異世界から来た勇者に嵌められて時空牢獄へ永久追放された同族殺しの殺り直し～牢獄内で古の魔王たちに稽古をつけてもらって無尽蔵の力を手に入れたので俺TUEEEしている奴らを全員断罪してやろうと思います～

スラム上がりの宮廷魔術師デルタはひょんなことから異世界から召喚された勇者の護衛役に任命される。
だが勇者の一人である剣の勇者リク・シンドウの暴行でデルタは毎日のように痛めつけられるという地獄の日々を送っていた。
勇者という存在が神聖化された現代では逆らうことは出来ず、我慢を続けるデルタ。

その光景をみた唯一無二の親友であるフィアナはデルタを庇い続けるが、ある事件をきっかけに剣の勇者リクの超越した力で無残にも殺されてしまう。しかもそれをデルタに擦り付けることで、デルタは国内で最も禁忌とされている同族殺しの罪を背負ってしまってしまうことに。
冤罪を主張するが、信じてもらえなかったデルタは国王の命令で時空牢獄に永久追放されてしまう。

この世から完全に隔離された異空間に放り出されたデルタはそこでフィアナそっくりの謎の少女、エレオノーラと出会う。
エレオノーラは勇者によって歪んでしまった世界を変えるべく、勇者の抹殺をデルタに頼む。
そしてそれが失った親友を生き返らせる方法に繋がると知る。
デルタはそれに応じると、特訓をするべく牢獄内のある場所へと案内されるが、そこにはかつての大戦で勇者によって封印された古の魔王たちが眠っていた。
その後、彼らによる特訓によってデルタは時空牢獄の壁を自力で破るほどの超越した力を手に入れることに成功する。
こうして現代に戻ったデルタは親友を生き返らせるため、そして歪んだ世界を変えるために勇者抹殺の旅に出るのだった。