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封印されていた最古の魔王。――外伝――  作者: 斉藤一


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再戦

エリザ達が約束の場所へ行くと、すでに勇者たちが待っていた。時計が無いので、正確な時間の待ち合わせをするのは不可能だ。


「きたわね。にげたのかとおもったわ」


「うんうん、まちわびたわね」


ソルスとルナは腕を組んで偉そうに仁王立ちしていた。


「それじゃあ、さっそくはじめましょうか」


ソルスはロイと、ルナはグレンと一緒に移動する。ロイは、エリザ達の姿が見えた時点ですでに全員にステータスアップの魔法を使っておいた。


「自分勝手な……」


マオは、こちらの意見を言う暇も無く戦いを始めようとする勇者たちに唖然とする。だが、戦わないという事は無いと思っていたのでエリザ達も準備する。


「わたしはこっちね」


ルナはレランの方へと走り寄る。


「あたしの相手はあんたか」


レランはすぐに火を操り火球にし、ルナへ放つ。しかし、それは火を得意とするグレンによって防がれる。


「くらえ、やみの矢」


ルナの手から小さな黒い矢が大量に発生しレランを襲う。


「くっ!」


レランは、見た目が小さな矢だったため、大したことは無いと判断して受けたが、見た目以上に威力があったため、ちくちくと肌を刺す黒い矢に立ち止まるしか無かった。


なお、エリザとマオは、しばらく手を出すつもりはない。よほどのピンチになれば別だが、レランとクロンの戦闘練習だと思っている。


同時に、クロンの方もソルスと戦闘が始まっていた。クロンは近距離戦をしようとソルスへ向かって走る。ソルスは、近づいてきたクロンに手のひらを向けた。


「ひかりよ」


ソルスの手から、放射状に光が発生しクロンを照らす。見た目はただのライトのようだが、すぐにクロンが苦しみだした。光に照らされたクロンの黒い鎧から、シュウシュウと湯気が発生していた。


クロンは、すぐに光の射線から離れようとするが、ソルスはその動きに合わせて手のひらを動かすため、クロンは仕方なく距離を取る。攻撃範囲は狭いのか、少し下がるだけで熱の温度は下がった。


「戦いづらいです」


ソルスとクロンの戦闘は、クロンがなかなか近づけないために決着が着かず、ルナとレランの戦闘も、レランの火魔法がグレンによって相殺されるためにルナの攻撃をレランが一方的に受ける結果となっていた。これは、勇者たちが想定した戦闘を有利にする計画の成功を意味していた。


「さすが、ロイね」


「ありがとうございます」


ソルスはロイを褒める。ロイは戦闘力が高くない、回復などのサポートがメインの神官ではある。だが、ロイの真価は祈りによる神のお告げを聞くことが出来る事だった。これは、ロイが知りたいと思ったことが、断片的ではあるが知ることが出来るという能力だった。





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