表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
精霊契約でパーティー追放されたけど、今さら戻ってこいとか言われても遅い!  作者: 夢見叶
第4章 精霊協会と隠された真実

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

59/106

第13話 追撃戦!協会兵VS精霊連携

「……来たな」


振り返ると、月夜を裂いて黒い外套の魔導師たちが一斉に降り立った。

協会の追撃部隊――精霊討伐専門のエリートだ。


魔導兵長が一歩前へ。

硬い仮面のような顔で俺を指さす。


「無断契約者レオン=アークライト。そして、不正に運用された精霊たち。全員拘束する」


ミルが俺の後ろで翼を広げ、露骨にムッと頬を膨らませた。


「不正ってなによ!わたしたちはレオンの家族なの!」


ゼルフィアは冷静に構える。


『家族扱いは照れるが……同意だな』


ノワールは影に溶けるように消えた。


『初っ端からやる気満々の顔だな、人間ども』


俺も負けずに睨み返す。


「こいつらは兵器じゃない。仲間だ」


魔導兵長は嘲笑した。


「くだらん幻想だ。精霊は感情を制御しなければ、人間を滅ぼす災厄になる」


「あんたらがその感情を奪ってきたんだろうが!」


声を張り上げたと同時に、敵の詠唱が始まる。

金属の光、装甲化した魔力障壁。

完全に戦う気だ――!


「来るぞ!」


◆ ◆ ◆


最初に跳ねたのは雷だ。


『任せろ、今しの雷鳴は我が楽曲ッ!』


ゼルフィアが杖を振り下ろし、大地を這う巨大な稲光が敵の防御障壁を一瞬で焼き切った。


「なっ――防御が!?」


次に、ミルの風が唸る。


「レオン、いっちゃえーっ!!」


竜巻のような突風が敵隊形を崩し、重装兵まで空へ舞い上げた。


「ぐあっ!? な、なんだこの風圧は!」


『その隙だ、動け』


ノワールの声がすぐ耳元に落ちる。

心臓が跳ねた。影の分身が敵の死角を完全に覆っていた。


そして――俺は踏み込んだ。


「うおおおお!!」


俺の剣が魔力を帯び、光を纏い始める。


――ルミナ。


振り返ると、小さな光が震えながら俺に寄り添っていた。


《……助けたい。あなたと一緒に》


その声が剣に流れ込む。

刃が眩い光柱へと変わった。


「や、やめ――」


一閃。

敵の装甲が一瞬で吹き飛ぶ。


魔導兵たちは恐れを露わに後退した。


「こんな……力の連携、理論上ありえない……!」


俺は息を吐き、吠える。


「ありえなくなんてない。俺たちは――チームだッ!!」


『ふふん!もっと褒めなさいよね!』


『言葉より結果を』


『我らの返答は、永遠に勝利だ』


精霊たちの声が重なり、俺の心は熱に包まれた。


◆ ◆ ◆


「まだだ……!」


魔導兵長が未知の魔法陣を展開。

塔の研究で使われていた制御刻印だ。


「精霊は支配するもの――それが人類の生存法だ!」


俺は剣を構え、叫ぶ。


「支配じゃない!力は――信じ合うためにあるんだ!」


ゼルフィアとミルとノワールと、ルミナ。

全員の力が俺の足元へと集まり――

光と風と雷と闇が融合する。


「喰らえぇぇぇ!!」


地を裂く爆発的な衝撃。

魔導兵長は膝をつき、杖を手放した。


「……貴様……なぜそこまで……」


「仲間だからだ」


短い答えが、すべてだった。


兵長は歯噛みしながらも、部下に撤退を命じる。


「……退け。これ以上は無益だ」


夜の闇へ消えていくその背に、俺は最後まで睨み続けた。


◆ ◆ ◆


戦いが静まると同時に、塔の中心から轟音が響く。


ドォォォンッ!


塔全体が揺れ、青白い光が迸る。


「レオン……」

ルミナの光が、不安にふるえていた。


カイが蒼白な顔で叫ぶ。


「精霊結晶が臨界寸前だ!このままじゃ塔ごと爆発する!」


ゼルフィアが空を睨んだ。


『ルミナの力が……引っ張られている』


「行かなきゃ!」


俺が走り出そうとした時、ルミナが俺の手を掴む。


《……怖い。でも、止めなきゃ》


小さな体から光がこぼれる。


俺はその手を握り返す。


「怖くても……一緒に行こう」


ルミナは少し、泣きそうな顔で笑った。


《うん》


夜風を切り、俺たちは塔へ駆け出した。

――次の恐怖と喪失が待ち受けているとも知らずに。

 最後までお読みいただきありがとうございます。


「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


「今後どうなるのっ……!」


と思ったら


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークすると更新通知が受け取れるようになります!


ブクマ、評価は作者の励みになります!


何卒よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ