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タイトル?適当に「転生して化け物になってもマイペースに生きてきます」とかで良いでしょ  作者: かいがら
第○章 理不尽に立ち向かうためには自分が理不尽になるしかない
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ごつごつひとりごつ

ぽこぽこ鳴り止まない横のマグもどとの時間も快適になってきた。ついでに情報整理もしとこ。書くものも話す相手もいないからぼっちで考えてるだけなんだけどさ


先ずは私の事。名前[unknown]。要するにわからないらしい。

容姿。色白。処か白。マグもどで多少オレンジがかってるくらい。んで髪が長い。灰色の髪してる。あとは麦わら帽子。これも灰色。

センスないな、私。これで顔面まで可哀想だったらどうやって生きていけば良いんだ。

脳内やることリストに鏡の入手を入れておこう。

服装は何故かワンピ。女の子だったのかもしれねぇ。

いや男子でも着る人は着るのか?わからん。


そして例のスキル[unknown]。

使い方だけは覚えている。

自分の意識を内側から外側に出して、視点を自分から世界に切り替えるイメージ。

後はなりたい自分を思い描くプリキ○ア方式で考えていくと


…ほーら見た目が変わった。

髪色はいつしか黒く染まり、健康的な肌の色をしている。

顔は見えないけどきっと今の私は石原さ○みになっている事だろう。もう一回同描写を挟めば吉○亮にだってなれる。

これでノーベル賞は俺のもんだぜにはは!


どうせぇっちゅうねんこんなの…ッ!!

今、居るのは!洞窟…ッ!!圧倒的洞窟!!

無駄…ッ!!人っ子一人居らず…ッ!!意味が無さすぎる!!


しゅるしゅる元の容姿に戻ってふて寝した


^^^^^


いや寝てても変わんないんだよ現状。

ともかく早めにお天道様を浴びたい。

暗いところ自体嫌いでは無いけどこうもずっと居ると気が滅入ってくる。

しゃーねぇから歩きますか。ちゃんと壁に右手着きながら迷わないように行こうな。

ありがとうマグもど、お前のおかげで乾きが収まってお腹もいっぱいだ。飲み物だけで腹満たすのもどうかと思うけどさ。

準備は万端。そもそも準備するものが無い。そんじゃま死なないように気をつけながら暗闇を歩きましょうか



とことこ、とことこ。

歩けば歩くほど地面が波打つ岩場。サンダルで歩くもんじゃない。

こうもごつごつしてる道を歩いているだけだと、特に考えることも無くなってくる。

そうしてごつごつひとりごつもしないまま歩いてると、ようやっと新しいことが起きた。


カラン、カタカタ


何か軽い物が動くような音。

お〜〜?来たか、第一村人。

いやこんな所に住んでるなんてろくなもんじゃ無さそうだけどさ。それでも長い事ここに居たわけだから新しい刺激があったら飛びつきたくなるのがSAGAだよね。


「こんちわー!元気してるー?」


生まれて初めて出した気がする声で、その物音を呼び寄せる


かたかた言う音は一瞬だけ止まり、

次にぎりぎりと此方へと向くようなそんな音。

それがまた止まると、

次はがたがた足音がどんどん大っきくなってこっちに走ってきてない!?

多少ひよって後ろに下がったのが運の尽き、ごつった岩場に転けた

そして転けたタイミングで横薙ぎの風の音、運ツイてる!!

がたがた言い出した上の方には赤く光る眼孔と、それによって照らされた白無垢の頭蓋骨があった。


あぁ…敵だこれ



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