアアア!」


乗客たちの悲鳴が上がる中、会長は冷静だった。


「これは、規則遵守による、運命の停止ね。神代くん、この状況を『最適な形で再始動』させるのが、貴方の仕事よ」


僕たちの真下では、和泉咲と莉子が、偶然遊びに来ていて、僕たちを見上げていた。


「悠真兄! 規則違反だよ! 大魔王リコリスが助けに行く!」莉子が叫ぶ。


「神代くん! 危険よ! 私の光の糸で、あなたを降ろすわ!」和泉が叫ぶ。


規則の破綻と、告白の必要性

僕の能力は、「妹の独占欲」と「和泉の純粋な愛」を無視し、会長の計画を優先した。


能力の目的: ジェットコースターからの脱出と、会長との関係を次の段階に進めること。


操作: ジェットコースターから、『会長が最もロマンチックだと感じるシチュエーション』で脱出させる。


僕は、会長を抱きかかえ、無重力状態を作り出し、空中で会長を回転させながら、ゆっくりと地上の和泉たちの元へ降下した。まるで、ロマンチックな空中ブランコだ。


地上に降り立った瞬間、月島会長は僕の腕の中で、完全に理性を失っていた。


「神代くん……貴方の能力は、規則を破ることで、最高の美しさを生み出すのね……!」


会長は、自分の計画書を破り捨てた。


「計画は破綻したわ! 私は、規則ではなく、貴方の心に従う! 私の運命は、貴方に委ねるわ!」


月島会長は、僕の目をまっすぐ見て、理性を捨てた情熱的なキスをした。周囲のヒロインたちが見つめる中、会長の「最強の告白」が実行された。


if-3:世界を統治する愛と、生徒会長ルートの結末

永遠の統治と秘密の計画

数年後。僕は、月島恵那と結婚した。


僕たちの結婚式は、「世界で最も効率的で、規則正しい式典」として、ギネス記録に登録された。もちろん、僕の能力で、「完璧な天気」「完璧な進行」「完璧なヒロインたちの祝福」が実現した。


月島恵那は、若くして内閣総理大臣となった。彼女は、「世界を完璧に統治する」という夢を実現するために、僕の能力を「世界統治のシークレットエンジン」として利用している。


僕の役割は、首相官邸の地下にある、極秘の「運命修正室」に入り、彼女の政治的な判断が「最高の幸福」をもたらすように、因果律を微細に調整することだ。


僕たちは、国民には知られていない秘密の共同作業で、世界を動かしている。


他のヒロインたちの規則正しい幸福

僕の能力は、月島会長の「全ヒロインが、規則に準拠した幸せを得る」という願望を叶えた。


義妹・神代莉子:僕たちの家の「専属の家政婦兼、家庭内大臣」となった。彼女は、「兄夫婦の生活を、世界で最も快適で規則正しいものにする」という使命に、喜びを感じている。彼女は、僕たちの子供たちを、「厳格だが愛情深い教育」で育てている。


和泉咲:教師となった。彼女は、「学校の規則と生徒の自由を両立させる、理想的な教育者」として、全国から尊敬されている。彼女のクラスの生徒たちは、なぜか「最も幸福な卒業生」になる運命にある。


佐倉澪:「世界運命修正局」の局長となり、僕と会長の共同作業のデータ分析を行っている。彼は、僕と会長が作り出す「愛と規則に満ちた世界」を、淡々と記録し続けている。


僕たち夫婦には、娘が三人いる。彼女たちは全員、「完璧な統率力と、常識外れの可愛さ」を持っている。


月島首相は、公務で多忙を極めるが、僕に電話をかけるのは、必ず夜九時と決まっている。


「神代くん。今日の運命修正の報告よ。そして、『夫婦間の愛情の規則正しい実行時間』よ」


僕は、地下の修正室から首相官邸の自宅へとテレポートする。


「ああ、承知いたしました。会長」


僕の最強の能力は、「規則と愛が支配する、最高のハーレム」を維持するために、永遠に働き続けるのだ。

神代悠真です。月島会長とのルートは、「規則が愛の形となる」という、非常に厳格で、同時に熱狂的な展開でした。


会長は、世界を完璧に統治し、僕は、彼女の「愛と統治の唯一の秘密」となりました。地下室での秘密の共同作業は、非常にスリルがあります。


莉子は、僕たちを最高の形でサポートしてくれていますし、和泉も教師として幸せです。


結局、僕の能力は、選んだ女性の最も強い願いを、ハチャメチャな形で叶えることが、使命のようです。


神代悠真

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