案内人
気がつけば目の前は大きな木が目の前にあった。周りを確認し僕は大きなため息を吐いた。
「何処ここ?途中から記憶曖昧だし何で僕1人だけしかいないの他にも乗客やクラスメイトは?何で森?それに最後あの神様話し相手じゃなく遊び相手って訳わかんない、、、」
と、今までの疑問や状況などを考え頭を整理して行く。すると頭の中にポーン携帯の着信音のような音が聞こえた。
『やあやあ、無事着いたみたいだね。なになに質問かい?今疑問に思った他の人達だけどその人達はみんな呼ばれた国にちゃんと着いてるよ。あとなぜ森なのかとゆうと君が心の中で思っていたラノベと言うのを参考にさせてもらたよ。でも意味わかんないよね何でわざわざ不便な所に送るのって思ったけどまー様式美ってやつ?なのかな?遊び相手って言ったのは置いといて、まっ、もうすぐ案内人が到着すると思うから後はその人に聞いてねじゃーね〜「おい、まっ」』
と、矢継早に話一方的に切られた。
「え〜、何なんだよ〜も〜」
そう言葉をもらすが周りには誰もいない。
「案内人って一体誰なんだ、って言うかどうすればいいの僕サバイバル経験なんてないしこんな場所にいたら直ぐに死んじゃうんじゃ、、、」
などと考えていたら、『ギャギャギャ、、』
ビクッ、と周りの森の中から気味の悪い声が聞こえて来た。
「何、何の声、、、、」
ともはや泣く寸前である。ほとほと気弱な性格なのか膝を抱え込んで動けなくなってしまっている。
「もうやだ、誰かいないの〜」
と声を出すが何の反応もない、、、訳では無かった周りの森からガサガサと何かが動く気配がしたのだ、驚きはしたがもしかしたら、神様のアル君が言っていた案内人なのかもと思い近付こうとしたが『グルルル、、、』犬や狼が警戒するような唸り声が聞こえたのでその考えを捨てた。
「ひっ、ど、ど、どうしよう」
もはやパニック必至涙がたまり只々焦る、最初に目にした木を背に頭を働かせようとするが解決案は浮かばない。
そしてその声が近づいて来ていよいよ襲われると思った瞬間【ドゴォォォン】と横に凄まじい衝撃が走った今度は何と涙のたまる目を向けるとそこには腕を組み仁王立ちするお爺さんが居た。
いやお爺さんと言っていいのかその肉体はとてもお爺さんとは言えない筋肉を持ち2メートル近い体躯、とてつもない存在感を醸し出している。
「おぉ、見つけたぞ少年」
お爺さんはとてもいい笑顔で僕を見て言った。
「あの、どちら様でしょうか?」と絶賛パニック中の中にいながら言葉は出てくるものだなと案外冷静なのか?と疑問に思いながら答えを待つ。
「ん?ワシか?何じゃ、彼奴から聞いておらんのか?」
首を傾げながら聞いてくる。
「もしかして案内人さんってお爺さんなんですか?」
自分が思いつくのはそれくらいだろうと思い答えた。
「おぉ、それじゃそれじゃ、彼奴から案内するように連絡が来てのそこでワシが飛んで来たのじゃ文字通りの。」がっはははは、、、と笑いながら近づいて来る。
ははは、、と僕も笑い返すが笑い声に覇気はない。
周りに居たであろう獣の気配はもうなく、お爺さんに意識を向けるが腰が抜けてペタンと座り込む。
「ん、どうした?立てんのか?」
「あ、は、はい、なんかビックリして腰が抜けちゃったみたいです。」
「ん、何じゃずいぶん軟弱じゃの。それではかなり苦労するじゃろぅ。」
「あ、まっまぁ、ははは、、、」
自分でもわかっていた事だが面と向かって言われるとくるものがありかわいた笑みを返す。
「う〜む、よしワシが鍛えてやろう、そうすればその軟弱さも少しはマシになるじゃろう、がははは、、、」
「え、ちょ、ちょとまって、、」
「ん、なんじゃ?」
「あの、まずお名前は?僕は辰馬って言います。」
「おお、そうじゃったな、わしの名はダイラルフ・ボーゲン。日本にいた時の名は八代 大介、この世界で賢者をしておる。」がっはははは、、、、と豪快に笑い答える。
「え、け、賢者?あの魔法を使う?えっとな、何でそんな、、、」
と言葉がつまる基本ゲームやラノベなどの賢者とはインテリ系で今目の前にいるどう見ても山賊ないし格闘家の様な肉体を持つこの人とどうしても一致しない。
頭の中を大量の疑問符を浮かべながら考えていると、『ひょぃっと』肩に担がれそのまま連れて行かれる。
「‼︎⁉︎、、あ、あの何を?」
「ん?何と聞かれても、少年は腰が抜けておるのじゃろ?だったら担いだ方が早かろぅ。」
そう言って森の中を早足で駆けて行く「え、あ、あ、あぁぁぁぁぁ〜」
森の中をドナドナされ、担がれている為進行方向も解らない為恐怖は倍増して只々なされるがまま森の奥へと連れて行かれるのだった。