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精霊契約でパーティー追放されたけど、今さら戻ってこいとか言われても遅い!  作者: 夢見叶
第2章 ギルド昇格試験編

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 第8話 最終試験 ― 模擬ダンジョン突入

 地下深く、巨大な魔術門の前で息を整える。


(ここが……最終ステージ、模擬ダンジョン)


 手袋を引き締めて一歩踏み出した瞬間。


「ついに来たわね!レオンと二人きりのダンジョンデート!」


 ミルが当然のように俺の腕に絡みついてくる。


「いや三人だ。私を忘れるな」


 影からノワールがひょっこり出てきて、ミルが舌打ち。


 そんな俺たちの前へ――

 柔らかな光が差した。


「レオンさん。わたしを、仲間に入れてください」


 セリナだ。

 試験運営を手伝っていたはずなのに。


「……え?」


「あなたと戦いたいです。そして――あなたの力になりたい」


 真っ直ぐな瞳に、思わず息を呑む。


「ちょっと!何で当然みたいにヒロイン面してんのよ!?」


 ミルがセリナに迫る。


 だがセリナは一歩も引かなかった。


「だって――好きだからです。レオンさんのこと」


「はぁあああ!?!?」


 ミルと同時に俺も叫んでいた。


(え、今……告白された?)


「レオンさんの魔力に触れた時、胸が熱くなって……怖いくらいに惹かれてしまったんです」


 セリナは俺の手を握り、熱を宿した目で見上げてくる。


(……ずるいだろ、その顔)


「ねぇレオン!いつ落としたの!?説明しなさい!!」


「知らねえよ!俺だって驚いてる!」


「勝手にとか言わないでください……傷つきます」


「ご、ごめん」


 なぜか俺が悪者みたいになっている。


 ノワールはニヤつきながら言った。


「レオン……調子に乗るなよ?」


「乗ってねぇ!」


 言い合ってる場合じゃない。

 けど――セリナの手の温度が離れない。


「……一緒に来てくれ。セリナ」


「はい……! 嬉しいです」


 笑顔がまぶしくて、少し目をそらした。


◆◆◆


 ダンジョン内部は霧に満ち、罠魔法もある。


「セリナは後方援護!ミルは前衛、ノワールは影!」


「了解!」


「ふん、指図しやがって」


 巨大な甲殻獣が迫ってくる。


「来るぞ!」


《ガシャアァ!!》


 ミルの風刃が装甲を裂き、ノワールの影が動きを止めた。


 と――


 セリナが俺の手をぎゅっと握る。


「……信じてください」


 その瞬間、体温が伝わり胸が跳ねた。


「……任せろ」


 光が俺たちを包む。


「《トリニティ・ジャベリン》!」


 三属性の槍が敵を貫き、甲殻獣が崩れ落ちた。


「レオンさん……手が熱い」


「そっちは魔力の余波……だと思う」


「わたし、もっと……触れていたいです」


(ちょっ…触れ方がいやらし……!)


 ミルが割って入ってくる。


「離れろ!!レオンの手は右があたし、左がノワールなの!!」


「どこに影が手を持つ設定がある」

とノワール。


 セリナは一歩も引かず。


「なら、レオンさんの心は……わたしがもらいます」


「どストレートやめろぉ!!」


 俺の心臓は死ぬほど忙しい。


◆◆◆


 ダンジョンの奥――

 明らかに《視られている》感覚が。


「協会だな……」


 ノワールが唸る。


 セリナが俺の袖をつまんだ。

 震えている。


「怖いんです……。もし協会に知られたら、わたし……また……」


(また……?)


 とっさに、彼女の手を包んでいた。

 守りたいと、自然に思った。


「大丈夫だ。俺が守る。お前の未来は、お前のものだ」


 セリナの瞳が潤む。


「なら……信じます。わたしの、大切な人」


「っ――」


 セリナは俺の手に口づけた。


「ちょっ、今キスした!?してたよね!?!?」


「手ですよ。次は……それ以上を目指しますけど」


「誰が許すかぁ!!」


 大騒ぎするミル。

 俺はもう、心臓バックバク。


(ど、どうしてこうなる……!?)


 甘い混乱のまま、俺たちは

《幻影》の待つ深部へ踏み込んだ。

 最後までお読みいただきありがとうございます。


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