詩2.GROOVE
どうも鯛末です。久しぶりの投稿となってしまいました。
僕は歩いている。
同じところを回って来たような気がしている。
音の出ないイヤホンを耳に入れ、自分の足音を聞いていた。
右に曲がる一本道は僕のためにあるようで。
幼い頃見ていた映画の景色のようだった。
右手で指を鳴らし、左手で君の声を掴む。
それで自分の思い描いた世界を作るんだ。
あの日を忘れて今を生きよう。
随分と歩いた。
あたりは夕焼けに染まって絵の具をこぼしたようだ。
歪んだ道も伸びた影も気に入っている。
1人で確かに寂しくなる時はあるけれど、君の声を憶えているから。
否定から入る世の中で、肩で風を切って歩きたい。
悲哀など丸めて捨てて、気にせず歩こう。
色に染まるなら、認めた色で。
僕は歩こう。
流星が瞬くこの星空の下、僕は眠らずに歩き続けて。
疲れはどこかに置いて来て、代わりに夜明けがやってくる。
次第に寒くなる世の中で、僕は陽を目指して歩こう。
右手で指を鳴らし、左手で君の声を掴む。
それで自分の思い描いた歌を歌うんだ。
あの日を忘れて今を生きよう。
一度は廻り続ける詩を書いてみたかった。どなたか、歌にしてくれる方とかいないでしょうか笑