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タイトル?適当に「転生して化け物になってもマイペースに生きてきます」とかで良いでしょ  作者: かいがら
第○章 理不尽に立ち向かうためには自分が理不尽になるしかない
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始まりの洞窟…的な?

やぁ初めまして。皆腐った世界で濁った目して生きてるね。

え?私?

私はそうだなぁ、取り敢えず生きてるよ。

何があったのかも思い出せないけど。

取り敢えず周りにあるのは基本岩だらけだね。

どっかから湧水みたいなのもぴちょんぴちょん言ってる。

なかなかいい環境じゃないかな、真っ暗なことに目を瞑れば。


いやね、流石に私だって今を生きていた人。異世界云々ってのは聞き覚えがあるよ。友人Sがそんなの好きだったし。

だったらさ?あの、なんだろうなステータスオープンみたいなうわっ


マジで出てくるんだこう言うの…ちょっと寒いと思いながら聞いてたんだけど。えーとなになに


名前:[unknown]

《スキル》

[unknown]


…簡素。一切何もわかんないじゃん。なにこれ?ステータスの意味無くない?

普通”こうげきりょく”だとか”みのまもり”だとか、そう言うのが描かれてるべきじゃないの?

三行?今来たからってこと?やかましいわ


だけどまぁ…何となく使い方は理解出来る。この意味不なスキル。わかるけどー…ここじゃ意味は無いな。一先ず歩き回ってみるか、この暗闇。とことこいだっ。壁だこれ


^^^^^


暫く壁に手を添えながら歩いてみると、ぼんやりとした明かりが見えてきた。物の輪郭が瞳に映るのに感動しながら、光の発生源へと向かった。

そこには朱くドロっとした流体が水溜まりのように溜まって…マグマだなぁこれ。なんで熱くないんだろ。

近くに寄ってそれに触れてみても、感じるのは仄かな暖かみだけで身を焦がすような熱は感じられない。

意外とマグマって熱くない?

取り敢えずそこらの小石を水切りよろしく投げ入れてみる。固まってる訳じゃ無いし吹き出したりもしないでしょ。


しゅっ


ぽとん


ぱぁん


…破裂した、小石。

破裂した表紙にそのマグマが私にめがっさ飛んでくる。びちゃびちゃ。

てかマグマじゃねぇわこれ、何…この、何?

なんで私は触って無事なの?石だけ壊す液?だったらなんでここに留まってんの?


…考えても拉致が開かない

取り敢えず一旦ここを拠点にすると言うことで。明るいし。

沢山歩き回って疲れたことだ。喉乾いた。飲めるかなこのマグマもどき。

手で掬ってぐびぐびと。石が破裂したってのに飲んじゃう当たり人の乾きってものは怖いもんだ。

にんじんジュースみたいな味する。美味しくない。

まぁ一生乾いてるよか良いか、ぐびぐび

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