表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
精霊契約でパーティー追放されたけど、今さら戻ってこいとか言われても遅い!  作者: 夢見叶
第3章 雷鳴の都と導きの魔導士

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/109

第1話 雷都ヴァルデンへの旅立ち

ギルドの祝宴から一夜明け――

俺たちは、早くも次の依頼を受けることになった。


ギルド長エドガーは酔いも残っていないらしく、朝から豪快に笑っていた。


「Bランク昇格、おめでとよ!……で、だ。お前らにしか任せられねぇ仕事がある」


「いきなり遠征ですか?」


「雷都ヴァルデンに向かってもらう。雷精霊たちが荒れてるらしい。協会も動いてやがる」


エドガーの表情が少しだけ曇る。


「……精霊協会は、綺麗ごとだけで成り立ってねぇ。気をつけろよ、レオン」


俺は息をのみながら、しっかり頷いた。


「わかりました。行ってきます」



道中――空が突然轟いた。


「ひゃっ!? な、なんで空が怒ってるのぉ!?」


ミルが耳を塞いで飛び上がる。


「お前のテンションにイラついているだけだ」


ノワールは冷ややかだ。


「ひ、ひどい! ノワールは優しくないっ!」


「お前に優しくしたら、調子に乗る」


「乗らないっ! ちょっとだけなら乗るけどっ!」


……いや、乗るんかい。


俺は苦笑しながら二人の頭を軽く撫でた。


「大丈夫だ、ミル。雷精霊が遊んでるだけだよ」


「ほ、本当……?」


「もし危なくなっても、俺が守るから」


ミルはぱぁっと明るい笑顔を見せる。


セリナはそんなやりとりを見つめ、ふふと嬉しそうに微笑んだ。


「レオンさんの言葉、あったかいですね」


胸が少しくすぐったくなる。



都市が見えてきた瞬間、言葉を失った。


空一面に広がる雷雲。

常に走る稲光。

巨大な塔が雷撃を吸い上げ、街全体へと魔力を循環させている。


「すごい……これがヴァルデン……」


セリナが息を呑む。


「うわっ、空がピカピカ鳴ってるよ!?」


ミルがはしゃぐ。


「鳴っているのは、お前の頭の中だろう」


「なっ!? また言った!」


騒がしい。でも、その賑やかさが心地いい。


俺は思う。

追放されたときには想像もしなかった未来が、今ここにある。



街を歩くうち、耳に入る噂話は不穏なものばかりだった。


「最近、雷精霊が狂暴になってきてるらしいぜ」

「魔導塔も誤作動続きだとよ。怪しいな……」


ノワールが眉をひそめる。


「精霊と魔導技術……相性はいいが、均衡が崩れれば崩壊の引き金だ」


「……嫌な感じだな」


風を感じる。

ミルの羽ばたきが、どこか落ち着かない。


そのときだった。


遠くの塔が、心臓の鼓動みたいに光った。


ドン……ドン……


鼓動は次第に速くなる。


「なんだ、あれ……」


「雷環の塔。雷都の心臓部です」


セリナが不安そうに呟いた。


風精霊も、影精霊も、光精霊も――

不安のざわめきを隠さない。



「まずはギルドへ行き、情報を整理しましょう」


セリナの提案に頷く。


目的地――雷環の塔。


そこには、俺たちを待つ視線があった。


最上階のバルコニー。

青いローブの青年が、静かにこちらを見下ろし笑みを浮かべている。


「来たね。三精霊の共鳴者――レオン=アークライト」


……まるで、すべてを理解しているかのような眼差しで。


俺は息を呑む。


ただの遠征では終わらない。


この街で――

俺はまた、新たな力の意味と向き合うことになる。

 最後までお読みいただきありがとうございます。


「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


「今後どうなるのっ……!」


と思ったら


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークすると更新通知が受け取れるようになります!


ブクマ、評価は作者の励みになります!


何卒よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ