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Boarunn Fode  作者: 仙治優
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はじまり

 俺はどこにでもいるごく平凡な高校生だ。

 

 名前は柚木原渚。


 普通の名前過ぎて覚えてもらえないこともしばしば…


 そんな俺にも友達が何人かいる。


 一人はクラスの人気者、一人は学年一の秀才、そしてもう一人は…


 ゲームオタだ。


~~~~~~~~~~~~


 俺は数少ない友人の横山拓海の家にいた。


 放課後に暇だったのでこいつの家に来た。



「渚!これ見ろよ!」



 大きな声で拓海はそれを見せてきた。


 いつも耳元で叫ばれるのでいつか耳が聞こえなくなるだろう。


 そう思いつつも俺は渡されたものを見た。



「なんだそれ…体感型最新MMOボアフォ?」



 俺はまったく知らないものを見て困惑していた。


 だがこの反応を待ってましたとばかりに拓海は早口で…



「これはだな…超神ゲーなのだよ!」



 そうこいつ…横渚拓海はゲームオタなのだ。


 うん…今回もそうだろう。



「いつもそう言って変なゲームを俺にやらせるよな?」



 拓海は前科犯だ。


 昔からいろいろなゲームをやらされてきたのだが時々モザイクがかかるようなゲームをぶっこんでくる。

 

 拓海は「男子高校生はみんな好きなやつだぞ?」と言ってきたがそんなわけない。


 もちろん欲望がないわけじゃあない。


 俺も思春期真っ盛りだ。


 だがそれとこれは別だ。


 そんなわけで最近は警戒しているのだ。



「いや今回はガチで違う!」



 拓海は真剣な表情で訴えてきた。


 だが俺は…



「本当かぁ?…」



 疑いの目を向けていた。


 だって怖いんですもの。


 想像してみてください…リビングのテレビでアダルトなゲームが流れた瞬間を…


 ちなみに妹がいました…



「じゃあタイトルを検索してみろよ!」 



 と拓海が言ったので俺は調べることにした。


 そして調べた結果は超神ゲー…らしい。


 最近でたゲームらしく「最新技術を駆使して作り上げた最高のMMO!」という売り文句でバカ売れしているらしい。


 拓海にしては普通のゲームを勧めてきた。


       ・

 だが俺は何か裏があると思った。


 俺と拓海は中学からの付き合いなのでなんとなく分かる。


 こういう時は何かを企んでいる。


 こんな馬鹿正直にゲームを勧めない。


 しかしここは敢えてのっておこう。



「しゃあねぇなぁ~、やってやるか!」



 そう俺が言うと拓海は…



「そうこなくっちゃ!では自分のゲーム機買ってきて?」



 ん?今なんつった?



「え?貸してくれるんじゃねぇの?」



 拓海は肩を竦めて。



「ヘッドゴーグル一つしかないし…お願い☆?」



 こいつ…はあぁ…。 



「何円だよ?」



 俺がそう言うと拓海は言った。



「五万‼」


「いや高いわ!」



 と言いつつも次の日に俺はゲームを買いに行っていた。


 実際にはゲームとソフトで十万もしたが…。


 この瞬間が俺の人生を大きく変えるとは知らずに…


 

~~~~~~~~~



 俺は現在自分の家の自分の部屋にいる。


 俺は昨日注文しておいた「Boarunn Ford」、そして使用するためのゲーム機が届いていたので早速開けてみた。


 説明書見ると物凄い高性能だと分かった。


 拓海によると。



「VRMMOという最新技術を使っているのだが、このゲームは何よりスペックが非常に高い!200fpsなのでなめらかな心地なのはもちろんのこと、Boarunn Ford自身のネットワークシステムがあるので大人数でやっていても通信がスムーズ!そして何よりグラフィックが…」



 と長々と説明してくれていたのでよく分かったいたが。


 俺は早速説明書を読みながら、Boarunn Fodeをやる準備を整えた。


 そんな時に俺のスマホが鳴った



「誰だ?…俺の連絡先を知っている奴なんて数少ないのに…」



 そんなことを思いつつ電話に出ると…



「もしもし…」


「誠二ぃいいい!」



 俺は最初拓海だと思い、スマホを手に取った。


 あとでBoarunn Fordをやる約束していたこともあるからだ。


 だが電話の相手は違うらしく…。



「優羽か?…」


「うんっ!そうだよ?」



 榊原優羽。俺の幼なじみで同じ高校のクラスメイトだ。


 栗毛のショートカットの女の子だ。


 クラスでは…いや学校の中でも人気のある生徒だ。


 今どきそんな奴いるのが本当にいる。


 背が高く、愛想がよくて美人で勉強も運動もできる。


 おまけに胸も大きい。


 そんな子が人気にならないわけもなく…



「ねえ!聞いてんの!」


「ん…すまん…何だっけ?」



 俺は少し考えていたので聞いていなかった。


 電話の向こうから「はあ…」と溜息が聞こえた。



「今日暇かな~って連絡したの!で!暇だよね?今からさ…」



 いつも強引だ。


           ・

 こいつは俺に対しては素になる。


 学校では品行方正な優羽さんですが俺の前だと全く違う。


 甘えん坊でわがままで自分勝手な奴だ。


 あの拓海ですら素の優羽を見た時に雷に打たれたような衝撃で眩暈を起こしていた。


 まあ…あいつは変わっているから何とも言えないが知らない人から見ればだいぶ違うだろう。


 戻るがよくこんな感じにいろいろなところに連れまわされるのだ。


 大概はストレス発散のために俺も同行するのだ。


 いつも優羽のまわりにいる仲良しさんたちといけばいいと言うが俺じゃないとだめらしい。


 しかしいつも暇だからといって連れまわされるのはいかがなものかと思っていた。



(よしっ!今回は用事があるし断ろう!たまにはいいだろう!)



「俺今日さ~用事あるからさ~無理だわ!」


「……」



 あれっ?俺普通に言ったよね?


 優羽は数秒沈黙した後に。



「ふぅ~ん…まあいいけど…」



 ブツッ。



「ん?もしもし~切れてるし!」



 いつのまにか電話切れていた。


 少し優羽が怖い感じがしたが大丈夫だろう…たぶん。


 ……やっぱり怖いからあとで連絡しよう。


 そう決めた俺はその後も準備した。



 数十分後…


 俺はBoarunn Fordをやる準備が整えられた。


 俺は別にオタクというほどゲームをやっているわけではないがある程度は知っている。


 だから何も困ることもなくできた。


 まあ初心者でもできるようにしているから誰でもできると思うが…。


 トゥルルルル…


 電話が鳴っている。


 ヤバい…冷や汗かいてきたんだけど…。


 俺は恐る恐る電話取った。



「もしもし…」


「こちら、拓海!どう?準備できた?」


「俺は今拓海と会ってから初めて拓海に感謝しているよ…」



 安堵していた。


 優羽がまたかけてくるとは思っていなかったがこれ以上話すと俺の今日のスタミナゲージが大きくすわれそうだった吸われそうだったから。



「よくわからんが…まあいいか。俺も後からすぐにBoarunn Fodeに行くから先入ってて?」


「おう!」



 俺はヘッドゴーグルを付けてBoarunn Fordの世界に入った。






 


 

 



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