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エキチカ大革命 ※あらすじのみ

作者: さわゆう

 仕事終わり、ユウキは足早で駅地下の惣菜店「カランコリ」に向かっていた。


 午後8時。閉店1時間前を迎えたカランコリでは、残っている惣菜に割引シールを貼り始める頃だろう。



 ここ数日は残業が続き、コンビニのおにぎりやサンドイッチ、カップ麺しか食べていない。そんなユウキにとって、カランコリの惣菜は貴重な栄養資源だ。



 特に最近のお気に入りは、先月から始まった中華料理フェアのコーナー。


元々カランコリはピザやフリッタータ、パスタなど、イタリア料理を主体としたメニューを多く取り扱っている。


 そこで突如始まった中華料理フェア。焼売や春巻き、青椒肉絲や麻婆豆腐などありきたりなメニューであるにも関わらず売り切れ必至なのは、ひとえにシェフの腕が良いことに他ならない。


(麻婆豆腐をつつきながらハイボールをチマチマと・・・。いや、ビールでアツアツの焼売を流し込むのもいいな・・・)



 既にシェフの料理の虜になっているユウキも、今日の晩酌の内容を考えながら駅地下に到着。思わず駆け出しそうになるのをこらえながら、エレベーターに歩を進める。



(小籠包も美味いんだよな。まずは小籠包、それからビールと焼売、回鍋肉だな)



 頭の中でメニューが決まったと同時に、エレベーターの扉が開いた。乗り込んだエレベーターの同乗者はユウキを含めて5人。



 この5人こそ、後に駅地下の窮地を救う存在になるとは、この時は5人自身、誰も想像していなかった。

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