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第84話 和菓子を勧める

 今日は“みたらしだんご”を出してみた。


 漢字で書くと「御手洗団子」…知らなかった。


 後、関係ないけど僕…御手洗みたらいっていう苗字のやつをずっと間違えて御手洗おてあらいって呼んでたよ。


 だから“おてあらい”か…今までずっとトイレトイレって言われてからかわれて生きてきたんだろうな…強く生きるんだぞ! と謎の上から目線&陰ながら励ましてきてやっていたのに…僕の励ましを返せ!


 話を戻して、“みたらしだんご”は何と言ってもあのトローリとしたしょうゆダレが決め手でしょう。味はもちろん美味しいんだけど見た目が食欲をそそるよね? あのテカテカとしたテカリ具合がたまらんですわ。


 ツヤツヤ? テカテカ? どっちが正しい表現なのだろうか悩むな。


 出来立ての温かいみたらし団子は一味違う! 餅がモチモチなんですよね温かいと。ちょっと焦げ目が香ばしかったりして…暖かかったらおやつじゃ無くて主食でもいけると思うよ、原料が米だし。


 冷めたら冷めたでまた違う味わいがあるよね。餅がモキュモキュと食べごたえ? 歯ごたえがあって、カミラさんとレインさんも口の周りをベタベタに汚しながら静かな部屋で、餅を咀嚼する音が響き渡ってるよ。


 モキュモキュもきゅもきゅキュッキュキュもきゅもきゅキュッ


 てな具合に。


 でも難点が1つだけあるんだよな~。それは…串の奥の方の団子が食にくい。そのまま奥の団子に果敢に攻め込むと、串がのどちんこを刺し殺そうとするんだよね。オエーッってエヅいちゃう事になってしまう。


 もちろん、最初から串から団子を全部取り出す方法や、口元が汚れるけれど串を横にして先っちょにずらして食べると方法があるけど…他にないかな。


 串を短くすればいいんじゃね? と閃いた。串が短いと大きさにもよるけどだいたい3個ぐらいか…何か3色団子みたいだな。あと団子三兄弟をみたらし思い出させるからカットだな。


 みたらし団子の数も本来は5個だったのに、昔にワンコインに対応するために4個に減らしたそうです。…まあ、いつの時代もワンコインという響きに弱いのだな~と感心している間中にも、僕を含めた3人は“みたらしだんご”を一心不乱に食べていたんですよ。


 モキュモキュもきゅもきゅキュッキュキュもきゅもきゅキュッ


 3人も居るのに咀嚼する音だけが部屋に響き渡る…なんかシュールだな。


 で、ここでさらに違う和菓子を投入する事に。みたらしの濃い味だけだと飽きちゃうからね。


 さっぱり和菓子代表の“わらびもち”を出してみました。


 よく見かけるあの透明な澄んだ水の様な何にも味がしない塊をきな粉につけて食べるというわらび餅を。


 僕は正直あまり好きじゃないんですけどね。


 だってきな粉の味しかしないんですもの…。ぼた餅ときな粉餅だったらぼた餅派なんで、自分。


 というより僕はかなりの餡子あんこLOVE派なのだ。あの豆を甘く煮るっている発想がすごいよね、昔の人は。


 だから外国人が驚くそうですよ、豆をなんで甘く煮るんだ! って。今まで生きてきて全くそんな事考えた事などなかったけど、確かに豆をスイーツにっていう発想がすごいよね考えがい思いつかないよね。


 今調べたらあんこが甘くなったの江戸時代からだそう。古くは弥生時代の頃から小豆料理があったそうなんですが…日本あんこ協会に詳しく書いてあったで、僕と同じ餡子あんこLOVE派な方は続きはWEBで!


 話は戻ってノーマルなわらび餅を可も無く不可も無くっていう顔…無表情で食べている二人に新たなる和菓子を投入!


 “わらびもち”を出しました。


 全く同じじゃないか! 嫌がらせなのか! と二人に抗議をうけましたが…いやいやいやいや、今度も“わらびもち”ですけどよく見てください。“黒いわらびもち”なんです。


 本わらび粉を使って中に黒糖を加えているので黒いわらび餅になっているんだけど…これを初めて食べた時びっくりしたよ僕は。今まで透明なわらび餅はあんまり食べる気にはなれなかったけど、この黒いわらび餅は美味い!


 わらび餅にかかっているきな粉も香ばしく焙煎してあるので、黒糖に合う! しかもわらび餅なんてほとんど水だから本当に飲み物のようにツルツルといくらでも食べれちゃうよ。


 二人も噛まずに飲み込んでるよ。余ったきな粉もそのまま食べるスタイル。余ったきな粉は何かに使えないかな? 牛乳に入れるだとかご飯に掛けるだとかすれば体にもいいみたいなんだけどね。 スイーツだった物をご飯にかけるっていうのはちょっと抵抗があるけどね。


 というわけで今回は以上の2品でした。


 ちょっと待った〜〜〜〜〜〜! 


 このままでは終わらせね〜。たらふく食べた二人を呼び止め次なるスイーツは…


 “たい焼き”です。みんな大好き“たい焼き”って秋のイメージがありますよね? 僕だけ?


 これまた最近は薄皮にたっぷり餡子が主流なのだろう。外側カリっ中の餡子が小豆の味がしっかりしていてうまし! 餡子大好き人間には至高の和菓子!


 カスタードとか芋なんかも定番化してきましたけど、まだまだ餡子人気の方がたかいですよね。大判焼きも餡子がたっぷり入って美味しいんですけど、たい焼きの形が秀逸じゃないですか? 形がたいだから売れたっていうのも僕はあると思います。


 あれが、イカの形やタコの形だったら…脚のお部分には絶対に餡子は入らないだろうからしっぽまで美味しくいただくことが出来なくなるだろうし、猫や犬が型だと…なんか食べるのが忍びない気がする。


 だから形をタイにしたのは大正解だと思います。


 たい焼きといえば10年以上前に流行った白いたい焼きブームはなんだったんでしょうか? 乱立しすぎたせいで無くなったのかな? 味は美味しかったのに…もちもちして。2019年に流行ったタピオカを先取りしてのタピオカ粉で作られていたそうで…今もほそぼそと生き残っていてくれたらな…あっクロワッサンたい焼きもあったな、そういえば…


 などと考えていたらレインさんが頭から食べるか、尻尾から食べるか論争をカミラさんとしている。


 僕は尻尾派だと参戦する。餡子が少ないが少し固めのギザギザの形状が好きなんですと熱く語るも、二人には全然響かなかったみたいだ。


 餡子の素晴らしさを二人に布教しようとする僕と、やっぱり洋菓子好きなレインさん、そしてスイーツよりも揚げ物、特にトンカツをこよなく愛するカミラさんにはいつまでたっても僕の推すあんこスイーツは心に響かないのであった。


 以上、餡子の伝道師 三ツ俣ユウタが現場からお送りしました。

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