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第87話 ソリューズ邪教徒の終焉

毎日更新お読みいただきありがとうございます。そして誤字報告も。すみません、今まで第74話から第78話の5話分が抜けておりました。2月13日の今日気づきました。大変失礼いたしました…誰も気づかなかったかもしれませんが…読んでいない方はぜひお読みになってください。よろしくお願いいたします。

 俺の名前はレイン・バークレン。メルニーク王国に所属している勇者だ。


 この間ギルド長から頼まれた邪教徒“ソリューズの右手”の壊滅依頼なのだが…身内に内通者がいる疑いがあったので、まずこの内通者を突き止めることに注力した。


 “ソリューズの右手”を討伐するという作戦を3通り製作し、それぞれ怪しいと思う人物に1案ずつ作戦を当てがい実行する。


 そしたら当てちゃいましたよ1発目で!


 でもひょっとして他の2名も邪教と通じてるかもしれないので一応作戦を継続したが…セーフ。やっぱり1案目の人物のみが繋がっていた。こいつが内通者と断定されました! わーぱちぱちぱち。


 …判明したはいいのだが、こいつが王国ではなかなかの大物。こいつが内通してるって事はもっと他にいるってことじゃない? 1匹見つけたら10匹みたいな。という事でさらに慎重に調査した結果…


 組織化してやがったよ、メルニーク王国内で邪教と通じてる貴族が増殖しまくっていやがった、総勢20名も。だけど中には上位貴族に言われて逆らえなくて無理やり賛同していた貴族もいたので、そいつらは入念に洗脳して命だけは助けてやった。


 洗脳をひどいと思うかもしれないけど、死刑にならなかっただけでもありがたいと思わないといけない。本当なら殺したほうが後腐れもなくて楽なんだけど…王様からの慈悲だと思ってもらえれば。


 まあ洗脳といっても不正が出来ないようにとか邪教と接触する意思があると死ぬぐらいだから。まともに生きていれば全然、罰でもなんでもない。


 洗脳で済んだのは少数で、残りは殺した。王国の貴族がそんなに頻繁に死ぬと混乱するので徐々に死んでいってもらった。特に大物のやつは殺したことがわからないように念入りに策を立てて、大勢の見ている前で自然に病死してもらった。誰にも疑わないような形でな。


 王国内の膿を粛清し、これでやっと邪教徒の壊滅に集中できる。


 残る3組織の“ソリューズの右手”“ソリューズの右足”“ソリューズの左足”とは邪神ソリューズを信仰する邪教で、以前は“ソリューズの左手”“ソリューズの頭”の5つの組織として存在していた。


 この邪教は邪神ソリューズを復活させるために、1人100人の殺人のノルマを課し、人間種を多く殺せば殺すほど邪神ソリューズが復活した後に快楽を得られるという狂信的な獣達だ。


 この邪教徒達のために、村や町が襲われて多くの人達が…主に弱い子どもや老人達が亡くなった。その惨劇を忘れぬように王都の劇場の演目には「ネイルーズの惨劇」や「トマスの凶夜」などの悲劇の演目などがあるぐらいなのだ。


 その邪教徒達を滅ぼすべく下調べは一斉に、迅速に行われた。それによって居場所、生活パターンなどありとあらゆるデータを分析して計画が立てられた。


 とうとうXデーが決定した。


 残る3組織を同日同時刻に攻撃する。そのうちの“ソリューズの右手”壊滅は少数精鋭である俺たち勇者パーティに命令がくだった。5人で500人規模の殲滅だ…まあ楽勝だろうがな。


 俺も別に人殺しが好きなわけではない。しかし世の中には自分の欲望のためなら弱者をどんな目合わせてもいいと考える狂人が多いのが事実だ。今回の邪教徒達もそうだ。


 1人でも慈悲で逃せばそいつはまた自分より弱いもの達を狙うだろう。強者である者達…俺には例え心を鬼にしてもその負を断ち切る断固たる決意がある。だから容赦しねえ。例えその邪教徒に女、子供がいたとしてもだ。


 Xデー当日、俺たちパーティーメンバーは“ソリューズの右手”のアジト付近に待機している。


 今奴らは地下でお祈りの時間だ。一斉に西の聖地に向かってお祈りをする。入り口の3箇所は出れないように封鎖してある。正面の入り口以外はな。


 もうそろそろ一斉攻撃の時間だ。魔法剣士サーシャが浮遊魔法で地下の真上に浮かぶ。そしてそこに第四界土魔法で地震を起こし地下の天井を崩落させ、生き埋めにした。


 生き残った者達が正面出口から殺到するのを俺が剣ですべて切り伏せる。出番がないといけないので途中、斥候剣士ガイルと盾拳闘士ロイに代わって俺は空中から異変が無いか探る。


 ん? 何か森が光ったような気が…うおっ!


 ゴゴゴゴゴと地鳴りのようなものが響き渡り、光った森のところから巨大な右手が盛り上がってきた。その右手は土魔法のように地面から成形して出来たようなものではなく、本当に地中から生えてきた様な感じだ。


 質感は土でも石でもない、岩に近いようなゴツゴツした質感が地鳴りをあげて地面から湧き出てきた。


ガ「こ、これはまさか…」

ロ「嘘だろう! あの狂信者野郎達、本当に復活させやがったのか?」

サ「…圧巻だな。右手だけだけど。」

ソ「楽勝じゃ無い? レインなら。だって勇者ですもの。」


 出番のなかったソフィアがちょっと当てつけの様な言い方で俺にあの右腕を押し付ける。


「せい!」


 俺は空中で剣を右払いした。


 剣から繰り出された斬撃が湧き出た右腕の手首だけを切り落とす。


ザン! ………ズズズズン。


 音を立てて崩れ落ちた。地面に落ちた手首は動かない。次第に手は消えて小山になったままだ。


「そい!」


 俺は空中で剣を左払いした。


「てい!」


 俺は空中で剣を右払いした。


「じぇい!」


 俺は空中で剣を左払いした。


 腕は3分割され、地面に崩れ落ちて小山になった。


ロ「最後のじぇいは何だよ! じぇいってふざけてるだろ。」

ガ「ふむ、勇者にとっては邪神の右腕であっても楽勝だったか。」

サ「…あれぐらいなら僕にもいけるよ。」

ソ「さっすがレイン! 勇者様だけはあるわね。」


 邪神の右腕が湧き出てきた付近を調べると“ソリューズの右手”の幹部達が干からびて死んでいた。たぶん自分たちの命と殺された信者達の魂を媒介にして呼び出したのだろう。


 まあ完全体とは程遠い復活だったとはいえ…弱すぎるだろう邪神。あれでは例え完全復活したとしても俺や魔王には遠く及ばないだろうな。


 もし俺が完全復活した邪神ソリューズを倒しても

「くはははは、残念だったな。我、ソリューズは邪神の中では最弱! この後には我よりも…」

 とか言われそう。そんなフラグ面倒くさそうだし…


 あっでも将来鍛えたユウタにはぴったりかもしんないな…というフラグを別に立てておく優しい俺。


 一応付近をすべて探索して異常のない事を確認後、王都に帰り任務完了した。聞くところによると他の2教徒達の殲滅には邪神ソリューズの復活はなかったとのこと。


 これにて世間を恐怖に叩き起こした邪教徒達はレイン達や冒険者、王国兵の活躍によって滅ぼされたのであった。


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ぼこぼこぼこぼこ

「ぷはーーーーーーっ!」

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